
このお正月(2011年1月6日)、クラウンハイブリッドに COX Body Damper を搭載して貰うためいつものDらーさんの整備工場にクルマを持込みました。
そしたらその作業中、営業の方から、同じメーカーの製品を試乗用に搭載した3代目PRIUSが有るので乗ってみませんか?と、勧められました。
↑ Dらーさんの店舗内には、PRIUSの顧客用にこんな広告が・・・
この日は1年目検査も兼ねており、全て作業が終わるまでDらーさん店舗に居るつもりでしたので時間も有り、試しに乗せて頂く事にしました。
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PRIUSはセダンと言うよりワンボックスに近い独特なボディデザインです。
ですから例えば室内やエンジンルーム、アンダーフロアへ剛構造の補強ビームを施す事はボディ全体の強度を上げるには有効な手段になると思います。
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一般的にモノコックボディのクルマのボディは、お寺の釣鐘と似た構造を有しています。PRIUSのボディ断面形状はこの様にルーフが3BOXセダンに比べて高めになっています。
クルマのボディに一旦振動が発生すると、その後暫くの間は釣鐘の様に共振が続きますが、PRIUSの断面はそのイメージがかなり強い印象です。
アンダーフロアへ補強ビームを施す方法は、これを揺れる前から剛構造によって抑制する設計ですが、ボディダンパーは揺れが生じた時にそのダンピング構造によって吸収し反力方向の振れを止めるという考え方で設計されています。
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画像は、3代目PRIUSのフロント内装。
実際に試乗に出まして、街中の乗り味については違いがあまり判り難いのですが、鋭角コーナーに速めに進入してみたところ、ターンインの際ステアリング操作に鼻先が従順に切れ込み、緩慢さが解消されている様に感じました。
コーナー終焉で脱出方向を決めステアリングを戻す際も、操作を止めたらググっと足もぶれずに止まる感覚を得ました。
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画像は、3代目PRIUSのステアリング。
特に、普通より負荷を掛けて180度ヘアピンで試したところ、より軽量でハードサスペンションを履いたクルマであるかの様な、キュキュと小気味良い感触が得られました。特にコーナー脱出の際はパっと方向が決まります。
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画像は、3代目PRIUSの計器盤近接画像。
COX ボディダンパー(setting by D'TEC)は、宣伝文句の通り、一般ユーザーがサーキットなどでは無く日常の街中で確かに効果を感じ取れるアフターパーツだと思います。
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3代目PRIUSの内装シートは、初代PRIUS程では無いですが、やはり乗っているうちに疲れそうです。あれは、環境タイヤのせいなんかじゃ無いと思います。2代目になってシートがかなり良くなったと聞いていたのですが・・・
これだけ驚異的な販売実績を誇るPRIUSですから、トヨタさんにはそろそろこの乗り心地については考え方を変えて欲しいと思います。折角先進性の高いハイブリッドチャンピオンです。クルマを使う時に必ず座って使用するものですから、コストダウンを追い求め過ぎて、乗り心地を犠牲にしないで欲しいです。
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こちらの画像は、以前代車での試乗レポートをアップした初代PRIUS君です。総走行距離は60,000kmを超えています。
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画像は、初代PRIUSの計器盤近接画像。
このクルマで、上記記事の同じヘアピンカーブを同じような速度で走ってみましたが、・・・勿論ボディダンパーは付いてませんが、こちらの場合はあまり良く解りませんでしたm(_ _)m
ごつごつと堅い印象の足周りなんですが、3代目PRIUSと比較するにはちょっと乗り味が。
Posted at 2011/01/12 16:53:51 | |
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