
こんばんは(0 0)/
先週末の土曜日に、マイDらーで減衰力再調整をして貰ったうえでの、換装後一発目のインプレ、逝ってみたいと思います。
【お願い事項】
今回使用させて頂く新製品は200クラウンロイヤル/アスリート用に開発されたもので、受け側の形状が同じ仕様のため取付は可能ですが、基本的に200クラウンハイブリッドは適合対象外です。
ハイブリッドは重量が約180kg程重く、乗り心地についてはTEINさんの開発部門が想定をしている乗り心地ではないため、あくまでハイブリッドに装着したらどうなったか、という参考として読んで頂きたく、宜しくお願い致します。
さて、取付当初は減衰力の標準設定レベルがわからなかったので、整備士さんには最弱にて設定して貰いました。この製品はアジャスタ段階が16段階あるということでしたが、実際に調整ツマミを動かしてみると20数段階あることが解りました。
後日、TEINさんに問い合わせたところ、16段以上柔らかい方向に回してしまっても減衰力を出すニードルの構造上減衰力特性は変化しないので、回さないでくださいとの連絡がありました。
1週間後、再びDらーに設定調整のため赴き、試走を含む減衰力設定を行いました。
既にブログなどでアップした情報の通り、最弱設定では純正KYBダンパーのノーマルモードよりも柔らかくなっているため、ロールばかりではなく前後に(お辞儀する)動く量が増えてしまい、乗って10分もしないうちにクルマ酔いしそうになりました。
この柔らかさで、私が望んでいる減衰力のイメージは得られるのかな・・・?
TEINのサスペンションダンパーの場合、減衰力のアジャスターは手動のほか、EDFCという装置を装着すると室内から強度を電動で操作出来、またグレードにより車速・加減速・旋回G感応自動減衰力調整機能を加えることが出来るそうです。
しかし、今回の私は「お試し受験」なので、そうしたおもてなし装置は有りませんから、クルマを降りてエンジンフードを開け、手で調整ということになります。
特に、リヤサスペンションの場合は荷室間仕切用の内張りを外さなくてはいけないので、こういう場合昔からわだスは自分でやると必ず樹脂パーツのどこかを壊すので、整備士さんに外して貰い任意の段階に設定して、内張りを復旧しないままDらーの社員さんを乗せて街中を走りに逝き、確かめた上で調整を決めてしまい、その後は暫くそのままデフォで走るということになりますwww
TEINさんのHPを拝見すると、ワインディングは強いほうから4ツマミあたり、高速道路は8あたり、街中は12あたり、基本的に真ん中の8あたりから試してユーザーの好みの位置にしてくださいとなっていました。
本当は街中用の優しい減衰力設定から始めたかったのですが、兎に角1週間前に取り付けた最弱の設定が気持ち悪かったのと、街中を走りながら都度、DIYで間仕切りパネルを壊さずに調整ツマミを操作できる自信が全くなかったので、考えを180度変更し、最初から望みうるガッチリ強度で決めてしまおうということに。
んで、まずは4にして街中に試走しに・・・
通常の優しい加速、法定速度以内で安全運転でやれることを試し、アスファルト道路面上を、マンホール突起を避けて走る、マンホール突起に敢えて乗り上げて衝撃の伝わり方を見る、それ程強く無い街中の走りでのブレーキング、ある程度の負荷を前輪に掛けたコーナーへの進入、急な車線変更(衝突事故回避にはこの動きは非常に重要)、それから例の左右ステアリング小刻み往復もやってみました。
・・・ううむ、これコーナーではなかなか、良いんではないか?
左右ステアリング小刻み往復は、純正ダンパーのスポーツモードより、やや抑えられたという感じ。
然し・・・車線変更では、うーむあまり純正ダンパーと変わらないか?
・・・という事で、この段階で既に路面ギャップの突き上げは純正より大きいが、路端にクラハイを停め、あと2ツマミダンパー減衰力を強くして貰い、再度試走開始。
この時、運転席に座って最初の走り出しの瞬間に、リヤダンパーが起きた感覚を腰で感じたので、あ、2ツマミでこんなに変わった・・・と、思ったのです。
そして、再度一般道でやれることをひと通り試してみた結果、
SCさんと「これ、かなり良いんじゃないですかあ?」ということで同意見となり、一番強い位置から2つめで暫くホールドすることに致しました。
左右ステアリング小刻み往復は純正KYBダンパーより抑制され、車線変更時の挙動は、適度に最初少しロールしますが、そのあとS字的な動きには乱れず1発で収束する。
通常の、危険じゃないブレーキングでは、最初のブレーキ掛け(制動力を殆んど効かせない、あたりの範疇)で微量のノーズダイブがあり、然しそこからはダイブを深くすることはなく、つまり前後のピッチングお辞儀はしないままぐーっと減速して逝く。
そう、実はGWS204クラハイの場合回生ブレーキにより、制動時はリヤブレーキがやや先行することで昔バイクで流行ったアンチノーズダイブシステムと同様の効果があるのです。
THS-IIハイブリッドトランスミッションですので、トルコンATと違い、信号停止状態でシフトポジションをNからDに入れても、リヤサスペンションがダイブしない。・・・何も起きない、水平姿勢が変わらない。無音のまま。んでアクセルを踏むとそのまま水平姿勢を保って前に重いボディを押し出していく。
このため、日常走行中では前後方向のお辞儀・・・ピッチングをほとんど同乗者が感じないように走らせることが出来るので、気持ち悪さ、クルマ酔いを極力抑える走りが可能になります。これが、私がこのクルマを気に入っている最大のポイントなんです。
さて、あとは、高速道路に逝き、70~80km/hでの左右ステアリング小刻み往復、早いアクションでの車線変更を試したいと思います。
クラハイではサーキットに逝ってスポーツ走行するつもりはありませんから、高速道路での安定した走りと、あとはたまーに逝く峠の登りでちゃんとラインをトレースしてくれればそれで良いと思っています。
なので、特に高速道路のレーンチェンジに於ける挙動は自分にとって大切です。あの、愛しのAUDI S4様💛!(^^)!💛・・・の脚、には遠く及ばないかも知れないけど、大海の小舟みたいに振り回されない動きを得られれば・・・
んで、前後左右に他の車両が居ないことを見計らって、素早いレーンチェンジを敢行。。。
ん?(´・ω・`)
おお?!Σ(・ω・ノ)ノ!
これは、良いんじゃないですかあ??!
やり方としては、70~80km/hの定速直進走行状態から、ウィンカーを出し、左右・後方をしっかり確認し、斜め後方を振り返って肉眼で確認し(これ、バイクに乗ってた癖で、いまでも毎回、やっています)、いきなりスパっとステアリングを切り隣のレーンで直進状態に戻る。落下物、事故車両など前方の障害物があったときに、直前で避ける場合の動き。
純正KYBダンパー(スポーツモード)、TEINダンパーの20段階以上設定、では、あのLEXUS GS450hの純正ダンパー仕様と同様、切り始めにかなりのロールを伴い、隣のレーンに移動してステアリングを戻した瞬間に更に大きな揺れ戻しが発生して、それ1発で収まる、という感じの動きです。
それに対し、TEINダンパーの上から2個目の強さ設定では、切り始めはロールは少し出て、それでそれ以上ダイブせず隣のレーンにすーと移動し、ステアリングを戻す際は小さい反対のロールが少し出て、そのまま大きな揺れ戻しには発展せず直進に戻る。
クラウンの直進安定性は、純正KYBダンパー(スポーツモード)でもBMWのような感じにはならないのですが、このTEINダンパーに換えてもそこは、ビタ!って感じの安定感は出ていないと思います。これはクラハイのサスペンションアーム、それに付随するノーマルのサスペンションブッシュと、ダイレクト感の無い電動パワステの組み合わせがそのままなので、仕方無いと思います。
サスペンションアームブッシュは換装したんですけど、ここだけでは。。。
また、新しいTEINダンパー換装したということは、少なくともここの部分のブッシュはノーマルとは
違うものに変わった、と言えるんですけど・・・・
それでも、換装したことで、この違いは明白。
今回のこのレーンチェンジでの安定した挙動は、純正KYBダンパーの減衰力だとどうしても実現出来ない。
今回のTEIN EnduraPro PLUSは実は180kg重量の軽いアスリート/ロイヤル用に開発されたもので、クラウンハイブリッドの車重だとどのような挙動になるのかはやってみないと解らないところではありました。
減衰力アジャスター最強値から2つ目の位置でようやく、街中で良い感じになったということですから、アスリート/ロイヤルはもう少し弱い位置で同様の効果が出るのではないかと思います。
20段階以上だった先週は、道路上の突起であるマンホール乗り越え時でも、210クラウンよりも柔らかい脚となってました。突き上げ衝撃のほとんど無い、あの9代目クラウン君のようにソフトな脚でした。
んで今回設定した強度では、やっぱ街中では道路のギャップを結構拾うので、かなり走り方には気を付けて、避けられるマンホールは避けて走る、ということが必要になります。
その車内への衝撃の伝わり方、は丁度、以前試乗したあのBMW Activhybrid-3とだいたい同じ感覚でありますが、この伝わり加減になったのはダンパー換装によるというよりもリヤスタビライザーをLEXUS IS-F用に換えた時からなので、ダンパーによる要因は多少追加、程度です。
それから、衝撃の響き方。
これは、20段階以上だった先週は、それまでの純正KYBダンパー(スポーツモード)が「ダンダン」という短い切れ目であったのに対し、乗り越えるたびに「ドドドーン」と嫌な伝わり方に変わっていました。
それが、今回強い減衰力に設定した途端、「ドンドン」と短い響きに戻ったのです。純正KYBダンパーのとはちょっとまた違う感じがしますが、はっきりこうとは解りません。
この響き方については、ボディ前後上下に追加してある各種ボディ強化ブレースを一旦取外し、改めて取付け締め直すと、これがまた変わる・・・ので、どうしても気になったらそれをまたやってみるかも知れません。
ということで、これで暫く走ってみて、またインプレアップしてみたいと思います。
おっしまい(-ω-)/