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現13代クラウンハイブリッドのメータークラスターは、ファイングラフィックメーターというTFT液晶パネルです。パソコン画面と同じような理屈のパネルを使っています。
だからこのファイングラフィックメーターは、オプションで近赤外線ナイトビュー機能のモニターとしても利用されます。暗闇の中の人間にロックオンする機能です。
然し、クラハイを購入した諸氏のコメントにありますように、この図柄、パターンには重量級セダンの高級さが感じられません。
そこで、次期クラウンハイブリッド(14代)のグラフィックメーターはどんな図柄が良いか、既存の国内外車から画像を拾ってみました。
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現行クラウンハイブリッドのメーター図柄(イメージ、配置)に一番近いのは、このクラウンマジェスタに採用されていたものです。
クラハイのTFT液晶は様々な機能を持ち、ナイトビューモニターとして利用でき、奥行きなどの視覚効果も自在に得られます。けれども、メーター表示そのものは、このクラウンマジェスタのデザインのほうが高級感と安心感の両方が感じられるのですが、如何ですか?
IS-F 5.0 のメーターも、実はこのマジェスタ用メーターの延長線上にあるデザインです。
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次は、2008年度に生産された ASTONMARTIN V8 VANTAGE のメータークラスターです。
タコメーターの逆時計まわり設定についてはこの際脇に置いておくとしまして、流石にメタル調のパネルがマシンチックで、リッチな気分になれそうです。このメーターは夜間照明がまた美しいです。
TFT液晶パネルはパソコンと同じなのですから、このメタル調イメージと丸いメーター床部分がやや窪んでいるところなんか、プログラムして簡単に表示させられると思うのです。
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上記、ASTONMARTIN V8 VANTAGE メーターの夜間照明を燈したところ。どうですかこれ、素敵だと思いませんか。流石に ASTONMARTIN 、高級且つ上品さに溢れる逸品だと思います。これに乗れる人、羨ましいです。
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3点目は、2009年度生産の JAGUAR XKR-S のメータークラスターです。アナログで、これも非常に凝った造りですが高級車の雰囲気が感じられます。夜間照明状態ですが、丸いメーター床部分はカーボンパネルでしょうか。TFT液晶ならばこのイメージも「なんちゃってカーボン」的に表現出来るのでは無いかと思います。・・・カーボン調グラフィックはちょっと悲しすぎるので、少しデザインを熟考してからのほうが良いかも。
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4点目は、HONDA NSX-Type R のメータークラスターです。
このシルバーヘアライン化粧パネル、だと思いますけど、これをTFT液晶で勿論表現出来ますけれど、流石にメタル調の大面積だと横縞が目だって如何にも安っぽい、現行の方がまだ良い状態になってしまうかも知れません。
然し、周りのパネルと丸いメーター床をブラックパネル、カーボンパネル、ソリッドホワイトなどで部位分けしたら非常に機能的に見える可能性があります。あの、白い文字盤の腕時計のイメージですけれど。
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5点目は、JAGUAR XJ Portfolio LWB のメータークラスターです。
これなんかは今のクラウンハイブリッドのメーターにさほどプログラミングの手を加えないでも出来ちゃいそうです。ちょっと、空間に所在無さげに浮いているように見えるのは、不思議の国のアリスに出てくるうさぎさんのシーンのようで、どうかな?とも思いますが、
根本的なとこですが、TFT液晶ならば数点のデザインをオーナーの気分に合わせて今日はスポーティ、明日はエレガント、なんて風に切り替えたって良いんじゃないでしょうか。携帯の待ち受けや、パソコン画面の Wall Paper のように出来れば、楽しいと思います。
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最後は、2008年度の Lamborghini-Reventon のメータークラスターです。
これは、ムムムどうなんでしょう、革新的に未来志向のデザインで、松本零士が好んで書きそうなラインです。自分が乗るクルマに関して言いますと、私は個人的には丸いスピードメーターとタコメーターが品良く並んでいるほうが、この未来志向のデザインよりは運転してて気持ちが良いだろうと思います。
Posted at 2010/06/29 16:30:17 | |
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