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ロボ部長のブログ一覧

2023年09月09日 イイね!

生涯で唯一、K.O.された車

生涯で唯一、K.O.された車

至って私事です。好きな車や関心のある車は多々あれど、その姿を目にした瞬間にまるで雷に打たれたかのような衝撃を受けた車は、人生の後にも先にもこの1台だけです。
私にとってあまりに特別な車なので、そのミニカーが存在することを知り、少し悩んだ末に中古品を購入しました。果たして手元に届いた品は、想像以上に繊細なつくりであり、正直なところリラックスして接することが難しそうなのですが、時々は箱から取り出して眺めて、自分の車に対する憧れというものを忘れないようにしたいと考えています。

2006年に開催されたフォードのサーキット・エクスペリエンスイベントの駐車場、雨がそぼ降る中駐められているのを初めて目撃したレーシング・ピューマ。今でもその記憶は鮮明です。あくまでもコンパクトな成り立ち、しかしまるで4つの車輪が今にも外れて行ってしまうのではないかと錯覚させられるほど、トレッドが極端に拡大されたスタンス。そのワイドトレッドをカバーする、あたかもルノー5Turboを彷彿とさせるかのグラマラスなオーバーフェンダーの膨らみ、ファスト・フォードを象徴するブルーのボディカラーの鮮やかさ・・その全てが強烈なインパクトとなって刻み込まれました。それまで目にしてきたいかなる車-フォードであろうとなかろうと-でも感じることのなかった強い興奮を覚えました。



上は2006年の初遭遇時に撮影した写真。私にとってレーシング・ピューマを象徴するアングルです。そして今日、ミニカーの到着後に写した下の写真でも、結果としてほぼ似たようなアングルになりました。決して両者を見比べながら撮影したわけではありません。このビューこそが、我がレーシング・ピューマの原像なのです。



それまでよく知らずにいたレーシング・ピューマについて調べてみて、そのミステリアスな存在にさらに魅了されることになりました。当初1,000台を限定生産するはずが、結果として500台をデリバリーしただけに過ぎないこと、にもかかわらず日本にも数台が入れられている。そして初めての遭遇から10年以上を隔てて、自転車で会いに行けるくらい、自宅からほど近い場所にレーシング・ピューマが生息しているのを知った時には、本当にフォードの神様がいるように思いました。自分自身でそれを所有していなくても、本当に好きな車というのは身近なところにあって、いつでも自分を鼓舞してくれているような気さえしました。














Posted at 2023/09/09 22:14:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | Puma | クルマ
2021年04月24日 イイね!

FLCさんからのピューマDM

FLCさんからのピューマDMみんカラでFLCさんのピューマ販売開始を知らせるDMの写真を見て、そこに記されている「Debut」の赤いフォントがとても懐かしく感じられたのです。それはまさに、かつてFJLが日本でビジネスを行っていた頃、新車が出るとDMやチラシなどでいつも誇らしげに掲げていたフォントではないか?そう思ったら、久しく忘れていた、この国でフォードの新型車が発表された時のあのワクワク感が沸き起こってきました。それでFLCさん宛に、ぜひDMを送って欲しい旨の手紙をお送りしたのです。

果たして、丁寧なお手紙とともにDMが届きました。折られた状態で長2サイズ封筒に収まる短冊型のフォーマットを含め、FJL時代を思い起こさせとにかく懐かしい。もちろん、懐かしいという以上に、FJL時代には日本で扱いがなかったピューマというブランドが、今こうしてFLCさんによって日本へ導入され、売り出されたことが実感され、なんとも感慨深いものがあります。FoMoCoが撤退して5年を経てなお、オフィシャル感たっぷりにフォードの新車が日本でお披露目されるなんて!
さらには、これを受け取ってFLCさんへすぐにピューマに会いに行ける中京地域の皆さんがうらやましいなー、とも。

そして同封されていたのがこちら、Ford from Europeのステッカー。2003年頃、フィエスタ+フォーカス+モンデオの欧州フォード黄金コンビが日本で展開されていた時に、当時のフォードジャパンがプロモーション用に配布していたものです。欧州フォードファンには懐かしいアイテムですが、送ってくださったのは台紙の古び度合いから、当時のオリジナル品で間違いなさそうです。FLCさん、今でもこれをお持ちとはさすがです。フォードを今日まで一貫して扱ってこられた歴史と実績がこんな部分からも窺えますね。
FLC四日市店のご担当者様、このたびはお忙しい中を親切に、どうもありがとうございました。





ところで、最初に目が向いたDebutの赤いフォント、改めて以前のFJL時代のチラシを引っ張り出して見比べたら、同じかと思ったのは勘違い(^^;)似ているけど、全然別なフォントでしたね。記憶なんていい加減なもんです。それとも、ピューマの新発売が嬉しくて目が眩んだかな?

Posted at 2021/04/24 13:18:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | Puma | クルマ
2021年04月17日 イイね!

祝発売!フォード・ピューマの歴史を辿る

祝発売!フォード・ピューマの歴史を辿るFLCさんの店頭にいよいよピューマが配車されたようです。実車をぜひ見に行きたいところですがちょっと今は時期的に難しいので、ここは中京圏の皆様のレポートを楽しみにすることとしましょう(って、もしかしてもうすでにお店に行かれてる方もいらっしゃるかも?)

FLCさんのウェブはとても充実していて、販売対象の各車に関するヒストリーなども解説されており、しかもその内容がなかなか正確度が高い、しっかりとしたものになっていることに感心しています。きっとFLCさんにはフォードに博識なスタッフがいらっしゃるに違いない。ちなみにピューマに関しては、まだ歴史を紹介するコンテンツが掲載されていないので、ちょっと先回りさせていただき、ロボ部長的なやや斜めな視点?からのヒストリーを辿ることで、ピューマの販売開始を祝いたいと思います♪

ご承知の通り、フォードにとってのピューマは今回のモデルが2代目にあたり、初代ピューマは4代目のフィエスタ (1995〜)をベースとした小型サイズのクーペでした。その登場は1997年、前年に登場したKaと同じく、フィエスタのプラットフォームを用いてそれまでの欧州フォードになかった領域の商品を開発することで、ヨーロッパにおけるマーケットシェアの拡大が意図されていました。
ちなみにベースとなった4代目フィエスタは、シャシーやエンジンの性能が大幅に引き上げられ、欧州フォード=ハンドリングマシンとして定着することに大いに貢献した存在でした(そこに搭載されたZetecエンジンにはヤマハの協力もあったそうです)。その高性能なプラットフォームを生かした水平展開は、フォード車の商品競争力を高める上でも意義があったと思われます。

当時のフォードのデザインテーマであったニューエッジ・デザインが初代ピューマでも採用されましたが、ヘッドランプやグリル開口部の形状こそKaに相通じるものがあっても、全体の印象はKaのようなエッジの立ったものでなく、丸みを帯びたクラシカルなクーペルックでした。この初代ピューマのデザインは、フォードのデザイン・シンクタンクであったGHIAが1994年に発表したAriosoというコンセプトカーあたりが、インスピレーションの源にあったように推測されます。
(Ariosoの写真はネット記事から引用)




初代ピューマで忘れてはいけないのが、1999年に僅か500台が限定で販売されたレーシング・ピューマです。ラリー出場用のベースモデルとして、ピューマの機関系・脚まわりにファインチューンを加え、フェンダーパネルのワイド化やインテリアへの専用装備など独自のモディファイが施されています。日本へもオートスポーツイワセさんを通じて数台が輸入されました。私も何度か実車を見ていますが、グラマラスなスタンスがもう最高にカワカッコイイ!




それでも、ピューマ自体は2001年モデルをもって生産を終了し、以来、後継モデルの開発もなく、ピューマのネーミングはそれきり途絶えたかのようでした。ところが2019年になって、初代のようなクーペではなく、世界的に人気が高いBセグメント級の小型SUVの新型車として復活を遂げたのです。初代と同様に、若年層ユーザーへのアピールを第一に考えた結果、この懐かしいネーミングが再度起用されたのでしょう。
いま写真で見る最新のピューマ、その特徴的な大きめのヘッドランプ形状に、どこか初代ピューマのそれがダブって見える気がするのは私だけでしょうか?
ともかく、日本においてもこの若々しい印象の一台が、好評をもって迎え入れられることを心より期待したいです。


ピューマ・トリビアをひとつ。「ピューマ」はネコ科の大型動物で、獰猛な性質と高い運動能力で自然界では結構怖がられる存在だとか。で、そのイギリス名が「クーガー」(Cougar)だそうで、ちなみにフォードにはまさにクーガーもかつて存在していました。それはちょうど初代ピューマとまったく同じ時期、1990年代後期から2000年代初期にかけて、ヨーロッパ市場でフォード・クーガー(クーガに非ず!)として販売されていました。こちらの写真は、日本へ「マーキュリー・クーガー」として導入されていたモデルとなりますが、フォード・クーガーもバッジがフォードブルーオーバルになっている程度で外見上はほとんど同一です。意味的にはクーガーはピューマのことで同じなのに、フォード車としてはクーガーをピューマの上級車にあたる、さらに大型のクーペとして展開していたのがおもしろいところです。










Posted at 2021/04/17 12:42:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | Puma | クルマ
2021年04月13日 イイね!

ピューマ貯金でも始めましょうかね(笑

ピューマ貯金でも始めましょうかね(笑FLCさんが間もなく販売を開始するという新型ピューマの仕様が発表されました。
(ところで、私はこれまでずっとカタカナ表記で「ピューマ」としていますが、いま各方面でみる表記はどれも「プーマ」です。ドイツ語発音だとプーマになりますけど、なんだか同国のスポーツ用品メーカー名みたいなので、私としては今後も「ピューマ」で通そうかと思っています。)

グレードは当初からの予告通りにST-Lineで、初回デリバリーを6MTモデルからとし、後からATを追加するそうです。そのMTモデルで価格は429万円(税込)というから、私は第一印象として、FLCさん頑張られたな!と率直に感じましたね。

いきなりSTに飛躍せず、ST-Line、そして6MTというのが、欧州フォードファンの「RSやSTなどのパフォーマンス系でなくてもMTで乗りたい!」という根強いニーズに応えています。ST-Lineでも十分にフル装備なので日本でのユーザー指向に合致するし、STより販売価格も抑えられる。さらにST-Lineはマイルドハイブリッドが標準なので、ハイブリッド車のニーズが高い日本市場での訴求力も高まります。

新型ピューマ自体、日本で扱いやすいディメンションを備えています。特に1,535mmほどの全高は、今なお機械式駐車場収容のボーダーとされる1,550mm未満をクリアする意味でも価値が高い。1,800少々の全幅だって決して手に余すレベルではありません。

このように、ヨーロッパはもとより日本でも人気が高いコンパクトクラスのSUVとして、今の日本市場で大いにアピールしうる内容を備えている新型ピューマです。もしフォードが日本でのビジネスを継続していたなら、まず間違いなく国内に導入していたであろう、メイン車種となり得る商品性だと言えます。
これは今も日本で欧州フォードを愛する人たちからの支持を集められる気がしますね。

FLCさん、FoMoCoが日本から手を引いた後も、本当に熱心にフォードビジネスを継続されていて感心させられますが、今回のピューマの導入にはひときわ感慨深いものがあります。誤解を恐れずに言えば、これまでFLCさんが扱ってきている各モデルは、フィエスタにしてもフォーカスにしてもモンデオにしてもマスタングにしてもエクスプローラーにしても、どれもフォードジャパン時代に展開されていた車種をいわば継承・発展させている位置づけでした。それに対して今回のピューマは、かつて販売実績がなく、本当にFLCさんとして100%新規に日本へ導入するモデルです。それだけに、新しい価値を備えたフォード車として、FLCさんも大いに期待を込めていることでしょう。
そして私にとっても、この先も日本でフォードに乗り続けていく上で「希望の星」の一台になりそうです。

Posted at 2021/04/13 21:34:35 | コメント(5) | トラックバック(0) | Puma | クルマ
2020年08月07日 イイね!

江戸川Tickford?

江戸川Tickford?久しぶりに近所のレーシング・ピューマと会えました。こうしてファクトリーの中でツールやパーツ類に囲まれているのが似合う車ですね♪なんだか、この車が生まれてきたイギリスのTickfordのファクトリーみたい(見たことないけど)?このレーシング・ピューマのカタログには、Tickfordでのアセンブリー工程の写真が掲載されていますが、小さな工房内で2人くらいの工員が組み立てていて、ほとんどハンドメイドといった風情です。最終的に500台しか生産されなかったというから、ちょうどそれくらいの生産体制でよかったのでしょうね。

しかし、すごいトレッドパターンのタイヤを履いているな・・
Posted at 2020/08/07 19:12:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | Puma | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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