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ロボ部長のブログ一覧

2024年12月21日 イイね!

記憶に確かな、2024年出逢いのフォード

記憶に確かな、2024年出逢いのフォードもう12月も20日を過ぎて、そろそろ2024年を納めるタイミングである。今年出会えたフォードで最も強いインパクトを覚えたのは何と言ってもご近所の2017エスケープで、先日のクーガモニクルにもお越しいただき、日本では数少ないであろう「C520クーガ後期型(に相当)」とのつながりが持てたことは大きなトピックだった。
その他で記憶に強いのが写真のマスタングBOSS302である。この車が好きな個々の理由は以前のブログに記した通りだが、私が思うマスタングらしさ=フォードらしさをバランスよく体現した存在であることが何より大きい。

現行のS650マスタングはまだ実車を見たことはないが、すでに国内へも数社の並行輸入屋の手で入れられているようで、その販売価格には驚かされる。高性能版のダークホースでないGTでも1,000万をゆうに超えるレベルだ。継続する円安が影響しているとはいえ、そもそものマスタング自体の価格水準が上がっているのは間違いない。先代に当たるS550からマスタングがグローバルプロダクトとなり、世界の名だたるGTカーと伍していける商品内容を備えたことも、マスタングの位置付けをそれまでより格段に高いものにしている。S550と650にはどことなく、ジャガーやアストンの世界に片足を踏み入れたような、ピュアGTの領域をうかがうようなフォードの野心を感じてしまう。

その点、いわば最後の純アメリカン指向であるS197は、ポピュラーカーをベースにスポーツクーペを仕立てるというマスタング本来の図式が色濃い。個人的にはS197の、2ドアクーペとしては異例にスカットルの高い「絶壁インパネ」に、元を辿ればファルコンというセダンに端を発するマスタングの血筋の名残を強く感じる。誤解を恐れずに言うと、このBOSS302には「速いハコ」の香りがする。それ以降のS550や650がもはやハコではなく流麗な真のクーペへと変貌を遂げたのに比べると、いい意味で無骨なラフさがあり、それゆえにどこか手を伸ばしやすい開けっぴろげな存在感があるのだ。
そしてこのBOSS302は、そんなS197をファインチューンすることで、高い潜在的能力を引き出すというアプローチがよりマスタングらしい。

マスタングは誰にもアフォーダブル&フレンドリーという、フォードの良き姿勢を象徴した存在である。少しでも速い車が欲しい向きにも、ピュアGTカーとは異なったアプローチでその望みを叶えてくれる。BOSS302にはそうしたフォードの精神が確かに宿っている。
Posted at 2024/12/21 11:19:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2024年10月27日 イイね!

南九州フォードだより

南九州フォードだより仕事で5年ぶりに鹿児島から宮崎を訪ねた。以前と違い、今回は道中でかつてのように「フォード、フォード」とつねにフォードとの出会いを気にしなくなっていたが、にもかかわらず結果として、正味4日間の滞在でマスタング2台(うち1台はシェルビー GT)とエクスプローラー2台に遭遇。宮崎ではスーパーのレジに旧エクスプローラーが登場のおまけまでついた(委細は何シテル?で)。欧州フォード車こそ見なかったけれど、なかなかの遭遇率であったと思う。
鹿児島はフォードの日本撤退までディーラーがあり、宮崎も今回訪ねた都城にはその昔はディーラーがあったというから、今に至るまで活躍する現役車がいてもおかしくはないが、やはりそこは熱心なオーナーさんがいればこそ。こちらの宮崎ナンバーのマスタング50 YEARS EDT.はドライバーさんにお声かけをしたところ、発売当初からずっと乗り続けているとのこと。2015年のデリバリー当初に設定されたコンペティションオレンジは今となってはなかなか貴重で、街中で眼にする機会は着実に減っているから、宮崎の地で出会えたのは本当に嬉しかった。

ところでフォードではないが、都城ではことのほかプジョーを多く見た。そのほとんどが最近10年以内の新しいモデルだったが、軽自動車や国産の小型SUVに混じってライオンのエンブレムを掲げた車が結構な頻度で現れたのは、はるか昔の日本でのプジョーの位置付けを記憶する者からすれば隔世の感以外の何物でもない。やはりディーラーが比較的近傍にあることに加え、扱いやすいサイズとパッケージであることが台数が出る上で効いているのだろう。
Posted at 2024/10/27 14:13:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2024年07月02日 イイね!

フォードスピリットを体現したマスタング

フォードスピリットを体現したマスタングマスタングと会ってブログに書こうと思ったのは久しぶりだ。それはこのBOSS302マスタングが、私自身の車に対する好みを相当量反映させている存在だからである。歴代マスタングの中ではSVTコブラRやBULLITT(2001〜2002、2008〜2009)と並んで大好物である。

・メカチューン。ターボやスーチャーなど過給機に頼らない、NA領域での性能アップが主軸。
・基本的なメカニズムが単純。複雑な電子装備を纏わない。
・軽量。もちろんS197マスタング自体が大柄だから根本的にライトウェイトではないが、しかし相対的には軽量な部類なはず。
・USで言うところの「スティックシフト」純粋な3ペダルMT車。
・レカロシート装備。かつてST170でレカロの良さを体感した。
・今にしてみれば大きすぎないほどほどのボディサイズ。
・コンペティションオレンジのボディカラーが明るくてPOP(他にダークな色の設定もあるがこの色の設定があることが偉い)。ハイパフォーマーに高彩度色を塗るのもフォードの良き伝統。
・2年間だけの限定車であっても通常のマスタングの生産ラインを流す形で生産され、過度に「特別扱い」されずに供給された。

これらBOSS302の特徴はまさにフォードならではのアドバンテージである。欧州フォード好きな立場であっても十分にその真価が理解できるマスタングと言えるだろう。


Posted at 2024/07/02 23:27:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2023年08月20日 イイね!

恣意なる「史上初」「史上最高」

恣意なる「史上初」「史上最高」(今回はイメージをmedia.ford.comより借用)
新型マスタングに新しいグレードとしてGTDが追加されるという。マスタングのル・マン出走車の技術がふんだんに盛り込まれた、ロードゴーイング・レースカーとでも言うべきスーパーグレードである。そのスペックといい価格といい、もはや「ポニーカー」マスタングの域を超越した存在のようでもあり、外見的にも確かにS650マスタングのシルエットをベースとしながらも、空力性能向上のためのボディ各所の処理も見るからにただ事でないレベルである。「何シテル?」でも記したが、リアに大きくオーバーハングした巨大なスポイラーに、いにしえのシエラRS500に装着されていたそれを想起させられたりもする。

このGTDの情報を見て、脱内燃機関の声も喧しい折によくこうしたモデルを、極限定数の販売とはいえ、一応は一般市場向けに出して来るものと感心させられつつも、人が車に速さを追い求める欲望にはキリがないことを改めて実感する。
GTDのプレス資料には「マスタング史上かつてないモデル」と高らかに謳われている。そしてこれまでも、マスタングをめぐるフォードオフィシャルの説明では、こうした「史上初」や「史上最高」といった類の表現が折に触れて使われてきたことを思い出さずにおかない。それは歴代のBOSSであり、SVTコブラであり、シェルビーGTであり、KING OF THE ROADであり・・要は、性能的にさらなる前進を標榜したモデルを間断なく登場させることで、常に「これは史上最も・・・」が塗り替えられてきたのだが、とにかくマスタングの歴史にはそうしたリプレースが非常に多かった印象がある。言うまでもなく、マスタングを提供するフォード自身が、「史上初・史上最高」を飽くことなく更新させることで、熱心なユーザーを常に引き寄せ続ける戦略を一貫させているからだ。
結局のところ、史上最高の性能を求めてひとときそれに浴したとしても、世代交代が起きればいずれ最高の座を明け渡すのは自明の理である。史上最高でいられるのは次の最強王者が現れるまでの刹那に過ぎないことは、誰よりも車の提供者側が認識している。そうした儚さを認めたくない、常に最高であらねば納得が行かない覇気あるジャンキーが、少なからない苦労を押してでも代々の最高モデルを乗り継ぐのだろう(シビックType RやインプレッサSTiのモデルチェンジごとに勃発する争奪戦を思い起こす)。それはメーカーにとっては、高付加価値の商品への惜しみない投資を重ねてくれる美味しい上顧客であることは確かだ。

さて「史上最も速いマスタング」を求めていまは760HPのシェルビーGT500に乗る人が、次はこの800HPのマスタングGTDに乗り換えるのだろうか?さしものスピードジャンキーであっても、この乗り換えパターンにはそう易々とは踏み出せないだろう。一方で、最新のS650マスタングには、GTDのベースとなった新グレード「ダークホース」がある。このダークホースもまた、フォードが、シェルビーを名乗らないマスタングとして過去最高のエンジン出力をアピールしている(やはりこれも「史上最高」だ)。私の目にはすでに、このダークホースをベースにコブラエンブレムを掲げた新生シェルビーGTの姿が控えているのが薄々見える気がする。これまでもフォードはずっとそうしてきたからだし、その時はまたフォード自身によって恣意的に「史上最高」が書き換えられることになるのだろう。

以下は独白。私自身が車に対して求めるもののプライオリティとして「速さの追求」は限りなく低い。自動車競技への関心もないし自分で車を他者より少しでも速く走らせたいという欲求も全然ない。車は別段速くなくても気持ち良く走れればいいと思っている。だから、マスタングGTDのようなモデルに対しては単純にスゲーなあと思う反面(ニュルブルクリンクが何秒云々・・などと言っているのはフォードらしからぬ印象でいただけないが)、まるで他人事である。フォードが自動車という走行物体を提供する企業である以上、その動的性能を突き詰めていく姿勢が、結果としてフォードの多くの市販車に有益なフィードバックとして蓄積・反映されるのだろうから、大いに意義は認めるにしても、自分でそうした領域へ踏み込もうとは考えない。
常に「史上最高」と、それが破られた時の落伍感を意識しながら車になど乗りたくないから、速さとは全く別のことに車の価値を見出すべく私はフォードに乗っている。フォード、絶対的に速くはなくても、安心して気分良く走らせるには最高の伴侶である。
Posted at 2023/08/20 15:18:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ
2023年03月22日 イイね!

つい5分前、自宅そばのコンビニにて

つい5分前、自宅そばのコンビニにて仕事帰りのつい今しがた、自宅すぐ至近のコンビニに駐車されていたS550マスタング。若いオーナーさんとお話しができました。こちらの50YEARS EDIT.を1年くらい前に入手されたそうで、とても気に入っていて楽しい!とのこと。そうだろうなあー🤗
実はこのすぐ近くにシェルビーGT350もいますよ、と言ったら驚かれていました。昼間ならその場所までナビゲートしたんですけどね。。「GT350の音がいいですよね、乗りたいですね」と、マスタングにかなり詳しい方とお見受けしました。

少しの間話していて、私の愛車がフィエスタであることも伝えたら、ちゃんと理解してくださったので、マスタングのみならずフォードに通じた方なようです。お若いのにフォードに関心を持ってくださっていて嬉しい限り。
別れ際に「ぜひいつかマスタング仲間になりましょう!」とまで言ってくださり、今日一日の仕事の疲れも吹き飛ぶ気分です。
Posted at 2023/03/22 23:49:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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