• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ロボ部長のブログ一覧

2017年01月19日 イイね!

後ろ向き(to 80年代)の話題で失礼します

後ろ向き(to 80年代)の話題で失礼します恵比寿から六本木への移動中、今ではもうめったなことでは見なくなった以下のクルマたちと出会いました。
・初代FFジェミニ ZZ ハンドリングbyロータス
・初代プリメーラ 1.8

どちらも放置車でなく現役感バリバリであったことにかなり感動したので、フォードではないですが写真を貼り付けておきます(^_^
ジェミニは当時特によく売れていた4ドアセダンでなく3ドアハッチバックであること、プリメーラは今もごく稀に見かける、スポイラーを装備した2.0でない、よりシンプルな1.8だったことにも感激!




実は私、今でも80年代中盤〜90年代初頭にかけてのクルマのかたちが好みです。もちろん新しい、いまの時代のクルマのかたちを拒否するつもりはありません。自動車の造形も時代時代の要請で変化が不可避だからです。安全性・経済性・環境保全性・情報化対応・グローバル化対応などなど・・現代は自動車が背負うべきことの多さと重大さがかつての比ではなく、それに適した造形が導かれて当然です。
それでも、おさまりのよいサイズ、広いガラス面、スリムで角度が寝すぎていないピラー、素直な形状の灯火類などが象徴するあの頃のかたちは、時を超えて、ある種の心地よさや自然な感覚を伝えてくれる気がします。特に、各メーカーが空力性能の向上に本格的に取り組みはじめた80年代初頭以降、より滑らかで無理のない造形となり、そのことが感覚へのなじみやすさとなっているのではないかとも考えています。

そんな時代を象徴するフォードといえば、異論も承知で、私にとってはやはりこのトップ写真の初代フェスティバ!純フォードというよりほとんどマツダの文脈で語るべき一台であっても、この後ろ姿だけでもまんまThe 80’sです。

デザイナーはいつの時代でも、その時にやれることを精一杯やろうとしています。「できるなら、ここまでやりたい」そう意気込んでも、技術的な限界や経営的な判断など、さまざまな制約や条件があって、今回はとりあえずここまで・・カーデザインの歴史とはそうした積み重ねにほかなりません。80年代のデザインも言ってみればその歩みの一幕なのですが、技術の進歩と社会の要請と時代の空気とが実にうまくマッチングした稀有な時期だからこそ生まれえた、健康な印象が変わらない魅力なのです。
Posted at 2017/01/19 15:02:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | Festiva | クルマ
2016年08月28日 イイね!

Like the ASPIRE?

Like the ASPIRE?とあるショッピングセンターの駐車場に、今ではすっかり珍しくなった二代目のフェスティバがいました。それも、かなり使い倒された感のある、いかにも実用第一といった趣で。その様子を見て、ちょうどこのフェスティバがかつて北米市場でアスパイアとしてフォードのボトムレンジを担っていた頃は、きっとこんな感じで走っていたタマが多かったんだろうな・・と想像しました。とはいえアメリカには一度も行ったことがなく、実際にそんな光景を見たこともありませんが、アスパイアのようなクルマは免許を取得したばかりの若者や、クルマに特別な思い入れやこだわりを持たず、とにかく安上がりに使いたいというユーザーに選ばれる度合いが高いから、多少凹んでいようが色が褪せていようが動けばオッケー!的に扱われてナンボのものだったのでしょう。

この二代目フェスティバは、それ自体をちょっとクーペチックなパーソナルハッチバックとしてみれば、そんなに悪いものでもなかったと思うのですが、いかんせん初代フェスティバの後継車として存在するにはあまりにも分が悪すぎました。こういう小さいクルマになるほど、日本のユーザーはそこに無駄な部分・密度の薄い部分があると瞬時に見抜いてしまうんですよね。
Posted at 2016/08/28 17:58:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | Festiva | クルマ
2015年09月13日 イイね!

フィエスタからフェスティバを捕捉(笑

フィエスタからフェスティバを捕捉(笑地元を走行中、珍しい初代フェスティバを見かけたためしばらく追走して、隣りの車線から追い越せたのでフィエスタのリアウインドウ越しに捕捉です。写真にリアウインドウの熱線がパターンになって写りこんで目障りですがご容赦を(笑)。さて、もはや市中でもめったに目にすることがない初代フェスティバですが、こちらはDOHCエンジン搭載のGT-Xです。当時はショートストロークのツインカムということで、ちょっとしたボーイズレーサー的なバージョンとして人気を博したモデルでした。今日の個体はナンバーが2桁なのでひょっとするとワンオーナー車かもしれません。とはいえホイールはノンオリジナルっぽく、ボディも後からオールペンを施したと思われるくらいの色艶でした。それでも80年代当時のフェスティバの趣きがよく保たれていて嬉しくなりました。
このクルマはとてもヘルシーかつ洒落た存在感で、日本ではちょっと他にはないキャラクターでした(当時のFFジェミニはわりと近いキャラだったかも?)。それはフォードのバッジが成せる技だったのかといえば、決してそうではなかった気がします。さりとて、当時はその質実なものづくりの姿勢がバブル初期の浮ついた世の中で正当に理解されず、“○○マジメ”と半ばやゆされていたマツダだけでは、この絶妙に肩の力が抜けた感じは決して出せなかったはず。基本的な開発設計はマツダゆえ堅実で、しかし販売チャネルがやや特異でいい意味での「遊び」が許されたことが、素直で明るい印象のフェスティバというクルマへと結実したのでしょう。
Posted at 2015/09/13 21:51:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | Festiva | クルマ
2014年01月12日 イイね!

時代が愛した初代フェスティバ

時代が愛した初代フェスティバ自宅の近所で思いもよらず初代フェスティバに遭遇しました。ご覧のように、無塗装の樹脂バンパーこそかつてのルノー顔負け?に白っちゃけてしまっていますが、ボディは屋根保管の甲斐もあってか往時の輝きをいまなお保っているのが嬉しい。エーゲブルーのボディカラーにキャンバストップ・KENWOODのカーステレオという組み合わせに、思わず80年代中頃の空気の匂いを呼び覚まされました。世の中が明るく屈託のない、きらめいた気分に包まれていた時代。少し背伸びをして楽天的に生きることが許された時代。このフェスティバはあの頃の空気の中に生まれ、あの頃の空気があったからこそ、のびのびと生きることができた1台だったと思います。時代の風を全身に浴びて、人々の気持ちと自然に寄り添うことでその価値を認められ、愛された幸福なクルマ。初代フェスティバはその存在自体がまさしく「奇跡」でした。
Posted at 2014/01/12 23:08:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | Festiva | クルマ
2012年04月08日 イイね!

クーペっぽいハッチバック

クーペっぽいハッチバックこの二代目フェスティバや、ファミリアネオベースのレーザーなど、小型ハッチバックにもかかわらずクーペのようなスタイルをもった車は日本ではまず受けません。日本人は車にせよ家にせよ、小さくてもスペース効率が高いことに価値を見出します。限られたサイズであればあるほど、空間を有効に活かしきれているか、そこにムダがないかを直感的に見抜いてしまいます。このくらいのサイズでクーペ的なかっこよさとハッチバックならではの使い勝手を両立させようとしても、往々にして中途半端なアブハチ取らずのものにしかなりません。それならば、人も荷物もちゃんと積めそうな「しっかりハッチバックしている」車を選ぶ賢明なお国柄を、欧米はなかなか理解できなかったのですね。
Posted at 2012/04/08 01:49:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | Festiva | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

愛車一覧

フォード フィエスタ フォード フィエスタ
2014年に国内80台限定で販売されたレザーパッケージの第一弾、うち20台の割り当てとさ ...
フォード フォーカス (ハッチバック) フォード フォーカス (ハッチバック)
生涯で8台目のフォードとして、2000年式・日本発売極最初期のC170フォーカス 160 ...
フォード フィエスタ フォード フィエスタ
「均整」「端正」「抑制」いまのカーデザインが忘れた3つのSeiを備えた小粋な実用小型車で ...
フォード フォーカス (ハッチバック) フォード フォーカス (ハッチバック)
Ford Focus SE/2003 year model/Zetec 2,000cc/ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation