
引き続き、CROWN HYBRID リヤシートのご紹介。
クラウンアスリートベースのボディデザイン、THS-II ハイブリッドシステムを搭載したパワフルな動力性能、という謳い文句で宣伝されているのでつい、ドライバーズカーと勘違いしてしまいますが、実はこのクルマはリヤシート乗員のほうがくつろいでドライブを楽しめ、或いは街中の移動にも快適な乗り心地を享受出来る様になっています。
↑2008年2月のモーターショウ出展モデル。
当初はこのハイブリッド専用色、ライトブルーマイカメタリックがCROWN HYBRID のイメージカラーとしてオートショウ等に出展されました。
然し街中を走っていて、僅か2度程すれ違ったクラハイ君の友達は、ブラックとホワイトパールクリスタルシャイン。永田町の某政党本部前を通りすがりの際に見た何台ものクラハイ君は、見事に全部ブラック色でした。
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右リヤドアーからリヤシートを見る。
夕日の逆光で撮った画像なので、白っちゃけた不鮮明なものになってしまいました。
リヤドアー開口部の上端がこのように水平に張っているので、リヤシートへの乗り降りは頭頂部をぶつける心配が少なく、楽に行えます。デザインよりセダンとしての使い勝手中心の造形です。
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右リヤドアーからリヤシート足元周り。
外部路面に対して丁度良いシート座面の高さと、外から見た座面がこれだけドアー開口部淵から張り出している事とで、例えばミニスカートを履いた女性が脚を開く事無く降車出来ます。慣れればドアー開口部内側上端に設けられているアシストグリップを、電車の吊革の様に使ってスムーズな動作で乗降りすることが出来ます。
NSXの時は、ミニスカートだと乗降の際に必ずパンツが見える程シートが低くサイドポンツーンの幅もあったので、不評でした(T_T)
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右リヤドアーからリヤシート全景1
リヤセンターアームレストを出した状態。右側リヤシート座面を中心に撮影。
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右リヤドアーからリヤシート全景2
リヤセンターアームレストを出した状態。左側リヤシート座面とドアサイドパネルの納まりも解ります。
リヤセンターアームレストには、リヤシート電動リクライニングやオーディオ等の操作スイッチパネルが装備されています。
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右リヤドアーからリヤシート全景3
リヤセンターアームレストをシート背面に収納した状態。
フロアセンターのドライブシャフト周り張り出しはFR駆動車の宿命とも言えます。
FUGAやCROWN Majesta の4人乗り仕様車は豪華装備で格好良いのですが、法人ユースと違って我が家の様な一般家庭ユーザーの使い方ではやはり、補助的とは言え5人目が座れる事のほうが優先です。
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フロントシートからリヤシート全景
どちらかと言うとフロントシートより、こちらのリヤシートのほうが座った時のお尻や背中の納まり、柔らかさ、足元の余裕、頭上空間の広さの面で長時間を過ごしやすい乗り心地を提供します。
リヤシート用のシートベルトにはコンフォートガイドが付いています(画像、ヘッドレストのドア側横)。肩部ベルトが首に掛かる様な時はこのコンフォートガイドを前にスライドさせて違和感を緩和します。
CROWN Royal Saloon 等にはセンターアームレストを開いた場所にミニ冷蔵庫が付きますが、CROWN HYBRID はここの後背部に大きな二次バッテリーを搭載しているので、冷蔵庫は有りません。
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リヤシートのドアパネルとの納まりはこのようになっています。ドアパネル側アームレストの後半部分は、室内幅を少しでも広く取るためにこの様に、ドア内側に湾曲させています。
実質的にも視覚的にも、見掛けより余裕の座り心地です。
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リヤシート用AC空調吹出口。
センターフロアコンソールの後端に装備されており、調整はフロントシートのAC調整パネルで行います。
CROWN のAC空調システムはMajesta と違って、リヤシート乗員がここのAC調整を自分で行う事は出来ません。
リヤシート乗員が自分で調整出来る空調システムは、オプション設定のリヤオートクーラー。このセンターAC空調に加え、リヤドアー上部の吹出口から冷風を増やせます。
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愛車紹介あれこれ | クルマ
Posted at
2010/10/23 10:05:42