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2011年01月18日 イイね!

KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介画像⑤

KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介画像⑤KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介編-5/7

'90年モデルのH2。SuperCityが購入した車体は国内販売モデルで、カタログ上の数値は当時規制値上限の77馬力ですが、'88年発売のH1に比しカム周り中心に大幅な改良が施されており、専ら排気系統の径を絞る事で最高馬力を抑えていました。

↑ ZXR750H2 の燃料タンク周り近影

持てるパワーを開放すべく、早速Kawasaki 輸出用のCP・リミッターカッター、排気側も当初、Kawasaki 輸出用4-in-1マフラーを、280Km/hフルスケールスピードメーターも輸出用を注文。
また前後油圧ブレーキラインはステンレスメッシュホースに交換。

でも、メーカー純正マフラーは排気音が静かで、且つ重量もかなり有るため、早々にBEET-NASERT-Rチタン製4-in-1マフラーに変え、これらを装備した上でのパワーを計測台のあるショップに持ち込み計測したところ、後軸で実測102馬力を確認出来ました。

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中央の大きいクロームボディの部分はトランスミッションケース。上の白いタンクはラジエータフルードリザーバー、その下はクランクシャフトエンド。
この頃のエンジンは、各社とも発電機/スターター等をエンジンシリンダーの後背部に背負っています。
エンジンオイルはこの中央の黒いキャップから注入、最下部の小窓はオイルレベルをチェックするためのもの。
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KAWASAKIのDOHCエンジンは現行Moto GPの前身である世界最高峰のスーパーバイクレース参戦のため、それまでのカワサキエンジンの伝統的な2バルブから高性能化を図り4バルブに変更、更に小型化・水冷化+強制空冷ファン装備で強化していました。レース実戦ではその上に熱ダレ防止対策としてこのジャバラホースが追加され、その全てがこの市販モデルに反映されました。
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大面積のラジエータ後方に装備された強制空冷ファン近影。
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綺麗なカーブを描くパイプはチタン製のエキゾーストマニホールドです。カタログ上の数値は当時規制値上限の77馬力でしたが、パーツとCPを交換するだけのライトチューンで実測102馬力を記録しました。
・・・ボルト、錆びてるし(T_T)
因みに潤滑オイルには二硫化モリブデンを注入し、シリンダー内壁にも刷毛で塗り込んでいました。ミッション/クラッチ類と一体の潤滑系統ですから滑るかなと心配しましたが、そんな事は有りませんでした。
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ラジエータの下方には、これまた大きいオイルクーラーが純正で装備されています。
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オイルクーラー接写。
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BEET-NASERT-Rチタン製4-in-1マフラーは、エンジン下部でエキゾーストマニホールドが1本に集約されます。ジョイント部分にはスプリングが配され、脱落防止が図られています。
このジョイント部分だけはチタンで無くスチール製なので、赤く錆びてしまいました・・・
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エキゾーストマニホールドのジョイント部分。

Posted at 2011/01/18 10:31:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車紹介あれこれ | クルマ
2011年01月18日 イイね!

KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介画像⑥

KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介画像⑥KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介編-6/7

BEET-NASERTチタン製4-in-1マフラーとCPチューンで、後軸での実測102馬力まで向上したZXR750。
実際に走ってみると中速域からのトルクがだいぶ太くなりました。
然し、5,000~6,000rpm付近で一旦もたつきが有るので、このもたつき部分を避けて加速力も落ちない様にするには7,000~12,000rpmを低ギヤを駆使して走るのです。

← この角度から見ると、ZXR750H2 はかなりスリムです。

この大きいバイクで、小さいワインディングの続く峠道などで小排気量の相手に負けないようにするには、低ギヤ(特に1~2速)で高回転を維持し走る必要が有ります。

コーナーへの突っ込みでは、小排気量にかないません。大排気量車の得意なコーナー立ち上がりを重視し、10,000rpm前後で加速力を維持するようにして走っていましたが、椿ラインの様なルートではちょっと中途半端だったので、出力側のスプロケを歯ひとつ減らして走っていました。

ノーマルでも、1速12,000rpm全開で90km/hを超えますので、椿ラインでは1~2速、ターンパイクでも1~3速で充分でした。

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リヤブレーキランプ近影。
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リヤカウリングから前方を臨む。
この部分の形状は、高速走行時に空力面での影響が少なくないため、年々変化しており、現在のレースマシンは極く小さいサイズになっています。実車は画像で解る様に側面が大きく外側にカーブし張り出していますが、これも空力面では有効な形状なのだそうです。
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画像はシート下部左側を撮影。
手前にはシングルダンパーのサスペンションが伸びています。奥のほうにはカウリング内のエンジン補機が見えます。ぎりぎり迄幅を詰めてあり、カウリング形状との関係が解ります。
画面中央上部に小さく見えるのは燃料タンクのガソリンレベルをリザーブ位置に変更するスイッチです。
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燃料タンクのガソリンレベルをリザーブ位置に変更するスイッチ近影。
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こちらはクランクシャフト端部からエンジンシリンダーブロック後部に換装された発電機モジュール。空冷タイプです。
画像の右下に、解り難いですがギヤシフトリンケージが映っています。
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リヤサスペンションはアルミ製リンクを用いた1本サスです。それを隠している四角い樹脂の脹らみ部分には、バッテリーが納められています。そうした重量物は、極力車体の重心に集める事でマスの集約を行っています。
バイクが今だ縦方向のチェーン駆動なのは、出来ないのでは無く、トルクを横軸に受ける事でバイクの走行中の姿勢を換えようとする力を抑えるようにしているためです。
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アルミニウム製のリヤスイングアームはKawasaki のKIS-ARMと言って、従来型に対し非常に強度のある部材です。
因みにこのモデルは乱暴なシフトアップ/ダウンによる操縦性への影響を抑えるために、バックトルクリミッター機構が純正採用されていました。実際走行中も、かなり厳しい操作でもリヤタイヤが跳ねる様な事は有りませんでした。
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リヤタイヤは130と当時のクルマと比較しても幅が広いのです。
Super City 号は、後輪駆動用チェーンの前方にある出力側スプロケットの歯をひとつ段下げて、やや高速型に変えています。
変更前でも1速ギヤで90km/hを上回ってしまいますが、箱根椿ラインを2サイクルエンジン車に負けない加速を得るためには必要です。

Posted at 2011/01/18 08:26:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車紹介あれこれ | クルマ
2011年01月18日 イイね!

KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介画像⑦

KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介画像⑦KAWASAKI ZXR750H2(1990年型)の紹介編-7/7

'90年~'97年迄の約8年間、FISCOと峠道ほぼ専門に使用していたこのZXR750H2、サーキットでコケる事はありませんでしたが、峠道を攻めての帰途上、中途半端にハイサイドを引き起こし人車ともに路上に飛んで、ZXRは画像の様に右側を損傷。

↑ ZXR750H2のボディ 近影

基本フレームや走行に重要な部分に関しては、歪みや損傷は無かったものの、乗り手のほうは肩の骨を2本骨折してしまい、この日より2輪車の部は長期休業になりました。

それ以来13年間、ZXR750くんは現在までこのように実家の倉庫で冬眠中です。右側フェアリングは割れ、スポーツマフラーには痛々しいキズが・・・

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右側フットステップ周り。
レバーは、後輪ディスクブレーキ操作用フットレバーとブレーキシリンダー。
チタンマフラー、10年以上経っていますが錆びていません。
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Nassart R チタン製4 in 1マフラー後部全景。

このバイクで最後の走りとなった、13年ほど前のあの日の傷跡がアルミ製サイレンサーの横に・・・今見ても痛々しいです(T_T)
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Nassart R チタン製4 in 1マフラーのサイレンサー部分。
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リヤホイール/タイヤ部の空力を向上させる、独立型のカウリング。リヤサスペンションアームと共にこれが付いているほうが、抵抗が減るのだそうです。
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上記ホイールカウリング近接画像。
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リヤホイール、ディスクブレーキ、KIS-ARMの先端(アジャスター付)。ブレーキホースはこのリヤ部分もステンレスメッシュブレーキホースに変更しました。
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リヤウィンカー接写(右側後方)
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ZXR750H2を後方から。

Posted at 2011/01/18 07:53:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車紹介あれこれ | クルマ

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「はい、今日も110,000kmキリ番、例によってゲット出来ず。
(T^T)イツモコンナモンダ」
何シテル?   06/22 23:15
2010年3月、GWS204クラウンハイブリッドを納車してから15年目に突入し、積算総走行距離100,000kmを達成、益々現役です。ノーマルの柔らかさに我慢出...
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