
この間発表されたフルサイズデジタル一眼のD610はほんのちょっとのマイナーチェンジで発表され、結構幻滅(新製品に上げるのすら馬鹿馬鹿しいほどの小変更だったので、書きませんでしたがorz)しましたが、事もあろうか、今まであまり進化しなかったD5X系が大幅進化しましたね。
まぁその理由としては、D5X系はエントリーとしても他のカテゴリーとやや違って、更にボディにモーターが無いので、D7X系ともまた差があるって感じでした。とは言え、D5100・D5200となると、やはりボディが3マソ台になると急に売れ始めるって感じでしょうか?それを考えるとD5000は偉大だなぁ・・とは思います。
当方もD5100持ってますが、ぶっちゃけボディ内にモーターが無い以外はあまり不自由になる事はなく(D7000を触ると確かに不自由に感じることは多いけど・・)、各種設定の呼び出し以外はいいスペックだなぁ・・と思っています。
で・・今日はD610が発表されて間もないのに、D5300も発表されるというなんとも最近のNikonには無い事態ではありますが、このD5300、なかなか凄いですよ。
「株式会社ニコンイメージングジャパンは、エントリークラスのデジタル一眼レフカメラ「D5300」を11月中旬に発売する。
価格はオープン。店頭予想価格はボディ単体で9万円前後。レンズキットが13万円前後。レンズキットには高倍率ズームレンズの「AF-S DX NIKKOR 18-140mm F3.5-5.6 G ED VR」が付属する。
カラーバリエーションは、ブラック、レッド、グレー。D5200にあったブロンズがグレーに置き換わったかたちだ。ただし、ボディ単体はブラックのみとなる。
2012年12月に発売された「D5200」の後継モデル。小型軽量ボディのAPS-Cサイズ相当のDXフォーマット機で、引き続きニコンデジタル一眼レフカメラで唯一、バリアングル液晶モニターを搭載する(D5200はしばらく併売するとのこと)。
5300では、新たに新開発のCMOSセンサーと映像エンジンEXPEED 4を搭載。また、ニコンのデジタル一眼レフカメラとして初めて、Wi-Fi機能とGPS機能の両方を本体に搭載した。光学ファインダーの視野率も向上している。
撮像素子は有効2,416万画素のCMOSセンサーで、光学ローパスフィルターレス仕様。D5200の撮像素子は有効2,410万画素で、光学ローパスフィルター装備だった。
また、常用感度がD5200のISO100~6400に対し、ISO100~12800に強化された。拡張感度として、ISO25600相当への増感も可能。
撮像素子表面のゴミを低減するイメージセンサークリーニング、エアフローコントロールシステムも引き続き採用する。
高感度画質の向上は、ニコンデジタル一眼レフカメラで初めて搭載された、映像エンジンEXPEED 4によるところも大きい。高感度に加えて解像感も向上したという。
ファインダーはペンタミラー式で、視野率約95%(上下左右とも)、倍率約0.82倍。D5200は倍率約0.78倍だった(いずれも50mm F1.4使用)。わずかとはいえ、ファインダー倍率が向上したのはうれしい。ちなみに、上位機種「D7100」のファインダーは、視野率約100%、倍率約0.94倍となっている。
Wi-Fi機能とGPS機能が内蔵されたのもトピック。これまでのニコンデジタル一眼レフカメラでは、外付けのオプションを用意する必要があった。
バッテリーも新型のEN-EL14aになっている。撮影コマ数は500から600に向上した。なお、D5200のEN-EL14はD5300でも使用可能。逆にD5300のEN-EL14aは、D5200で使用できない。
【追記】EN-EL14を使用するD5200、D5100、D3200、D3100、COOLPIX P7700については、11月中旬にEN-EL14aを使用可能にするファームウェアが公開される。COOLPIX P7800はすでに対応済み。
液晶モニターも変更された。D5200では3型約92万ドットだったが、D5300では3.2型約104万ドットにスペックアップした。引き続き、横開きのバリアングル式を採用。タッチパネルではない。
シャッター速度は最高1/4,000秒。連写性能は最高約5コマ/秒。
動画記録は最大1,920×1,080/60pに対応。圧縮方式はH.264/MPEG-4 AVC。ステレオマイクを備える。
記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。UHS-Iをサポートする。
ボディには炭素繊維を用いた新素材を採用。カバー構成を箱型の一体的な構造体としたモノコック構造を採用する。 」
・・・カーボンモノコックボディってなんかレーシングカーですが、正直D5X系がここまでブラッシュアップされるとは思いませんでした。単純に書いてもこれだけD5200との変更点があります。
○新開発2400万画素ローパスレス仕様
○EXPEED3→4
○3型92万ドット→3.2型104万ドットバリアングル
○Wifi+GPS内蔵(今までは外付け)
○視野率95%と同等だが、倍率が0.78→0.82にUP(D5000以来変更が無かったのが初めて変更された)
○ボディが炭素繊維でモノコック構造(今まではプラボディ)
○常用ISO100-6400が100-12800に
・・・噂の新炭素複合材は「
Sereebo(セリーボ)」と言ってコチラに書いてますが、軽量化と剛性UPに貢献しそうです。と言うか、こういうのって普通フラッグシップに最初乗せないんのか?って思ったりしますw
正直、弄って見ないと分かりませんが、スペックとしてはボディ内モーターが無いのと、ダイヤルセレクターが一つしか無いのをデメリットとしないのであれば、D7100に肉薄するどころか、越え始めている部分もありますね。特にEXPEED4は未知数ですが、3でもかなり良くなったので今回もバッファ容量や視野倍率の向上など、色んな所に恩恵が出ているように感じます。(まぁ実際に操作して見ないと分かりませんが・・)
バッテリーがEN-14aになっていますが、従来のEN-14もファームアップで対応との事ですので、ここの対応は嬉しいですね。正直、3.2型のタッチパネルと言う選択肢もあるのかもしれませんが、個人的にはタッチパネルは傷や汚れが目立ってしまうので、対応しなくてもいいと思います。デジタル一眼はタッチしてフォーカスする事って難しいですもんね。Wi-fiの内蔵は画像の転送にとても役に立ちます。これからはスタンダードになるでしょうね。(その為にバッテリー容量や効率も上がっているとは思いますし・・)
あと、スペシャルエフェクトにHDRペインティングとトイカメラが選択できるようになりましたが、これはPicasaでどうにでもなるので・・
とりあえず、噂はあったものの、急に発表されて驚いていますが、個人的にはD5200の値崩れを待ちましょう。ボディ3マソ台希望です。(そうすればD5100を転売できる。)
価格は、ボディ9マソ、レンズキットが13マソだそうです。ちなみに、このレンズキットは18-140mmのVRレンズ、18-105mmのリプレイスのレンズがキットとなっています。マウントは18-105はプラでしたが、多分金属に変わってたと思います。このレンズをキットに持ってくるところなんかかなり本気ではないかと思います。D3300も大幅にブラッシュアップされそうですね。11月発売予定。