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2010年10月23日

内装紹介その27(CROWN HYBRID - フロント/リヤシート4)

内装紹介その27(CROWN HYBRID - フロント/リヤシート4) こちらの画像は、2007年にモーターショウで公表されたCROWN HYBRID CONCEPT MODEL の後部座席、本革貼りのリヤシート周りです。
現行のCROWN HYBRID と基本的に変わらず、公用車ユースも多いクラウンセダン、後席は充分な広さを確保しています。セダンの代表とも言えるデザイン上の特徴である、Cピラー上の角度が付いたルーフによって、GS450h と比べて頭上に余裕を感じます。

考えてみれば、CROWN HYBRID のパワートレインはリヤシート後方にサイズの大きい二次バッテリー、エンジンルームにPCUを置く事で12Vバッテリーはリヤトランク左下に、一般的レシプロエンジンカーのトランスミッション搭載場所には大きな発電機、モーター、動力分割機構、二段変速式リダクションギヤと多くのHEV専用機械を詰め込んでいます。

それなのに、こうしてCROWN HYBRID の内装を見ますと、普通のCROWN シリーズと寸法に特段違いは有りません。決してHEV専用ボディとして生産されている訳では無いのに関わらず、上述の特殊な内容を感じさせないまま1台のクルマとして仕上げている事に、トヨタエンジニアリング陣の凄さが見えます。

これからHEVはどうなるでしょうか。私は、パワーハイブリッド/EVスポーツと、超低燃費実現ハイブリッド/EVとの二極化が進むのではと思います。ECUも増え、ワイヤーハーネスの搭載増加と相まって重量が増加。ハイパワーHVの実現には、モーターを大きくして、それを支える為のバッテリー能力が限界に近付いていて、より効率と性能強化のための開発が進むのだと想像します。

一方、アジアの自動車新興国向けには従来レシプロエンジンモデルの低価格デリバリー、このようにニーズに沿った展開が必要です。HEV/EVは一般購買層に手が出る価格では有りません。

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こうして普通にクルマを購入するのと何ら変わらない手続きでお金払って、従来のCROWNの車体と同じボディサイズに、GS450hと同じハイブリッド・ドライブトレインを搭載したハイパワーセダンを、まるで白物家電を買うごとく手にした訳です。

はじめてHEV車に触れたのは、気軽に頼んだクラハイの試乗車。Dラーの社員さんの説明も、始動手順に1分程受けただけ。アクセル踏んでスタートしてるのに、エンジン掛かって無いという体験、と言うか洗礼を受け、その瞬間に時代の流れを得心しました。でもそれまでは、HEVやその開発の事など何にも知らなかったのです。
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然しそのドライブトレインの中身は、世界の自動車産業界でニッケル水素バッテリー+電気モーターとガソリンエンジンの組合せというHEVプロダクトモデル(通常生産市場販売)開発に於いて、現時点ではTOPのTHSII。

プリウスも同様です。日本ばかりで無く世界でも売れに売れたプリウス。第一、クラハイやGS450h の燃費性能を『大した事無い』って言われても。だって9代目クラウン君の倍は走ってますよ。最近、日本のドライバーはプリウスの30km/L台の燃費性能に慣れてしまったみたいですけど、'80年代のあの頃からしたら、この性能は驚異的と言うか神憑っています。
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そして、程なく納車されたハイパワーハイブリッドは、9代目クラウン君の頃と同じように、グズる事もトラブルも無く、普通に奥様の手足としてお買い物のお供をしています。
トランクルーム奥の間仕切パネルが大きなニッケル水素二次電池の存在を僅かに思い出させるだけで、そのフロント/リヤセクションのサイズも、乗車スペースの広さやシート配列も、特別なところは何も無い。
この、THSIIを搭載してドライブトレインの半分が、いわばキカイダー(また古い・・・最近の子供は知らないよね)なのに、特別なところが何も無いのが凄いです。
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さて、気を取り直して内装紹介続行。

ライトグレーファブリック地の、リヤシートの全景画像から。乗り込んでみると、9代目クラウン君より前後、左右とも余裕が有ります。シートのクッション厚さ等条件が違うので単順に比較は出来ないのですが、ホイールベース/車体横幅ともにサイズアップしていて、特に車内幅は広くなりましたね。
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左側リヤシートの足元周り1。

リヤドアーは流石にフルサイズ4ドアセダン、3の画像で解るように殆ど90度近く開くので、乗り降りはとても自然に楽に行えます。
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左側リヤシートの足元周り2。

座面の角度が程よく背もたれに向けて低くなっているので、走行中のお尻の納まりは良好。法人ユースを考えたリヤシート中心の設計です。
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左側リヤシートの足元周り3。

シート座面前端に、丁度膝裏の折り曲がるところが少しの余裕を残して位置するので、座って足元周りを見ると、見掛けより広いです。
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左リヤシート脇のスカッフプレート。

まだ養生ビニールシートを剥がしてません・・

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Posted at 2010/10/23 00:48:43

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