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2025年03月19日 イイね!

消えつつあるスペアタイヤ。絶対、あったほうが良いと思う。

消えつつあるスペアタイヤ。絶対、あったほうが良いと思う。こんにちは<(_ _)>

やはり昨今ネット記事でも、クルマのパンク修理剤の話し、スペアタイヤを最初から装備していない車種モデルが増えて来たというテーマに賛否コメントが多く寄せられています。




私個人はこちら「みんカラ」でも、自分自身のタイヤパンク時の対処経験から、タイトル通り「スペアタイヤは絶対あったほうが良いと思う」派です。








でも、この頃は一般の若い皆さん層のあいだではもう、パンクに遭遇したら自分で路端でごそごそ恰好悪いタイヤ修理交換作業やるんじゃなくて、さっさとロードサービスに電話してローダー持ってきてもらう等、スマートに対応するっていう感じなのかも知れません。


あとは、スペアタイヤ非搭載モデルは「パンク修理キット」つまり修理剤とポータブルエアコンプレッサー(チャージャー)が標準かオプションかで装備されててそれを使う、という感じです。


因みにこの修理剤は、加硫接着剤(化学結合により接着する)という有機溶剤系で、修理剤をタイヤに注入すると、加硫接着剤がタイヤのゴムを少し溶かし、その溶けたゴムで穴を塞ぐことになります。一般的に、溶けたゴムが硬化するまで平均1時間程度かかるそうです。

この修理剤は万能では無く、比較的小さな穴が空いた場合有効なのであって、例えば側面(サイドウォール)が破けて穴が空いた場合や、接地面が大きく破けた場合には使用出来ないので、その場合はロードサービスを呼ばなければどうにもなりません。

また、このパンク修理剤での応急処置の状態はあくまでタイヤに傷が入っている状態なのを応急的に塞いだだけなので、その後はなるべく早く修理工場などへ持って行く必要があります。恒久的なものでは無いのです。


そして、実際は、このパンク修理剤を使うとタイヤはほぼほぼ駄目になる。注入した加硫接着剤がタイヤ内側内に一様に均等に散布される訳ではなく、べちゃーってなって、それがタイヤを回転させる過程でのばされて厚みが不均等に広がるので、
タイヤのバランスが取れなくなる。のちのち作業して除去すれば使える可能性はあるとのことだけれど、綺麗に落とすことが難しく、多くのタイヤ屋さんでは「それは作業できない、タイヤそのものを交換になります。」と説明される由。

因みにタイヤの内側にサイレントコアがあるものに修理剤を使ってしまうと、駄目になっちゃう。スポンジに浸み込んじゃう。


とまあ、お金と手間が結構かかっちゃうことになります。


200系クラウンは2008年~2012年頃が新車モデルとしてのデリバリーで、私にとっては幸い、スペアタイヤ標準装備車です。





荷室の、






下をこうやって開くと、





工具とそれを並べる樹脂パネルが出て来て、





更にその下にスペアタイヤが納められています。





取り出したところ。





スペアタイヤは、いわゆるテンパータイヤで幅細いですが、純正装備なのでこれを付けて左右ホイールの高低差が出たりはしません。




このスペアタイヤ、10万km・15年を目途に新品に交換したのですが、インドネシア製で1本あたり価格約4,000円程です。





荷室のパーテーションをもっと外すと、HV駆動用ニッケル水素電池が顔を出します。




こちらクラウンのスペアタイヤですが、テンパーだけれど空気圧は420でしたか、定期的にチェックしますが使用可能な状態に加圧して納めてあるので、ポータブルコンプレッサー等は必要なく、そのまま履いてすぐ走行可能です。





高速道路上でパンクしても、交換後80km/hでは走行可能なので、そのまま100kmとか比較的長距離でもなんとか自宅まで帰って来ることが出来ます。



パンクを感知したら、出来るだけ早い段階で、アルミホイールの端っこが路面に当たって傷まないくらい空気が残っているうちに、路端に停めてさっさとタイヤ交換しちゃうことです。


時間にして、慣れれば15~20分くらいで、運転手ひとりで出来ます。


最近のクルマはBEV車を中心に、それ以外でも、バッテリーやモーターのために重量とスペースを節約しなければならないとして、この「荷室にスペアタイヤ」スタイルを採用しないモデルが増えているようですが、私個人の考えはやっぱりスペアタイヤを搭載して走るほうが安心です。


因みに、タイヤ自体をテンパーで出来るだけガサを縮めて搭載したモデルも過去にありまして、私個人が購入して乗っていたクルマのなかでHONDA NSXは、タイヤの空気を抜いてぺっしゃんこにしてフロントに搭載し、そのためのエアーコンプレッサーを標準搭載備品にして、テンパータイヤ装着時に空気をチャージして使う、という、めっちゃこだわりの搭載方法でした。


過去の、マイNSX。




NA-1、マニュアルシフトでパワステじゃないのでハンドル重い、重い。











フロントのこの、せっまいところにテンパータイヤを納める。
試しにタイヤ出して空気入れてってやったあと、空気を抜かないとここの狭いスペースにタイヤが納まりません。





因みにこの頃は、1991年だったかな、もう変なプレミアとかは納まっていて、800万円と諸費用で、待たされもしないで購入出来ました。
一時、そういう変なブーム的なのありましたけど。


んで、このこだわりのタイヤホイール搭載方法ですが、まあ当時にいまのようなパンク修理剤だけ装備っていう考えが普通にあったら、このテンパータイヤ自体ここに無理やり搭載されることは無かったんじゃないかって思います。

でも、当時はそれでも「スペアタイヤ搭載が正しい」という考えだったのでしょうね。
Posted at 2025/03/19 11:57:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマと生活 | クルマ

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2010年3月、GWS204クラウンハイブリッドを納車してから15年目に突入し、積算総走行距離100,000kmを達成、益々現役です。ノーマルの柔らかさに我慢出...
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