これまで幾度か都心で目にしてきた、ダークグリーンのエクスプローラーLimitedを久しぶりに見ました。以前は米軍基地関係者専用ナンバーの「E」を掲げていたのが、今日は一般ナンバーに変更されていました。しかしナンバーの数字列自体は以前と同一だったので、オーナーさんの境遇に何がしかの変化があったのでしょう。
何度見ても、その深い緑色のボディから放たれる印象は、国内で当たり前に目にする白や黒のエクスプローラーとは同型車と思えないほどのものです。ダークグリーンというボディカラーは、それをまとった車をちょっと特別感のある存在に仕立て上げる魔法の力を備えているかのようです。
先だって訪問したFLC四日市店の佐藤店長も、マスタングのブリットのダークグリーンがお気に入りだと熱っぽく仰っていました。ブリット専用色である「ダークハイランドグリーン」は、マスタングのことをアメリカン・マッスルからヨーロッパナイズされた瀟洒なパーソナル・クーペへと生まれ変わらせるかのようなアダルトな趣で、私もとても好きです。きっとヨーロッパではジャガーやベントレーに相通じるイメージで支持されていたのではないでしょうか?
典型的な収縮色であるダークグリーンはある程度ボディ面積の広い、ラージサイズの車でないと似合いづらく、さらに、塗装面に適度な凹凸がある立体感が強調される造形だと、より陰影が映えて効果的です。まさしくエクスプローラーやマスタングは本領発揮と言えます。逆にフィエスタやフォーカスにそのまま塗ってもあまり効果がない色ですね。
Posted at 2022/08/10 21:56:55 | |
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