
LEXUS GS450h とドライブトレインを共有するクラウンハイブリッドは、従来の車のガソリンエンジンに比べて、格段の厳しい条件下に置かれています。
低燃費を実現するため、頻繁にガソリンエンジン始動/停止を繰り返すトヨタ社のハイブリッドシステム、THS-II を搭載しているため、通常のエンジンに比べ何十倍も過酷な稼動条件を強いられています。
↑ ディーラー店舗内の Microlon HYBRID
SuperCity 号も、実際に100km/hを超える速度域であってもアクセル負荷を変えれば、その都度ガソリンエンジンはバンバン始動/停止の動作をやってます。
モーターとエンジン間にクラッチの無い THS-II はエンジン側のクランクシャフトも同時に回転しているとは言え、エンジン停止状態から100km/h超の速度に対して瞬時に始動→同調させるという機械の動きに初めて遭遇し、かなり焦ったSuperCityなのです。
クラハイ、痛くて悲鳴上げてる気がする・・
まして、今の時代は工場で組立て時、最初に注入したエンジンオイルがそのまま交換されず納車されると聞いていたので、なるべく早めに綺麗なオイルに交換したかったので、総走行距離2,000kmを超えたこの1年目点検日に綺麗にし、かねて検討していたエンジン用メタルトリートメントリキッド、Microlon HYBRID も注入する事にしました。
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こちらのDらーさんでは、マイクロロンを店舗内に展示販売するにあたって製造メーカーより技術者を招聘し、既に整備士に対し整備研修を行っており、安心してお任せしました。
Dらーさんと検討した結果、容量16オンス( 473cc )のものを2回に分けて注入する事に決めました。
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マイクロロンの取扱い説明書には、エンジンを掛けたアイドリング状態で注入処理するよう記載されています。クラハイ君で難しいのは、DIY作業になるとAC空調を稼動させる等の方法でアイドリング継続状態を維持しなければならない点です。
こちらのDらーさんでは、画像の様な機器(TaSCAN)をクラハイのコンピュータに接続し、アイドリングを停止させない様に出来ます。
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クラハイ君側の接続先は、ここのポイントです。3~4分程スキャニングすると、アイドリングが始まりました♪
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マイクロロンは、エンジンをアイドリングさせた状態で、通常のオイル注入口からでは無くオイルレベルゲージ孔から注入します。
オイルレベルゲージは、エンジンシリンダー右側バンクのこの辺りに有ります。
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2GR-FSE エンジンのカットモデル画像で良く解りますが、この赤で囲んだ部分がオイルレベルゲージ孔です。
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オイルレベルゲージ孔を真上から見た画像。
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マイクロロンキット付属のこのような延長注入パイプを、上の画像のオイルレベルゲージ孔内に挿入して、ゆっくり時間を掛けて注入して行きます。
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オイルレベルゲージ孔内に延長注入パイプを挿入している部分の近接画像。
この後完全に注入完了した後も、暫くTaSCANを接続したまま、アイドリングさせました。
さあ、これからマイクロロンの初期定着のため、エンジンを回し数10kmほど走行する必要が有るので、早速第三京浜へGo!です。
Posted at 2011/01/11 08:35:40 | |
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