• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2010年06月09日

クルマには、心ときめく魅力的なカタチこそ必要です①

1
クルマのデザインは、1960年代前後にイタリア系SSミッドシップが流行り、その後30年以上に亘りスポーツ/グランドツーリング系統の象徴的なものとして常に主流になって来ました。

その後エンジニアリング方面の技術革新により、いまのように圧倒的パワーと電子制御の足回りを得ると、ミッドシップは必ずしもカーデザインの中心では無くなりました。FRで充分速く、またFRならではの流麗なスタイルが好まれ、相次ぐ新車に採用されています。

そうしてミッドシップウェッジシェイプ神話から解き放たれ、気が付いて周りを見渡してみますと、現在のクルマはやっぱりFR/FF「普通ジャン」3BOXがデザインの主流です。

昨年のモーターショウでも、レクサスFTAやFT-86、GT-R、日本メーカーの最新スポーツモデルはFR-3BOXでした。クーペタイプで、一目見て力強さ、秘めたる凄いパワーを感じ、格好良いと思いました。然し同時に、「またデザインこれ?」という印象を持ちました。
2
プリウス/インサイト/HS250h等、ハイブリッド専用ボディモデルの成約台数はいまや圧倒的な結果が出ていますが、これら一見全く強そうにも速そうにも見えない背高デザインがこれだけ受け入れられたのは、その先進的な省エネシステムや設定販売価格帯、減税の恩恵ばかりが理由では無いと思います。

ボディサイズは小型なのに、ベースモデルでは無く、300万を超える上級モデルのオーダーが多いのも、それを示唆しています。

3
この数十年間、走りとパワーの技術向上は物凄く進化してきたのに、肝心なクルマのデザイン側は、従来通りの3BOXデザインからほとんど進化して来ませんでした。

だから、そうでは無いハイブリッド専用ボディという、この特徴的なひとつのブランドを与えられた事で、ハイパフォーマンスカーとは違うジャンルのマイカーという立ち位置で、他の3BOX車よりもユーザーに受け入れられ、いま受注台数のチャンピオンになってると思います。

4
ホンダのCR-Zは、2ドアクーペスポーツをハイブリッド車で市場に出し、販売直後に圧倒的な受注を続けています。
前述のように日本国内の新車トレンドがFR-3BOXデザインなのに、このCR-Zはワイドで極く低いルーフのクーペボディを採用、大きな開口部を持つフロントグリル、ウェッジの利いたボディサイド、ホンダ社内でこのプロジェクトを進めた人達には、並々ならぬ努力と意思が必要だったのではないかと思います。
5
フロントグリルはこのところの最先端、アウディR-8などにも負けない造形ですが、更に特徴的なこのグラマラスなサイドシル-リヤフェンダー周りのデザイン。
6
インテリアも斬新なデザインが採用されています。フロントシートはファブリック-フルバケットタイプでホールド性が如何にも良さそうです。シビックタイプRと比べても更に低い着座姿勢は、スポーツ走行に適しています。
7
機能性を備えると同時に先進的なイメージや上質さが表現されていて、特にメーター回りはハイブリッド車ならではの情報を表示するディスプレーが採用され、先進性が強調されます。
8
乗車定員は一応4名という事ですが、後席はヘッドレストも無い完全なエマージェンシー用で、2+2になっているとは言えません。背の高い大人が乗ろうとすると、首をそっくり90度曲げる(?)くらいで、ポルシェと同じく普通は2人乗りで後席は荷物置き場と考える割り切りが必要です。

にも係らず、これだけ支持されているのは凄い現象です。
私ももし2台目のクルマを持てる立場でしたら、これ車庫に並べてみたいと思っちゃいます。

⇒②に続く。

ブログ一覧 | クルマへの想い | クルマ
Posted at 2010/06/09 23:54:43

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

今日は木曜日(ドライブGOGO ❗ ...
u-pomさん

久々軽井沢に娘孫2号と♪
kuta55さん

0805 🌅💩🍱🍱🥛◎ ...
どどまいやさん

キリン
F355Jさん

オフ会に協賛させていただきました~ ...
FJ CRAFTさん

【常陸野ネストビール】クラフト🍺 ...
bighand045さん

この記事へのコメント

2010年6月11日 20:01
初コメ、失礼いたします。

最近の市販車では、CR-Zのデザインは、往年のバラスポCR-X以来の衝撃度です(@個人的に)

惜しむらくは、サイドに入れてしまったプレスライン?というか、キャラクターライン?というか・・・

あの部分が、うまく面で処理してくれたら・・・と、思っています。

手書きによる緩やかな、優しいラインを持つ車、今後は難しいのかもしれませんが、

擬似的にでも、そういうラインと面を持つ車が、今後、出てくることに期待しています。

理想のラインは、外車ならディーノ246GT、250GTO、アルファ・ジュニア、427コブラ、365デイトナ等です。
国産なら、初期型ロードスター(NA型)、FD-3S、117クーペ(初期)、ピアッツァ、Z32ですかね。
(↑あくまで、個人敵にですよw・・・グニョグニョ系が好きですww)

また、お邪魔いたしますね。

コメントへの返答
2010年6月11日 21:35
nabeko さん、コメント有難う御座います。

CR-Z、プレスラインが惜しいという部分、グニョグニョ・・・のくだりで理解しました。私もnabekoさんが挙げられたクルマ、大好きでした。いくつか画像を閲覧できるURLを以下に列挙しました。
因みに、国産ならやっぱり、TOYOTA2000GTも仲間入り。あのお尻の曲線が。

①DINO 206GT) 1967年
http://car.area0.biz/modules/data/169.html

②Ferrari 365GTB/4 DAYTONA 1968年
http://car.area0.biz/modules/data/167.html

③Maserati Indy 1973年
http://car.area0.biz/modules/data/181.html

④Lamborghini Miura P400 1966年
http://car.area0.biz/modules/data/204.html
2010年6月11日 21:55
連コメ、失礼いたします。
トヨタ2000GT、入れるの忘れていました(^^;

ボディーラインもさることながら、あのローズウッドの内装も素晴らしいですよね!

日本車でありながら、ああいうウッド使いは、唯一無二の存在ですね。

ディーノも246と206では、バンパー以外にも異なる点が多く、
206のほうが、シャープな印象ですね。

デイトナも、実はプレクシレンズ仕様の怪しさが好きです♪

まあ、「サーキットの狼」世代ですので、公道グランプリ、流石島レースあたりに影響されていますねw

ミウラも飛鳥実 仕様のP400とP400Sが好みですね。(SVよりも)

どうもアナログ・デザインが、好みの私ですw


コメントへの返答
2010年6月11日 22:50
nabe co さん、世代が近そうですね・・・。

そうです、私も同じく子供の頃から、この時代の美しい曲線に包まれたボディラインのクルマがずうっと好きなままです。
ところで今回のブログは『クルマのカタチ-おっさんの主張』みたいになってしまいましたが、決して私はFR-3BOXが嫌いなんて言ってる訳では無いです(自分の愛車もまんま3BOXです)。それからCR-Zがベストだと思っている訳でもありません。
だけど過去50年間メーカーさんは、クルマ製品の主流である使い易い3BOXセダンのデザインに関して、同じ基本形をちょっとずつこねくり回してるだけで、進化が止まってて面白く無いと言ってる訳です。
だから出せば売れ筋セダンじゃなくて、造りたい売りたいクルマ、CR-Zを出したホンダさんの開発チームに喝采を送ります。

プロフィール

「リヤアクスルキャリア、5リンク、各 再発注。 http://cvw.jp/b/712941/48516199/
何シテル?   06/30 12:28
2010年3月、GWS204クラウンハイブリッドを納車してから15年目に突入し、積算総走行距離100,000kmを達成、益々現役です。ノーマルの柔らかさに我慢出...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ステアリング交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/05/07 04:53:45
R56 ミニクーパーS リザーバータンク交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/18 21:08:01
リコール作業 無事?終了 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/01/24 06:01:04

愛車一覧

トヨタ クラウンハイブリッド Super City 号 (トヨタ クラウンハイブリッド)
14年間乗ってきた9代目クラウンロイヤルサルーン3.0Gを手放し、AUDI A4 2.0 ...
トヨタ クラウンロイヤル トヨタ クラウンロイヤル
1995年購入、9代目クラウン3.0ロイヤルサルーンG。同年FMCによりモノコックボディ ...
ホンダ NSX ホンダ NSX
1990年式ホンダNSX、1992年新車購入。SPOONSPORTSの実測270Km/h ...
トヨタ スープラ トヨタ スープラ
NSXの前に乗っていた2代目トヨタスープラ2.0GTツインターボエアロトップ標準ボディ。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation