
AUDI R8 ベースのEVスーパースポーツ、e-tron。
2012年中の市販を目指して開発途上段階にありますが、今回の試乗記事を読ませて頂いて、ドイツのAUDI と言えども、まだまだEV開発は道半ばなんだなあという感想を持ちました。
← 『AUDI 北京 FOLUM 』のR8 V10-5.2L FSI quattro
【試乗記事から抜粋】
前後アクスルに90kWのモーターを持ち、高速度は200km/h(リミッターでカット)。
この速度はモーターの性能限界で決められているが、もし時速200km/hでアウトバーンを走ると30分でバッテリーは空っぽになる。ここがネックかもしれない。
現在車両重量の軽量化が大きな開発課題だが、テストドライブしたプロトタイプは1.8トン。量産する場合は航続距離250km達成を目指すというバッテリーの重さは、何と550kgにも達する。
・・・う~ん、まだこの段階ですか・・・。アウトバーンを走行し始めたら、すぐ充電ステーションを探し始めないといけない・・?
やはり、あと5年10年はHEV、PHVが主流なのでしょうね。バッテリー開発の進化が待ち遠しいです。
従前ブログアップしているMercedes-BENZ SLS AMG E-CELL も、量産型の目標航続距離は200km。東京から箱根までの日帰りドライブですら、走りを楽しんだら帰って来れない・・・
片や、日産が今回輩出したハイブリッドのフルサイズセダン最新型、FUGA-HYBRID は1回の給油で1,300km超の航続距離を達成したとか。
因みに、我が家のクラハイ君も1,100km前後は行けるそうですし・・・
1
AUDI R8 V10-5.2L FSI quattro の速度計。
(『AUDI FOLUM BEIJING』展示車両を撮影)
何と350km/hフルスケール。面白いのは、140
km/hから速度表示部分のピッチ幅が狭まっている点です。
最高出力 386kw(525ps)/8,000rpm
最大トルク 530Nm(54.0kgm)/6,500rpm
最高速度 316km/h
0-100km/h加速 3.9sec.
2
AUDI R8 e-tron。(NETより)
前後アクスルに各2個、合計4個のモーターを搭載しています。より高効率であるインホイールモーターの採用は見送られています。
システム最大出力 313ps
同上、最大トルク 4,500nm/459kgm
最高速度 200km/h(Limitter作動)
0-100km/h加速 4.8sec.
3
AUDI R8 V10-5.2L FSI quattro のインパネ。
(NETカタログより)
整備重量 1,625kg
燃料消費 14.9L/100km
燃料タンク容量 75L
航続距離 503.4km(仮数値)
4
AUDI R8 e-tron のインパネ。
(NETカタログより)
整備重量 1,800kg(参考)
モーター出力 90kw/12,000rpm
バッテリー リチウムイオン(蓄電容量45kWh)
航続距離 目標250km(フル充電1回につき)
充電は家庭用の16A、230Vコンセントで約11時間。32A、400Vの急速チャージャーでは約2時間との事。
5
AUDI R8 V10-5.2L FSI quattro の回転計。
(『AUDI FOLUM BEIJING』展示車両を撮影)
車体型式 ABA-42BUJF
速度計のプリント底板には『R8』、このタコメーターには『V10』のロゴが配されています。
6
AUDI R8 e-tron のインパネ(近接画像)。
(NETカタログより)
通常左の計器はガソリンエンジン回転計ですが、こちらは回生Charge等の表示があるEVシステム計になっています。
トルク配分は通常R70%-F30%。4輪がそれぞれ対応し、前後車軸上に各2個ずつ配したモーターによりトルクベクタリング制御が可能。
前後重量バランスは、R8 V10-5.2L FSI quatro と同じ42:58。
7
AUDI R8 V10-5.2L FSI quattro の6速R-tronic セレクター接写。
(『AUDI FOLUM BEIJING』展示車両を撮影)
8
AUDI R8 e-tron のセレクター(近接画像)。
(NETカタログより)
Posted at 2010/12/03 18:28:58 | |
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