今年もKissのモデルチェンジの時期がやって来ました・・まぁ大体春先なんですが、最近のキヤノンのエントリーモデルの流れとしては小幅変更と言うか微妙なマイナーチェンジが多いような気がします。X3→X4→X5までは結構フルモデルチェンジに近かったとは思いますが・・
ってな訳で、エントリーモデルに颯爽と登場したX7iなんですがスペックを見てみましょう。
「キヤノンは、バリアングル液晶モニター搭載のエントリー一眼レフカメラ「EOS Kiss X7i」を4月下旬に発売する。価格はオープン。
店頭予想価格は、ボディのみ9万円前後、「EOS Kiss X7i・EF-S18-55 IS STM レンズキット」が約10万円前後、「EOS Kiss X7i・EF-S18-135 IS STM レンズキット」が約13万円前後。
ボディは「EOS Kiss X6i」とほぼ同一ながら、塗装が粗めになったことで上級感が増した。また、モードダイヤルの文字およびアイコンが印刷から金属加工処理となったほか、モードダイヤル側面にピラミッド型のパターン処理が施されるなど、X6iとの細かな違いが見られる。
3型約104万ドットのバリアングル液晶もX6iから継承する。X7は3型104万ドットの固定式。AF測距点の全9点がクロスセンサーであるのも、X7にないX7iの強みだ。
連写性能もX7の約4コマ/秒に対し、約5コマ/秒を維持している。
ただしファインダーはX7に搭載された約0.87倍の新タイプではなく、X6iと同様の約0.85倍に据え置かれた(ともに50mmレンズ、無限遠、-1m)。視野率は上下左右とも約95%、アイポイントは約19mm。
また、X7は撮像面AF範囲の面積を広げた「ハイブリッドCMOS AF II」を新たに採用するのに対し、本機はX6iと同等の「ハイブリッドCMOS AF」にとどまっている。
X6iからの進化点は、ライブビュー時におけるクリエイティブフィルターで、効果を確認しながら撮影できるようになったこと。
また、夜景ポートレート、手持ち夜景、HDR逆光補正をまとめた「スペシャルシーン」(SCN)ポジションがモードダイヤルに設けられた。
レンズキットに付属する18-55mmレンズが、ステッピングモーター搭載のEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMになったものトピック。ライブビュー時や動画記録時のAFがスムーズになる。特に、動画サーボAF対応のEOSとの組み合わせで、威力を発揮するという。
最大撮影倍率も0.34倍から0.36倍に向上している。
また従来の18-55mmキットレンズと異なり、フォーカス時に前玉枠が回転しないことから、誤って前玉枠に触れてもフォーカスが変わらないという利点を持つ。フォーカス後のPLフィルター操作も容易になる。 」
・・・うーん、まごうこと無きマイナーチェンジでちょっとがっかりです。直接のライバルであるD5100→D5200はAFはおろかセンサーまで変更してきた始末。X7iよりどっちかと言うと400グラムちょいのX7の方がインパクトが強い感じがします。
あと、ハイブリッドAFがX7で進化しているのにX7iはX6iの据え置きとかなり微妙な所がありますね。まぁこれで併売されるX5・X6iの値段が下がるから御の字かもしれません。(センサーが一緒なのでバリアングルが使えない遅さと感じればX5でも全然満足できる。センサー一緒だしw)
トピックは新STMのキットレンズのライブビューでのAF速さの改善やら、クリエイティブフィルターがプレビューでも効果を見れるようになったと言う事ですね。それ以外はX6iとほぼ一緒なので、純然たるマイナーチェンジと考えるべきか。
X7はX50の後継機で、X50のスペックは本当にしょぼかったですが、X7はごみ取りが追加されたので正直X7で十分かと思います。AF性能が従来のAFで、X7iは全点クロスって所は弄ってみないと分からないかも!?
価格はボディが9マソで、X7が8マソなので、個人的にはX5かD5100が美味しいですね。性能的に大して変わらず4マソ台で購入が可能ですから・・
とは言え、Nikon贔屓の私が言うのもなんですが、最近のキヤノンのマイナーチェンジにはいささか疑問もありますね。X7とX7iってさほどスペック的な違いはない(重量が圧倒的に軽いけどw)し、価格帯も似たようなものでそのままぶつけてくるってのは食い合いにならないのか?マーケティングも狙って発表したのかいささか考えてしまいます。ネットでもその声は多いので疑問に思ってるのは私だけではないとは思いますが・・4月下旬発売予定。
Posted at 2013/03/21 18:12:11 | |
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