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2024年10月05日 イイね!

小フォード仲間と、そしてブルーノ・サッコ氏のこと

小フォード仲間と、そしてブルーノ・サッコ氏のこと以前ほどフォードに入れ込まなくなったとはいえ、こういう場面ではやはり反射的に隣に横付けせずにはいられない。なんと言ったって同一のプラットフォームを分け合う関係である、どうしたって強い親近感を覚えてしまうのだ。

我がまちは道が狭いところが多い。長い間、市内を縦断する高速道路の建設計画があったが住宅密集地区を通過することもありなかなか実現しなかったため、それに引っ張られるように市内の道路整備が遅々として進まず、今なお主要道であっても歩道すら満足に確保されていない区間もある。さらにこの地域名物なのが車道にはみ出して屹立する電信柱で、それを避けるような運転になると実質的に路肩が無いも同然の、実に走りにくい道も多いのである。
こういう地域特性のもとでは、我がフィエスタや初代フォーカスくらいの全幅がちょうどよく重宝している。これまで乗ってきたフォードのいずれもが車体幅1,800mm以下の小型車ばかりなのは、そもそも大型車を所有したい欲がないことに加えて、そうした自らの生活圏に起因する特有の事情もある。

でも実はそんな道路環境の場所は、我がまちに限ることなく、この国ではどこにでも当たり前に見られるのではなかろうか?それなのに車の方はモデルチェンジの度に徐々にサイズを上げていくから、いきおい使い勝手は悪くなっていく。エコスポーツを今なお乗っている女性をよく目にすると先日のブログにも書いたが、絶対的にコンパクトなサイズとSUV固有の高めのアイポイントがもたらす運転のしやすさに、強い信頼が寄せられているに違いない(この点で我がフィエスタはシーティングポジションが低めなので、初代フォーカスのコマンドポジションな運転姿勢の方がよりアイポイントが上がって運転がしやすい)。

こんなことを改めて思ったのも、先だって長くメルセデスベンツのデザイナーを務めたブルーノ・サッコ氏が亡くなったからだ。サッコ氏といえば私の世代だと「小ベンツ」190や今なお名車の誉も高いW124のデザインをまず想起する。いずれも今日の水準で見るとにわかに信じ難いくらい、数値的には控えめなディメンションなのに、高い機能と伝統を継承する威厳を兼ね備えた、実に理知的な存在であった。もちろん、安全性や環境・情報への対応などで現代と単純な比較はできないことは当然でも、しかし必要な商品性を抑制の効いたサイズのもとでしっかりとデザインへ落とし込めるサッコ氏のような力が、ますます求められているように思う。

Posted at 2024/10/05 18:39:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | Ecosport | クルマ

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何シテル?   01/17 15:18
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