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ロボ部長のブログ一覧

2021年01月31日 イイね!

フォードの新しいデザイン担当副社長

フォードの新しいデザイン担当副社長フォード本社のデザイン担当副社長(Vice President)の交代が先日発表されました。現職のモーレイ・カラム氏(Mr. Moray Callum)に替わり、今年春から新たに着任するのはアンソニー・ロー氏(Mr. Anthony Lo)です。ロー氏はルノーのデザイン部門トップからフォードへの移籍となります。この方のキャリアは典型的な欧米型カーデザイナーのそれで、ロンドンの美術大学を卒業後、ロータスから実務を開始し、その後アウディ、メルセデス、GM、ルノー等々を渡り歩いて来られたといいます。90年代末には、当時横浜の港北ニュータウンにあったメルセデスの日本デザインスタジオの中心メンバーとして、初代マイバッハのデザイン原案を担当していたという経歴も。

自動車産業全体が「100年に一度クラスの大変革期」にあるとされる渦中に、デザインを通じたフォードの舵取りを担う立場はたいへんな重責です。フォードとしては、近年をルノーで活躍したロー氏の、ルノー・日産連合でのダイナミックな企業統治・企業改革の一翼を担った実績を高く評価しているようです。特にフォードにおける「電動化の推進」に対するロー氏のリーダーシップが最も期待されるところであるのは想像に難くありません。GMが、2035年までにガソリンエンジン車の新車販売を終えるとの公式声明を出すような状況下で、フォードがどのようにこのテーマに向き合うのか。総合モビリティカンパニーとしての性格を強めるフォードにとって、デザインしなければならないことは相当多方面に及びます。

アンソニー・ロー氏自身はカーデザイナーというべきキャリアですが、いまのカーデザイナー、とりわけ経営の意志決定に直接コミットできる立場にあるデザイナーが、ただ単に「美しくてかっこいい、魅力的な車のかたちを創造する」ことばかりにエネルギーを注いでいられるわけはありません。商品の魅力を高めるとともに、その商品を送り出す企業そのもののありようを高めることまでを積極的にデザインの対象にできる能力が求められます。この点で、ロー氏の采配がフォードにどのような変化をもたらすのか、大いに関心を持って注視していきたいところです。

一方、自動車そのものの造形者として、ロー氏の担当作から推察できる傾向は、キャリア初期にあたるメルセデスのマイバッハや、最新作であるルノーの現行型ルーテシア(Clio)の印象などから、流麗で伸びやかなラインを伴った形づくりが得意なようです。カーデザインはきわめて多くのスタッフによる共同作業ですが、最終的にはデザイン部門のリーダーの知見・感覚に負う部分が大きく、その意味ではロー氏の造形センスがこれからフォード車にどう反映されるのかも注目したいです。

※トップ写真はFord Media CenterよりAnthony Lo氏の公式写真を借用。
Posted at 2021/01/31 10:58:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2021年01月30日 イイね!

人気俳優はフォーカスRS500に乗る

人気俳優はフォーカスRS500に乗る「フォーカスに乗っているってよ、RS500っていうの!」妻からそう言われてあわててTVに目をやると、永山絢斗さんという俳優がトーク番組に出演していました。私、この俳優さんのことを知らなくて、瑛太さん(永山瑛太さん)の弟だと妻から聞いたのですが、そう言われれば顔つきが確かに似ていますね。瑛太さん同様に落ち着いた雰囲気で、番組MCの鶴瓶氏との受け答えもとても誠実そうな印象です。

そんな俳優さんの愛車がフォーカスRS500とは!妻によれば番組のテロップで「フォーカスRS500」としっかり表記されていたらしく、これはもう空前絶後としか言いようがありません(残念ながら車両の写真までは出なかったようですが)。「フォーカス」ですらこういう場面でその名が出ることなどまずないのに、その上なんと「RS500」ですからね〜 番組を最初から観ていた妻の話では、もともとMT車が好きで、初めて自分で買ったのがRS500なのだとか・・永山絢斗さん、只者ではないですよ!私の中で、それまでまったく知らなかったのが一気に注目株になってしまいました(^^;)早くおぎやはぎの愛車遍歴にも出て、ぜひ実車を紹介してくれないかな?

フォーカスRS500、日本で実車を目にする機会はほぼ皆無。フォードのオフ会にも現れません。この国では「普通の」フォーカスRSなら、特に3代目を中心に流通量が存外に多いですが、RS500に関しては中古車市場に出てきたのを確認したことなど、これまでただの一度もありません。
本来ならば相当特別なグレードであるはずなのに、神秘性がだいぶ薄れた感もあるフォーカスRSの中でも、RS500はやはり別格です。それは世界的に見ても間違いないでしょう。

私はこれまでに一般の路上と販売店と合わせて3度ほどRS500の実車を見てきましたが、その中の1台、とある有名な撮影スタジオ前に駐車されていたRS500(トップ写真の車ではありません)こそ、おそらく永山さんの愛車だったのでは?今にしてみればそう思います。



Posted at 2021/01/30 09:59:39 | コメント(4) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2021年01月27日 イイね!

意外と「大きくない」

意外と「大きくない」週に1〜2日しかオフィスへ出社していないので、目にできるフォードは自宅のフィエスタを除くと、すっかりおなじみのこちらのトランジット・コネクトくらいになってしまっています。ところでトラコネ、「フォード」の「バン」と聞くだけで、大型の車両というイメージを直感的に抱くのではないでしょうか。ましてやトラコネといえば、今ではヨーロッパはもとより、アメリカでもベストセラーになっているくらいだから、アメリカで支持されているバン=それこそかつてのエコノライン的な、ますます大柄な存在をイメージしがちです。

実際はどうか?今朝はちょうどトラコネのすぐ隣を走ってくる日産のNV200がいたので、横並びになった瞬間でシャッターを切ったのですが、ご覧の通り、全幅と全高はほとんど両車いい勝負です。全長についてはトラコネの方が長かったと思いますが、それでもそんなに極端に違っていたような印象はありません。
改めて、現行型のトラコネは決して大型ではなく、国産のミニバンとほぼ同等の体躯であると、おわかりいただけたかと思います。考えてみれば、トラコネの上にはただのトランジットがあって、そちらこそがいわゆるフルサイズ・バンに相当するため、よりコンパクトな成り立ちのコネクトは、私たちが日頃この国で馴染んでいるようなミニバン各車と大差のない程度なサイズに収まっているわけです。
日本で乗るにも何ら気後れすることのない一台であると言えそうです。
Posted at 2021/01/27 23:59:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | Transit | クルマ
2021年01月26日 イイね!

私が好きな猫

私が好きな猫インドア三部作です。ここまでミニカー、カタログとクルマ絡みを維持してきたのが、ついに「猫」へと逸脱・・この調子で行くと、次は「私が好きな音楽」「私が好きな服」「私が好きなお店」はたまた「私が好きな食べ物」などなど・・・ただひたすら自分の好きな対象を紹介する「私が好きなシリーズ」へと突入か??
いやいや、そんな私個人の好みなんて取るに足らない些事をもっともらしく展開するなど、おこがましい限り。そもそも車以外の話題をこのブログで繰り広げるつもりはハナからないので、今回もきちんと(強引に)クルマ、フォードと絡ませます!

我が家の「グレ」、眠そうな目をしているときのアイラインが、いつもB299フィエスタのヘッドランプの輪郭線そっくりに見えます。ご存知でしょうか、このB299フィエスタでも、特に初期型のヘッドランプのことを、フォードはオフィシャルに『ドラゴン・アイ=龍の目』と形容していたのです。デビュー当初のカタログにもそのように明記されています。



これが、私も愛用しているMC後の後期型になると、ヘッドランプの形状がだいぶ変わり、初期型に比べると切れ長度合いが増すため、フォードもドラゴン・アイの表現は使わなくなっています。ちなみに、ドラゴン・アイに変わる別の新たな表現は特に目にしていません。
ボンネットフード上下方向にヘッドランプ開口面が大きい、初期型の独特な形状のヘッドランプは、一介の猫好きからすると『ドラゴン・アイ』ならぬ『キャット・アイ』に見えてしまいます😻

いま、クルマのヘッドランプは照明という本来の機能の発揮もさることながら、クルマにおけるアクセント的な、装飾品的な意味合いがますます高まっていて、あたかもジュエリーのような印象に作り込まれることも多くなっています。その一方で、技術の進歩はヘッドランプ自体のさらなる小型化・開口面の狭小化を促していますが、最近のフォード車のヘッドランプは、いっときに比べると再び大型化する傾向が見られるようですね。
Posted at 2021/01/26 23:11:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2021年01月24日 イイね!

私が好きなカタログ

私が好きなカタログインドアシリーズ第二弾として今回はカタログです。車のカタログを収集している方は案外多いと思います。その中でも、新車のカタログをディーラーなどで入手して集めている方のほかに、わざわざお金を出してカタログを購入しているという向きもあろうかと思います。私もそんな一人で、日本では手に入らない車種や、興味のある古い車種のカタログを積極的に買い集めてきました。

最近ではヤフオク経由も多いのですが、都内にあるいくつかの専門書店をよく使ってきました。先週の何シテル?でも話題にした神保町のS書店(ややネガティブなコメントをしたのでここだけ伏字にしておきます。ちなみにこちら、閉店ではなくて移転のようで、中野に新店舗がまもなくオープンするみたいです)でも何冊か買いましたが、一番お世話になってきたのが新井薬師のブックガレージさんです。適正と思える値付け、時にサービスとして売り物にならないチラシやビラをおまけしてくださる心づかいが嬉しく、もうずいぶん長く通っています。表参道裏にあるロンバルディアさんも職場が近いのでよく訪ねます。あとは少し遠い所で、保谷のアカシヤ書店さんも年に1回くらい訪問します。古いカタログのストック度合いで言えばここが一番?専用の棚とボックスを埋め尽くす古今東西の各車のカタログの中から、掘り出し物を見つけ出す楽しさは格別です。
最近は行っていませんが、自動車関連古書の品揃えのディープさでは知る人ぞ知る、葛飾区お花茶屋の青木書店さんにもお世話になりましたね。

そんなこんなで収集してきたカタログの大半はフォードのものです。ちなみにトップ写真はマスタングの2016イヤーカタログで、隣に置いたiPhoneとの比較で、判型がかなり小型なことがお分かりかと思います。今はフォードに限らず、カタログのサイズダウンが進み、かつてのように大判で豪華な写真を並べて見せるようなカタログは、高級車ブランドでさえも見られなくなってきました。残念な傾向ですが、そもそもペーパーのカタログを作るのをやめるメーカーも出てきている中ではやむなしなのでしょう。それよりは、あたかもコンパクト版の女性誌のようなサイズ感が持ち歩くのにうってつけな点で、むしろ気に入っています。最近では通勤の鞄に入れているのは大体こうした小判のカタログですね。





いま収蔵しているカタログの中で、自分自身の車種に対する思い入れ度合い、カタログとしての完成度・珍品度合い、さらに入手時のコスパの高さ(何だかんだ言っても元来が無料配布の品だけに、際限なくお金を充てることはしません。高くても2,000円を上限と定めています)などからトータルにはじき出したお気に入りの一品が、こちら1993年のSVTマスタングコブラのカタログです。FOXマスタングのSVTコブラはこの1993イヤーモデルのみだったため、生産台数も少なく、そのカタログ自体も貴重なものです。当時のSVTモデルのカタログだけに判型はだいぶ大きめで、手描きの透視図も掲載されているなど、いかにもスペシャルな高性能モデルのカタログといった趣になっています。






フォードのもの以外だと、こちらのプジョー505ですね。ただし本国フランス仕様でなく、アメリカ仕様車のカタログなのが自分的に高ポイントです。1983年発行なので505がアメリカに輸出を始めてから数年後のモデルに当たります。本来、ピニンファリーナによる上品で端正な姿の505に、ぶっきらぼうな5マイルバンパーや補助灯火が付いているアンバランスさが何ともいたたまれない(笑)。アメリカ市場にプジョーは結局根付かず、のちに撤退することになるのですが、ともかく典型的なヨーロピアンカーである505を、なんとかアメリカでも売っていこうとしていた苦闘が読み取れる、これもまた私にとってはたいへん関心を惹かれるカタログなのです。

Posted at 2021/01/24 13:12:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

プロフィール

「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。フォードを40年近くにわたって乗り継いでいます。2016年をもってフォードは日本から事業撤退しまし...
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