
どもっ!年末無理やり購入したのはいいものの、やっぱりどうしても撮影したくなって、ASA ZOOに行って来た緋色のヴォルペルティンガーなんですが・・いかがお過ごしでしょうか?いやね・・夕方には雪は止むだろうって天気予報書いてあったので、行ってはみましたが、途中からフォトギャラの通り・・
「めっさ吹雪ww」
・・・になりました。まぁ大体新しいレンズを購入した時には、最悪の状況で撮影する事が多いのですが、どちらにしても私の日頃の行い、いや言動が悪いんでしょうねww
さて冗談はさておいて・
・ニコン純正の70-300mmのVRレンズを買ってから押入れの奥に入れたままなので・・「さすがに筆おろししといたほうがいいんじゃね?」って感じで・・べっ・・別に霜のほうじゃないんだからねっ!って感じで・・とりあえず感想をば。
まずこのレンズの特徴を言うと、Nikon純正で、DXレンズにもフルサイズのFXレンズにも使用可能なレンズです。実はこのレンズ、2006年12月から発売されて、未だに一線級であり続けるレンズなんですが、それもそのはず、最近は一気に価格が下がって5万円台と言う代物。スペックに関してはF4.5-5.6と最近では若干暗めのレンズ、重量が745gもあり、D90とあわせると1.4キロ近くあります。古いレンズながら、VRⅡと言う手ぶれを4段分補正する能力があり、なかなか凄いようです。
ちなみに、キャノンにも同じレンズ(昨年発売されたLレンズで無い方)がありますが、それに変わってタムロンのUSDが売れていると言うことを考えると、ぶっちゃけNikonの純正は未だにパフォーマンスは良い方・・と考えてます。(フルタイムマニュアルが出来ない事やらマイクロUSMでAFがちょっと遅いとか言う話を聴いた事はあるけど・・)そんなわけで・・「Nikonユーザーとしては、一度は通る道」っぽいので、昨年末、ソフマップの中古で31300円で出ていたので購入しました。価格.comの評価に対しても4.69/279人ですからまぁ95%以上の方々が購入して満足する・・そんなレンズだと思います。
撮影に関しては、極寒の中、耳あて付きの帽子が車の中にあったので、それ被って行いました。雲が高速で移動するので目まぐるしく露出が変わるのを想定してますが、まぁ行って見れば・・
「ほぼ最悪に近い状況(戦場カメラマンほどではないがw)」
・・・ですね。手は震える、露出はうまくいくかどうか分からないって感じで・・で・・実際に撮影してみた結論としては・・
「手放しで喜べるわけではないが、汎用性が凄くあって使えるレンズ」
・・・だと思います。今から感想を述べますが・・まず懸念されていたD90との相性と言うか露出なんですが、このレンズはまさに「D90とのマッチングのために生まれてきた」ようなレンズですね。他のメーカーのレンズだと・・露出がかなりオーバー気味になるのですが、殆ど無かったです。
次にAFの精度なんですが、これまた凄い。動物園では網越しに撮影する事が多いですが、その僅かな間隙を縫って普通にAFが合うって感じです。高いレンズでは当たり前ではありますが、3マソのレンズとはとても思えないほどです。AFの速度は、シグマのHSMよりは遅いけど、競合するものがないので、まぁ現存する70-300mmの超音波モーターではそこそこ・・と言うべきなのか?AFの迷いは殆どありません。ピンもばっちりです。
ホールド性とかなんですが、タムロンの18-270mmのVCレンズと比べると「雲泥の差」と言えるほど良いです。重量が100g以上開きがありますが、このレンズ、筒が長い為に物凄いホールド性が良いです。私は55-200mmのVRレンズも持ってましたが、あれも良かったのですが、若干手のひらよりも短い。タムロンの18-270mm(過去に28-300mmVCも所有してましたw270mmよりもあっちの方が良かったかも!?)はもっと短いので、AFとかズームをしていると、半日で手が棒のようになっていました。このレンズは決して軽いレンズではないのですが、ホールドが極めて簡単に出来るので、300枚撮影しても手が苦るって事は無かったです。
手振れ補正の効き、なんですが、これも結構良いです。300mmでもまぁ4割程度救済出来ていますから、上出来かと思います。55-200mmはVRが効いている時には「がこがこっ・・がこっ」って音がしましたが、このレンズは「カコカコッ・・スーッ」って感じです。しかも効きはたいしたもんだし・・売れる理由ってのが良く分かります。
以上、良い所を書いて来ましたが、ここから悪いところ・・もしくは割り切って使う所ですね。まず撮影した画像を観ましたが、画像に関しては、若干露出暗めな部分もありますが、全域シャープです。が・・それだけ、ボケも普通・・と言いたい所なんですが、ボケに若干癖があるような感じがします。写りは最近の18-105mmのようにシャープで切れのある写りですが、ボケに関しては大三元・小三元と比べるとやっぱりキットレンズの延長線上・・と感じます。
価格.comでも「かなりシャープに撮影できるので・・ポートレート専用と割り切って」とか「ボケに関しては、あまりボケない」ってありましたが、個人的にもその通りだと思います。つまり、絞りによってどうこうというレベルの問題にはあまりならないかもしれません。
しかしながら、逆に言うと「誰でも簡単に、シャープである程度ボケた画作りが可能」
・・・とも言えますね。実はこれは・・大切な事なのではないかと・・撮影のテクニックでステップアップを考えるなら「絞りを知る」事は重要なのですが、例えばアマチュアが小三元レンズ(70-200mmのF4あたり・・今では安いと思うけど、10マソは超える。)を購入した所で、例えば開放しっぱなしの状態で撮影すると、周辺は甘い描写になるでしょう。
このレンズは、それが無い代わりに、全て水準以上の性能を満たしてます。そうする事で、エントリーからハイアマまでが安心して使用できるレンズだと思います。実際に私も、結構適当にピン合わせてずらした画もあるのだけど、その写りに関してはシャープなんだけど、ボケも適度な・・って感じの画が多かったです。これが3年経っても未だに人気が衰えないNikon純正の望遠ズームレンズの特徴なんだと・・
だからボケに関しては、70-200mmのF2.8を100点だとすると、このレンズは70点程度。シャープさは85点~90点くらいだと思います。それに携帯性やら重量を加味すると、いわば「理想のレンズ」に近くなるって感じで・・だから人気があるんでしょうね。
で・・ヘタクソな小生がはぢめて使ったレンズで普通に撮影した作例ですが・・これを見て今後このレンズを購入したい人にとって一つのベンチマークになれば幸いではありますね。まぁ安く購入したからって事ではないですが、私個人の感想で言っても、このレンズは「ポートレート撮影」には文句なしのレンズであり、他メーカーのレンズもたくさん追随して発売されてはいますが、とりあえずこのレンズ買っときゃ間違いなし・・って言うレンズだと思います。これで気に入らなかったら大三元ドラドラ(麻雀知らないので・・この使い方はあってないと思うw)って感じですがなorz
ただ・・問題は「流し撮り」なんですが、これは諸兄方が既に散々されていることなので、今度こそ「このレンズと私の真価」が問われる事になるでしょうね。・・・自分で言って自分でプレッシャー与えるところがかなりバカw
雪の安佐動物公園
Posted at 2011/01/15 20:32:15 | |
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