●私とドリームの歴史で避けるコトのできない大きな事故が
以前の
ブログの③、
場所は某所とさせていただきますが、
我が家からは10分足らずのトコロです、
大きな国道の2車線で、左に側道がある様な場所ですが・・・、
画像①

※画像は某所の高速道路ですが、こんなカンジの場所です
国道の流れは速く、60~80キロ程度で推移しています、
私は左車線を50~60キロのペースで走っていました、
前方に某セダン(問題を起こしたクルマ・Aとします)、
ソノ前にピザ屋のスクーター、
私の後方に某ワゴン(Bさんとします)、
いずれもほぼ等間隔・・・車間にしてクルマ2、3~4台くらいの空きスペースはあったと思います、
このまま流れていれば事故が起きるコトは無かったでしょう・・・。
●でも、起きたのです
画像②

オレンジの楕円・・・ピザ屋さん
白の楕円・・・セダンA(実際は真横ではなく、斜め左上を向くカンジ)
赤い楕円・・・私(上の赤い楕円は転倒後滑走して停止した場所)
青い楕円・・・ワゴンBさん
ミドリのライン・・・Aが走行したイメージ線
まずはピザ屋さんが左の側道へ行きます・・・、
(少し速度落としたようですが、コレは問題ナシ)
そしてセダンA、私は国道左車線をそのまま進みました、
ワゴンBさんは(私は確認してませんが)左の側道へ行こうとしたそうです、
そしてココから、
①50~60キロで走っているにも関わらず、セダンAが急ブレーキを踏む
②私も当然急ブレーキ
③セダンAは相当なスピードダウン(私から見ればほぼ停止に近い)してから
左にウィンカー出して分岐ランプ近くの(イラストではありませんが、実際には画像①の様に
ランプの手前には「立ち入り禁止」の様な斜めの白線がたくさん引いてある)場所を通り
側道へ入ろうとした
④速度差からか、ココでピザ屋さんのスクーターが左側道を走行してきて、
ぶつかりそうになり、ピザ屋さんはホーンを鳴らした
⑤ホーンを鳴らされたセダンAはほぼ停車
⑥私は②→③への移行中に(急ブレーキ制動中)路面の轍により右を下に転倒、
赤矢印上方向へドリームと共に滑走(距離およそ10メートル)
⑦停車したセダンAはココで私の転倒に気付く
⑧ワゴンBさんは左側道に入ろうとして私とセダンAの状況を目撃して停車、
セダンAとピザ屋さんが接近しているのも目撃・・・
と、こんな流れで事故が起きました、
当時私はまだ携帯電話を持っておらず、
後方で目撃していたワゴンBさんがケイサツへ通報、
後方車両の誘導までして下さりました、
ピザ屋さんはそのまま走り去ってしまいましたが、
ホーンを鳴らしてくれたおかげでセダンAは停車していたので、
私は速攻でセダンAの運転手を側道の左側へ駐車させ(こんな時は素早く動けるのです)、
ドリームを立ち入り禁止区画まで移動させた後、
(※注・斜め白線の区画が「立ち入り禁止区画」かどうかはわかりませんでした、
正確な立ち入り禁止区画は斜め白線の周りを黄色い線で囲んだモノですが、
ココでは便宜上立ち入り禁止区画とします、実際に走る様な場所じゃないですしね!)
Aに怒鳴りつけてやりました、
(当然ですがアタマに血が上っています)
「ドコ見て運転してんだ!アソコ(立ち入り禁止部分を指差し)から側道に入るヤツがいるか!」
セダンA「通り過ぎてしまいそうで・・・」「道を間違えた?」とかワケ分からない言い訳を、
ワゴンBさん「あなたがぶつかってしまったと思いましたョ、ケガは無いですか?」
と、ケイサツが来るまでこんな会話を・・・、
そしてケイサツの事故検分と調書、
私は50ccでしたが素直に速度オーバーはそのまま申告しました、
(当時は原付登録でしたので制限速度は30キロ・・・なので20~30キロのオーバーになる)
でも、「ココ(アソコです・笑)で急ブレーキ踏まれちゃ止まれない」と話しました、
「側道行くならもっと手前(30メートルくらい手前から入れる)から行くでしょ!」と、
担当のオマワリサンは「そうだよね、ココは走っちゃイケナイよな」と私に理解を示して下さり、
Bさんの目撃情報もほぼ同じ内容だったので、
「Aさん、ココで進路変更はイカンねェ~ココまで来たら向こうへそのまま行ってしまわないと、
後ろはそのままの速度で来るからさ、オカマ掘られるョ。」とオマワリサンはAに注意しました、
私は速度超過していたものの、コレについてはオトガメはナシ、
(自賠責と登録証(車検証みたいなモノ)も不携帯でしたがコレもオトガメ無し)
オマワリサンの見解では「Aさんが進路変更したのが悪いですね」となったのですが、
私のケガが軽傷だったので「物損扱いにしとくから」と、
(打撲・打ち身に捻挫とまぁ軽傷?です)
今思えば「人身事故」にしておけばと思うのですが、
(でも、人身扱いにすると裁判所とかに行かないとイケナイですね・・・)
「ケガの通院は相手の自賠責から出るし、相手は任意保険加入しているし、
物損にしておけば示談も早いから」と言われた(様な気がする)ので、
物損事故扱いで、後は私と向こうの任意保険屋さんに任せなさいョとオマワリサン・・・。
●おかしいでしょ?
事故当日の夜Aから電話がアリ「バイクは示談終わるまで直さないで下さい」と、
おかしいでしょ?まずはケガは?とか今日はスミマセンとか謝るのがフツーじゃないですかと
私が言うと、
「私は悪くない」の一点張り、
「あとは保険屋に任せるから」とそれっきり、
向こうの保険屋は「あなたの単独転倒だからコチラは悪くないので過失割合は10:0」と、
「canon君が過失10で全部悪いコトになってしまうよね・・・」
私の保険屋さんは困り果ててしまいました・・・、
「人身扱いでcanon君が相手のクルマに接触していたら、少しでも過失が取れるのだけど」と、
過失割合の決まりをおかしくないか?と思う方もいらっしゃるカモしれませんが、
今回のケースでいくと原因が相手に確実にあったとしても、
後方の私が全て悪くなってしまう、
モチロン私は悪いコトはしていないので(単独で転倒したと言うだけになる)ので、
相手に対しては何もするコトは無く、
過失は全て私に掛かり、全部自分でやれ(直せ)と言うハナシになるのです・・・、
と言うのは、当時の私でも理解できましたが、
「でも、おかしいでしょ?原因は相手にあるのだから、まず謝るのがフツーでしょ?
ソレにオマワリサンもBさんも見てるんだからさぁ!」と保険屋さんに怒ってしまった私、
(若気の至りです・お許し下さい・・・)
ココから私の保険屋さんはBさんにハナシ聞いたりイロイロ手を尽くしてガンバったのですが・・・、
「ゴメン、canon君、ヤッパリ10ゼロを主張してくるんだョ・・・」
●救世主登場!
私の保険屋さんがイロイロやってくれたのは分かりましたが、
どうも10ゼロでは納得いかない、
「とにかくひと言も謝りナシですョ!まずはココからでしょう?」と私は保険屋さんに言い、
謝ってこない限り示談に応じないからと伝えました、
実はココまでに1年近くも時間が流れています・・・、
月イチ程度で「10ゼロ」と連絡あったのですが、
「なんで相手は謝らないの?」と聞いたら「Aが悪くないの一点張りなんだョ」と、
全くおハナシにならない状態が続きました・・・、
ソコへ1本の電話が、
「canonさん、示談が長引いて申し訳ありません」と、
担当していてくれた保険屋さん(代理店の方)に代わり、
「私がハナシをまとめますので、すみませんが支店へ1度来てもらえませんか」と、
呼ばれた支店へ行くと「私がお電話した○○です」と名刺を下さりました、
肩書きは忘れてしまいましたが、支店長さんではありませんでしたが、とても偉そうな方、
(示談でモメている事案の対策部だかの偉い方でした・以下救世主さん)
「相手の謝罪はどうなるかわかりませんが、canonさんが今の10ゼロに納得できないのは
私も良く理解できます、なので、少しでもcanonさんの思いが入る様な過失割合になるよう、
先方とハナシ合いします、私どもとしても、全く否の無いcanonさんに全ての過失を言うのは
良く無いコトでありますし・・・」と、
何とか良い方向にハナシが進むか?と思っていた2~3ヵ月後、
救世主さんから「遅くなりましたが、9:1で私がハナシをまとめました、申し訳ありませんが
相手の謝罪はありませんが、コレでご納得いただけませんか?」と連絡がありました、
私は快諾してお礼を言い、示談書にハンコを押しました。
●後日談
通常なら10ゼロになりかねない、今回の事故、
でも、私はソレに納得できないので、示談を引き伸ばしてしまいましたが・・・、
皆さんならいかがされるでしょうか?
私は何かコトある毎に、コノ事例を話すコトがあるのですが、
後日、別のとある保険屋さんにコノ件をハナシたら・・・、
「1年以上粘ったcanonさんもスゴいケド、救世主さんがスゴい人ですね」と、
「事故からすると絶対に10ゼロの案件ですョ!でも9:1にしたんでしょ?
なかなかこういうのは動かないですョ!」
「目撃者のBさんがいたからってのもあると思いますが、
canonさんは自分は悪くないってのをずっと
主張されていたのがこういう結果になったんでしょうね、
私にはとても過失割合を変えられない事案ですョ」と言われました、
Bさんには事故直後、私の家(当時は実家)の近くだったのもあって、
スグに菓子折り持ってお礼と挨拶には行ってありました、
残念ながらソノ後に引越ししてしまわれた様なので、
示談がまとまったハナシはお伝えできませんでしたが、
(1度めの示談の後くらいにお会いした)Bさんは、
「え?canonさんが悪くなっちゃうの?だってAがあんなトコロで急ブレーキ踏んだから
canonさんコケちゃったんでしょうに」と、
納得いかないご様子を伺えたのはありがたいコトでした、
私は悪いモノは悪い、悪くないのは悪くないのを主張しただけ、
救世主さんも、Bさんも、オマワリサンも保険屋さんも、
私が悪くないのはわかっているんです、
だから、面倒掛けるのはわかっていても私は10ゼロにはハンコ押さなかったのです、
でも、とある保険屋さんが最後に・・・、
「救世主さんは、きっと、canonさんが10ゼロにさえならなければハンコ押すのは
わかっていたので、ソレを利用して向こうの保険屋に示談迫ったんでしょう」と、
確かに、こう言われれば、私も納得(苦笑)、
まぁ私側の保険屋さんからすれば少しでもお金払いたくない、
(実際には一銭も払ってないのですが)
そういう心理からすれば、少しでも相手側から過失取りたいですね、
そして早くに示談済んで解決してしまう様な案件でしたし。
●今までの人生でイチバン面倒な事故処理(示談)でしたが
とても良い経験になったと今でも思います、
19年も前のコトですから、
私も若かったので随分と乱暴なコトバも言いましたケド(汗)、
でも、自分が被害者、もしくは悪くないとすれば、
怒るのも当然ですよね?
だから、自分の主張や事実が認められるまでは納得しないコト、
コレが事故に巻き込まれた時に大切なコトなのではないかと、
そう思います、
モチロン、事故は起きない方が良いですし、
ましてや自分が加害者になってはイケマセン、
でも、もし被害者になってしまった時、
どうすれば良いのか?
今回のブログが役に立つとは思いませんが、
ひとつの(過失割合が変わった)事例として、
皆さんのご記憶に留めていただけたら嬉しいです。
それでは、また次回!