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M270並びにM274エンジンは従来の乗用車と比較し、複雑な流量制御機構を備えたウォーターポンプを装備しています。

エンジン水温が低い場合はラジエターに冷却水を流さないようにボールバルブで流路を変更してエンジンに戻しており、
このバルブの開閉はエンジンで発生する真空を利用してプランジャーを動かして樹脂製のロッド（伝達機構）で伝える構造になっており、
このロッド部分が固着することでよく破損するようです。

ロッドの固着原因は出入り部分でのシール（パッキン）が劣化し冷却水が漏れてその成分が塩を吹いたようになるためのようです。
また、M274 では一部の車種（Eクラス）で「ロッド出入部の黄銅製のスリーブ（円筒状の筒）が徐々にポンプ本体から抜ける」というリコールが発生しているようです。
（構造上は同等なので、Cクラスなどや M270 エンジン搭載車でも発生しそうに見えるんですが、リコール対象外の模様。）
M274 でのウォーターポンプのリコール関連の seaon さんのネタ

なお、M270エンジンの最終型ではポンプとボールバルブ部分（クーラントシャットオフバルブ）が分離されている（あまりに故障が多いのでポンプとボールバルブ部分を分離したか？）ようですが、結局冷却水漏れが発生するのは変わらないようです。
M270 最終型でのクーラントシャットオフバルブからの冷却水漏れ アウスレーゼさんのネタ
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クーラントシャットオフバルブ付きと無しでポンプの型番が違います。
また、シャットオフバルブはエンジンの後ろ側に取り付けされているので、もしかしたら配管類の取り回しも変わっているかも。

というわけで、長く乗り続けたいなら 5万km 位を目処に水回りの予防交換修理を強く推奨というのは間違いなさそうですね。

なおマイカーは今年は車検のタイミングなので、とりあえずは「ウォーターポンプ側」の交換を行いたいと思います。
（合わせてエンジンマウントも交換かな？）