
どもっ!最近頻繁に更新している雷帝王なんですが、別ブログでは悲しい話なんか書いたりして青春を謳歌して・・はいないですが、明日はNikonの新型デジタル一眼、D5200の発表があるかもしれない(Nikonは大概昼の12時に詳細をアップするような気がする。)ので、明日も新製品書こうと思いますが、週末からテラ忙しくなるようなので、まぁちょっとでも更新できればと思います。
さて・・レーシングキングを買ってもう直ぐ半年経とうとしてますが・・相変わらずレビューがとても少ないです。こないだKymcoジャパンが発表したところによると、外車の126CC~250CCの月間登録台数でこのレーシングキングが輸入車メーカートップだったようです。従って結構売れてるような気もするのですが、もともとここら辺のスクーター自体少ないですからねぇ・・
まぁそんなこんなで、購入半年のレビューをします。
レーシングキングに乗って思うことは・・
「車軸」
ですね。実はレーシングキング、車両全長はレーシング125と比べてわずか16mmしかなく。実は車軸は全く同じ長さなんです。写真じゃ分からないでしょうけどとってもコンパクトに作ってあります。まぁメリットと言えばメリットですが、個人的にはせっかくここまで専用設計にしたのだから、せめて50mm程度は伸ばして欲しかったと言うのが最近思う所です。
この車軸だと「レーシング150Fiのボアアップ」と言う感じです。実際には動力性能はボアアップ以上のものがあるとは思いますが、この車軸に対し、高さが60mm程上がっているので、逆に170cm以下の人は結構乗りにくい印象があります。まぁこれは3cmのローダウンシートを買えばある程度緩和されそうですが・・ノーマルのまま乗ると、身長170cmの私が乗って長距離走るとシート前にずり落ちてしまう感じがします。ここはもうちょっとローダウンにした方が良かったかも!?(なおかつ車軸が5cm+αあれば最高。)
動力性能は「不満が無いレベル。」です。何でこういう書き方をするかと言うと、後付けで「但し、見た目ほど恐ろしく速い訳ではない。」と言う感じです。初期型のアドレスV125Gが「モーターのようなフラットトルク」って言われて高評価を受けた通りで、レーシングキングもそれに似てます。ぶっちゃけノーマルの初速だとアドレスV125GのK5と殆ど差が無いような気もします。高速域で多少差が出るとは思いますが・・
従って某所の「圧倒的速さ」とか言うのはまぁ所有者としてはちょっと違うかな~とは思います。まぁそうは言っても普通にスロットルを開くとするすると加速していって、更に捻ると2段階加速と言う感じです。普通に3割ぐらいでもスルスルと70キロ程度出ますが、それ以上出すのなら全開近くまで回す必要があります。回転数は8000rpm前後でしょうか?そこまで回すと唸りを上げて段違いの加速をしますが、まぁ燃費もそれ相応になると思います。駆動系を変えてトルク重視マフラーを装着したビクスクなんかとはいい勝負すると思います。(逆にこの車両で駆動系を換えると多分めちゃくちゃ変わると思う。その時が「真の力」の解放なのでしょうね。まぁ来年の課題です。)
あと、某掲示板で「120キロ出るの出ないの~」って言うコメントでひと悶着ありましたが、所有者から言わせるとどうしてその120キロに拘るかね~?って感じです。軽自動車でも高速道路をメーター振り切り140キロで走る人なんて・・まぁ居るのかな?って思いますが、問題は「最高速ではなくて、そこまでの到達時間」やらスロットルを緩めた後のリカバリーやら、(勾配によるが)登板能力が重要って感じがします。どの道このホイールベースでは120キロで巡航なんてまず出来やしないと・・
それを踏まえて言うと、スクリーンを付けた状態での最高速は平地で風が無いところでまぁ・・ぬふわ㌔前後です。向かい風だとスクリーンがあっても無くてもかなり落ちます。エンジン自体に個体差はさほどないと思いますが、まぁ慣らし運転やらその他諸々・・まめにメンテしてればその程度出ます。登板能力も結構ありますが・・まぁ普通に「125ccなら80キロ出ていいとこ」って感じの坂で丁度3桁前後かな?ただ・・国内純正の味付けだとリカバリーは結構ぬるいです。これはセンスプや駆動系を換えていかなければ治らないと思います。まぁそんな感じでメーターハッピーなビクスク並みだと思います。
ちなみに、KymcoジャパンのFacebookでも書かれていましたが、スピードメーターの精度は恐ろしいほど良いようです。だから捕まったらそのまんまで切符切られちゃうので注意が必要。
その他アクセサリーに関しては色んな所で紹介されているので今回は割愛しますが、フロントダブルディスク、リアシングルディスクは申し分ないですね。制動力は素晴らしいですが、純正採用のチェンシンタイヤはやはりそれ相応の性能です。砂場や雨天だとちょっと怖いです。タイヤを換えると乗り心地含めてガラッと変わりそうな予感がします。
まだ余り誰も言わない「メンテナンス性」なんですが、これは最近のメンテフリーバイクに倣い、もはや最悪の部類です。とにかく、カウル全て外さなければバルブ交換できない所とか閉口しました。まぁこれはこのバイクだけに非ず、バイク屋でも「PCXもめんどくさいんだよねぇ・・」って言うくらいなので、スクーターのメンテナンス性は似たようなものかもしれません。楽なのは駆動系・・は、国産と殆ど変わらないので、パーツさえあれば楽だと思います(とは言え、当然ある程度の専用工具が要るが・・)。
フロントは何度かばらしましたが、盗難防止と思いますがトルクスボルト採用している部分とかあって、更に最初ノックが硬くカウルが割れたりと、部品それぞれの精度はとても良いです。逆に「自信が無いなら弄るな」と怒られているような位ですw 日本製のビクスクとも引けを取らないかな~と思いますが、一昔は確実に国産にアドバンテージがありましたが、ここ数年・・特にこの車両を見ている限りでは部品の精度とかは殆ど国産と同等と感じます。(昔Super9sを連れが乗っていて、ねじでぽんぽんと外せるので楽なバイクだなーと思ったことがありましたが・・レーシングキングはそれと比べると隔世の差)
あと、部品の発注なんですが、Kymcoの代理店経由で発注することになりますが、オーダーフォームを見てみると、代理店の詳細を書いて、実際にバイクを下ろした所に部品を届ける事も出来ます。つまり代理店経由で発注できれば、別にキムコの代理店でなくても物は届くということになります。ここを勘違いして「キムコ代理店に部品が着てそれから~」ってのでは無いのでご安心を(つか、当たり前か?w)。当方も岡山の代理店経由で広島のSBSで下ろしてもらったので、そこら辺は不安でしたが、部品がいつ来か以外は問題はなさそうです。(今SBSにVJR125が入ってますが、「部品は1週間程度で来るよ。まぁ問題ないレベル」って言ってました。レーシングキングに関しては未知数ですが・・)
今日はレビューと言うよりもちょっとした「気づき」を書いてみました。メリットは普通にネットで探せば見つかる事が多いですが、たまにはこう言った「不満に感じること」を紹介していく事もいい事だと思います。
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まぁそうは言っても不満と言う不満は殆ど無く、今のところ満足してます。来年からとうとう駆動系とマフラーにメスを入れますが、アフターパーツも結構充実してきたので来年以降が楽しみです!