
こんばんは♪(0v0)/
今日はちょっと素敵なレストランに逝って来ましたが、
それは後日アップするとしまちて(汗;
タイトルの『THS-IIとトルコンとの決定的違い』について、
ちょっとお話したいと思いまちた♪
これはもう、街中の普段使いで体験する事なのですが、わだスが200系クラウンハイブリッドに
乗っていて、多分一番運転操作のなかで気に入ってる点で御座いまつよ。。。
それはね。。。
シフティングなんでつよ。。。。。
通常、AT装備車両はトルクコンバータを介してエンジンから変速装置に駆動力を伝達する
構造がほとんどだと思われます。
最近販売されているトヨタ車以外のメーカーのハイブリッド車には、クラッチを挟むタイプが
多いようですけどね。
んで、トヨタのTHS-IIですが、そもそも1997年に発売開始されたPRIUS。
NETのインタヴュー記事に掲載された、開発者の八重樫武久さんの談話が有りまして、
PRIUSの開発にあたり、ハイブリッド車としてどういうコンセプトで行くのかについて、
以下の様な解説をされていました。
開発目標;従来車の燃費を2倍にする
付帯機能;
①アイドリングストップ機構は必須
②エンジンの熱効率が下がる低中速走行では、アクセルを少し踏み込んだぐらいの走行でも
エンジンを止めてモータで走らせる
③減速時の回生発電も目一杯やる
④エンジンをかけて走るときは燃料消費率が低い領域での運転が必要
⑤最高出力や最大トルクを犠牲にしてもエンジンは高い熱効率を追及する
それには高い圧縮比と高膨張比のアトキンソンサイクルに、ピストンからバルブ機構まで
あらゆる部分の摩擦損失の低減に取り組む
PRIUSはFF横置きエンジンとの組合わせでしたが、その後のLEXUS GS450h、200クラウンHVでは
FR縦置きエンジンとの組合わせとなったため、通常のミッションケースの中に、各パーツは
以下のような配列になりました。
エンジン⇒発電機⇒動力分割機構(※)⇒モーター⇒2段変速式リダクション機構(※)
上の(※)の部分に、遊星ギヤが使われています。
↓遊星ギヤ機構
お気づきのように、このトランスミッションは、クラッチもトルコンも無い。
駆動軸で一直線に繋がれており、変速(後退=逆転)には、サンギヤ/プラネタリーギヤを
噛み合わせた遊星ギヤ機構が組み込まれており、これによりクラッチを不要としています。
よく、雑誌の主要装備欄にCVTと記載されていたりしますが、クラハイちゃんのミッションは
このように、通常のチェーンベルトを使用したCVTとは全く形態が異なります。
前進から後退に移行するには、電気的に発電機部分を逆転させて行うので、普通のクルマに
有るバックギヤも有りません。
加えて、クラハイちゃんのシフト、アクセルは共に完全なバイワイヤ方式です。
んで・・・・・
何が言いたいかといいますと。。。。
ブレーキレバーをきちんと踏んで、シフト位置を、ニュートラルから・・・・・
・・・D(ドライブ)に、動かしてみると。。。。。
・・・・何も、起こらない。
つまり、通常エンジン+トルコンATの車両ですと、この瞬間に駆動軸に前進方向の駆動力が
作用し、FRの場合は一瞬後輪が低く沈み込む挙動を示します。
しかし、クラハイの場合はその『グン!』・・・という挙動は、起きないのです。
んで、右足の踏力を徐々に、或いは一瞬のうちにでも抜き、ブレーキレバーをリリースすると、
無音のまま、エンジンは掛からない状態のまま、前軸後軸が水平のまま、
『スーっ!』と前に、1,800kgを超える重量級の車体が進み出す。。。。。
うちのクラハイちゃんでは、その後 30km/h 前後で後席同乗者が全く気付かないうちに、
V6-3.5L エンジンが起動しています。
そして、一定距離走行後、再び前方の信号が赤に変わり、アクセルレバーからちょっとだけ
抜力すれば、その時点でV6-3.5L エンジンは停止し、その後は回生充電シークェンスに入り、
完全停止までガソリン消費は行われません。
※マニュアルシフトダウンを使うと、エンジン保護のためV6エンジンは勝手に再起動します。
加えて、通常のトルコンAT車に有るクリープ微前進機能は、クラハイちゃんではモーターに
絶妙な駆動力調整プログラミングを施したエンジニアさんのおかげで、まことに自然に再現が
されていますので、静かに発進し静かに停止、が可能なのです。
電車の発進、停止に加え、最初と最後のカックンさえ完全に取り除いた運行が可能なんです。
私はPRIUS君、AQUA君、そしてMC後のLEXUS GS450h F-Sport(ブレーキパッドが特殊)では
どうしてもカックンブレーキ現象から抜けられなかったのですが、200系クラハイちゃんでは
カックンブレーキ現象を生じさせずに走る事が出来るのが、嬉しいのです。
だから、たまに代車とかでATトルコン車に乗ると、自分で運転しているのに、前後に車体が
駆動力のON-OFFのたびに頻繁に揺すられる事で、10分も走ると車酔いしてしまうのですww
・・・・これが、クラハイちゃんのシフトが、まことにもって走りに上質感を与えているのです♪(^ ^;
・・・・って、つまんないお話、失礼しまちた!m(_ _)m