
どもっ!何シテルで「引き篭もり」と書いてありながら・・今日は好奇心のために府中焼き食べてきた焔のヴォルペルティンガーなんすけど・・いかがお過ごしでしょうか?まぁ・・人生行き当たりばた~りって感じなので、しょうがないです。私のスケジュールは私が管理してますが・・たまにその管理から逸脱する事がありますってか、そっちの方が多いorz
さて・・府中焼きとは言っても・・いろいろ名店なんかがあるようなのですが・・とりあえず府中市まで言ってみないとなぁ・・って事でヴェクスターを翔らせ一路府中へ!家から40分以上掛かるかな?まぁ殆どバイパスみたいなものなのでなんのこたぁありぇへんですわ。
さて・・行った店は「さち」って所です。ここも老舗のようですが、とりあえずYahoo!グルメで一番評価が高そうな場所を選んで見ました。その他も昭和40年代の老舗が多いので・・まぁ
コチラを見て行ってみてくださいまし。とりあえず駐車場があまりないのですが、隣の寺に専用駐車場が5つあるようです。私はバイクなので・・たいした事なかったですが・・。
こないだもお話しましたが・・府中焼きってのをおさらいしておきます。
①豚肉ではなくひき肉(ミンチ)を使用。それで表面をカラッと仕上げる
②萌やしは使わない。具はキャベツとミンチの赤み部分。あとは追加でトッピング。麺にトウガラシを練った「ぴり辛麺」ってのも選択できる。今回はぴり辛麺でいってみました。
って感じです。広島(もだん)焼きと違う所はここですね。モダン焼きのデフォルトは、キャベツと萌やしを使用して・・最初はクレープみたいな生地を引く。ここまでは一緒だけど・・あとはそばを別に焼き上げてあわせたり・・そこは我流ですけどね・・焼きそば風にしたり、野菜と重ねて蒸しあげたりいろいろです。で・・豚肉もデフォルト・・府中焼きはここが違いますね。トウガラシ麺もモダンで使う場所があるかもしれませんが、とりあえずデフォルトでは殆ど無いって感じです。最後に卵をお好み焼きで押さえて終了・・・って感じです。(お好み焼きの作り方は本当に我流が多いので、どれが正しいってものはあまりないかも!?)
注文した物は、「そば肉たま、ぶた」の670円のです。まるで「うたいびとはね」みたいですねww
で・・さちの作り方は・・クレープの上にそばを乗せます。で・・おもむろに・・
「手で形を整える!」
・・これはちょっと驚愕ww 広島風とは違い・・その後、めちゃくちゃ丸くなるまで整えてくれます。宮島口にある「田の久」のモダンも結構綺麗ですが・・手で形を整えるって言う所は府中独特に感じます。その後、さちの名物であるひき肉なんですが・・これがめちゃくちゃ多い!!・・・先ほどのリンク先でもありますが・・通常の2倍くらいみたいです。それが下に滴ってくるもんだから・・揚げる状態になり・・表面はとてもかりっと上がります。
その後、恐ろしいくらい丁寧に仕上げてくれます。弱点と言えば「時間がとても掛かる!」って事ですね。私のでも最初に先客の「待ち」が入ったので・・40分程度掛かりました。今日は麺をシングルにしておきましたが、ぴり辛麺のWでも普通のWでも価格は一緒で+120円なので・・そちらを選んだ方がいいと思います。それから・・電話予約も出来るので、早めに電話しておいた方が無難かもしれません。コチラに
メニューがあります。で、麺Wを選んだ方が良いと言うのはなぜかというと・・
「出来上がった府中焼きは圧迫しすぎて結構小さめに見えるorz」
・・・って感じです。で・・出来上がり!マヨネーズとかは後で店員さんに言うと出してくれるそうです。
で・・早速試食・・。
・・
・・・
うん、外側がとてもぱりぱりしている。店員さんが切ってくれていないとなかなか食えない感じもしますが・・お好み焼きでこの食感は初めてですな。ソースはここではカープソースを使用していますね。小店舗のお好み焼きやさんはカープソースが結構多いので、これはこれで生地とのマッチングは良いです。オタフクとの違いは・・そうですね。オタフクソースは「甘くて野菜のコク」が味わえます。カープソースはチョイ辛い感じ。私は根っからのオタフク党なんですが・・行ってるお好み焼き屋は大概このカープソースですねぇ・・
端っこの方のトウガラシ麺はぱりぱりで・・揚げた固焼きそば見たいな感じです。ぴり辛とは言うものの、下にぴりっと来る位であまり辛さはたいした事ないです。その上の激辛麺ってのが登場したようなので、罰ゲームとしてはありかもしれません。(でも所詮麺に練りこんだだけなので、辛さは激辛ラーメンの比ではない・・と思う。)キャベツはシンナリです・・・これは広島風と大差ないですね。(と言うか広島風はキャベツでかさ増ししている部分もあったり、蒸している部分もあるのでこれは重要な部分)
ミンチ感はあまり感じません。いわばミンチの端についているラードが重要であって、ミンチの残りの赤みの雰囲気は殆どないです。食感でもあれば良かったですが・・・
結論から言うと・・私はこう思います。
「民家でやってる古くからのお好み焼きを知っている広島県人には・・あまり良さが伝わらないかも」
・・・って感じです。確かにぱりっと言う食感はそそられる物がありますね。でも・・普通の広島風もラードでカラッと仕上げているので、そこら辺の差異は思ったほど多くなかった印象。他県から来る人には大いにオススメしますよ。
私が知っている「つ○し」って言う店(M原にある)を引き合いにだしたりします(なぜ伏せ字にしているかと言うと・・あまり知られて欲しくないので(汗)しかし普通に店を教えても「ほぼ民家」なので分からない人が多いがwww)が・・・670円以下でスペシャルのそばWが食えたりします。スペシャルはイカ天やらもち・・・そして豚肉なんかも入ってとてつもない量ですが・・確か650円だったような気がする。最近行ってないから忘れたけど・・私はあそこで育ったようなものなので・・・
そういう店を知っていたら・・多分、食感だけは評価できますが、ぴり辛麺もそうだしひき肉もそうなんだけど・・もうちょっと引き立たせて欲しい!ってのが実情。店員さんもとても親切で、店も大繁盛しているのであえて言うのですが、広島風お好み焼きってのは昭和初期から、民家のアレンジはあれど作り方の骨子は脈々と受け継がれてきてます。府中焼きもそうですが、やっぱりマイノリティー故に妥協ってのが感じられたりします。(ミンチの存在感やら・・トウガラシ麺の存在感とか・・)
マイノリティーだからこそ、ひき肉の風味(辛味噌と和えたり・・もうちょっと粗引きにしたらいいかもしれませんね。)をもうちょっと考えたり・・トウガラシ麺により味わいと風味を・・と言うものが欲しいなぁって思います。作り方とかコンセプトはとてもいいとは思いますが、そういう面で多分どの店も殆ど大差ないかな?って考えると、ちょっと残念な気がします。
ただ・・あくまで県外の人にはそういうのは当てはまらないので、とってもオススメですよ!広島県人で・・特にお好みフリークは、1度は食ってみる価値がある・・とだけ言っておきます。過度な期待は禁物ですが、新たな1ページにはなるだろうと思います。
Posted at 2009/09/23 20:02:24 | |
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ミシュラン(食べ歩き) | 日記