今回は写真を撮っていなかったため、ブログで文章だけにします。
結局怪しいサブコン詐欺商品を外しても、DRユニット通信エラーはたまに発生し続けました。
(元々購入直後にOBDポートを外していて本現象発生しているのだから、状況は急激に改善はしませんよね。)
という訳で、やっと重い腰を上げてこのドラレコの配線を見直すこととしました。
少し解説しますが、このドラレコ(兼レーダー)には都合室内に見えるユニットが3つあります。
・DRユニット
ドライブレコーダーのカメラ機能+SDカードへの録画を行う
・センサーユニット
GPSでの測位+レーダー波の受信を行う
・ディスプレイユニット
レーダーとしての画面表示を行う。
あと、もう一つ普通はダッシュボード内部などに隠しますが「ジャンクションユニット」というUSBハブのようなユニットがあり、
当該ユニットに12V電源を供給し、各ユニット間は専用コネクタで指定場所に端子を差込します。
今回確認するポイントは以下の通り。
・DRユニット+センサーユニットへの配線の途中で断心や接触不良を起こしていないか?
・同上配線にノイズが混入する可能性はないか?
私の車の場合、DRユニット・センサーユニット共にフロントガラスの中央上部に取り付けされているため、
どう考えてもAピラー沿いに配線を立ち上げているはず。
という訳で、左右のAピラー内装カバーを外しました。
内装カバーを外す際は「AIRBAG」と書かれているプラスチックカバーを先に外す必要があります。
(これの中央差し込み部分が内装カバー上部分のボディ固定用クリップ抜け止め兼用になっている。)
このカバー、車両前側(運転席側の場合はAIRBAGの"A"文字の方)に裏面に内装剥がしなどを差し込むためのスリットがあります(おおよそ1cmくらい)。
中古車を購入した場合、かなりの確率で内装パーツで前の持ち主の「犯行履歴」が残っていますね。
私の車両の場合、このAIRBAGのプラスチックカバー、運転席側の中央差込部が折れてシリコンシーラントで接着していました(そんなものでは強度が出ないのに...)。
仕方ないのでラジオペンチで取り出し、プラリペアで修繕しました。
Aピラー内装カバーを車両から外す場合は上側から浮かしていき、最後にダッシュボード差し込み部を捻って引き抜きます。
なお、最後の引き抜きの際はダッシュボード側面カバーを外したほうが取りやすいです。
(側面カバーは手前の隙間に内装剥がしを差し込んで、てこの原理でこじれば簡単に取れます。)
内装の組付けについては正直Audi(S3 8Pモデル)のほうがクリップ数が多かったです。
(AピラーでAudiは全部で3個のクリップ・ベンツは2個だけ。ダッシュボードの側面カバーもベンツは1個ですがAudiは2個ありました。
内装の質感という点ではAudiのほうが一枚上ですね)。
Aピラーの配線は運転席側から立ち上がっていましたが、配線の潰れは無し。
と言うことで、ディスプレイユニットの各ユニットを接続するコネクタ付近を確認します。
各ユニット向けコネクタが明らかに基板用の超小型コネクタを使用しているため、
接触不良を起こしそうな構造でした(しかも抜け止めが無い)。
という訳で、以下の対策をして様子を見ることにしました。
(対策方法については
GARAGE FLOWさんのブログを参考にしました。お礼申し上げます。)
・電源線と信号線を分離する
→前はダッシュボード内での振動防止にスポンジシートに配線を一束化して収容していたのですが、
電源線と各ユニットへの信号線を別に束ねました。
・各ケーブルにフェライトコア取付
→コモンモードノイズによる信号悪化を考慮し、各ケーブルのジャンクションユニットへのコネクタ付近にフェライトコアを付けました。(電源+信号線全て)
・通信コネクタ部分の固定
→コネクタの抜け防止のためにタイラップでジャンクションユニットと縛り付け、
さらにコニシのGボンドクリアで接着固定しました。
どれが効いているのかは不明ですが、以下の通り幾分改善されたことは確認しました。
・始動後の衛星補足時間高速化
・15分程度の試走時の以下の事象を確認
DRユニット通信エラーの発生なし
衛星補足数が屋外で常に20基以上
移動中にコンパスでの方位が常に動作
後はもう少し長い目で検証してみようと思います。
ちなみにインストール自体の出来はジャンクションユニットや配線を発泡スポンジに包んで要ることを考えると、
素人の取付では無いようです(Aピラーの配線へタイラップ止めであることから、ディーラでは無いと思われますが)。
Posted at 2022/07/16 09:49:49 | |
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