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2015年06月04日

北斗星号乗車(フルムーン北海道2日目) 

北斗星号乗車(フルムーン北海道2日目)  上野駅の地上ホーム・・・

16時20分発の日本最後のブルートレイン・・・
「北斗星」号が推進運転(バック運転)でのっそりと進入してくる場面をひと目見ようと、15時30分ごろに改札を受けてホームに行きましたが、既に時遅く、北斗星号は機関車を含めて堂々13両編成で地上ホームの13番線に据え付けられていました。。。




上野東京ラインの開業で、上野駅地上ホームを始発とする列車は激減しましたので、都会のターミナル駅の象徴であった上野駅地上ホームも、今ではすっかり閑古鳥が鳴いています

上野駅は風格ある終着駅から単なるひとつの中間駅になってしまった様で、過去を知る者にとっては淋しい限りです。。






発車までまだ50分近く有りましたので、先頭の機関車を撮影しに行くと、予想に反して「北斗星」号用の青い機関車ではなく、「カシオペア」号用のシルバーのEF510型機関車が連結されていました



ファンの男の子に握手をする機関士さん・・・

国鉄時代には考えられなかった光景ですね。。


そして先ずは自分の寝台のある10号車(オロハネ24-551)に乗り込みます。



北斗星号はJR北海道さんとJR東日本さんの車両が混結されていますが、この車両はJR東日本さん所属のA寝台個室・B寝台個室の合造車です。。

ロイヤル・デュエット・AB寝台と書かれた文字がいかにも昭和風味で素敵ですね。。



そして私達の今夜の寝床・・・
10号車2番個室は・・・


扉を開けるといきなり2階へ上がる階段が展開する2人用B寝台個室、「デュエット」の2階部屋です。。


 
枕木方向に並んだ寝台に、天井ラインにそってドーム状に窓が設けられています。



昼間はご覧の様に肘掛を出して、寝台を座席として利用します。

妻はこの車両に乗車するのは初めてですが、私は20年程前の九州旅行の際、乗車した20系急行「桜島」号が大雨で冠水し、鹿児島本線・木場茶屋駅で立ち往生・・・
後続の寝台特急「なは」号に案内された際に乗車した
経験があります。。



フルムーン夫婦グリーンパスではこの個室寝台も追加料金(19,440円/2人)無しで利用できるので、かなりお得です。






発車まで、まだまだ時間が有ったので、ロビーカーで時間を潰しました。。



なんだか昭和のバブル時代の雰囲気がそのまま残された様な雰囲気ですね。

天井までパノラミックな窓を持っていた「トワイライトエクスプレス」に比べると地味な感じがしますが、元祖ロビーカーの風格を漂わせています。。



そして発車直前に食堂車で400円也のシャワーチケットを購入しましたが、ディナーの後はもうすでに全て売り切れ・・・


止むを得ず、ディナーの前にシャワーを浴びる事にしました。。

食堂車でのシャワー利用券発売の案内放送も未だなのに旅慣れた人が多い事に驚きを隠せませんでした。。

そして「北斗星」号は定刻に「ピーッ」という甲高い気笛を吹鳴させて上野駅を発車しました。。






機関車牽引の客車列車の起動は、電車では有り得ないくらいのスローなペースです。

パノラミックウインドウから見える流れる風景は先程乗車した上野東京ラインの2階建てグリーン車の2階席とほぼ同様の目線で見ることができますが明らかに電車よりはゆっくりとした速度で景色が流れます。



発車して息をつく暇も無く、荒川を渡った辺りでシャワータイムとなりました。。





シャワールームは6号車ロビーカーの車端部に2室有り、30分間の利用可能時間中、6分間だけお湯が出るという一般的なタイプですが、使い慣れない妻は髪の毛を洗う事が出来なかったそうな。。



そして、シャワーを浴びて部屋で寛いでいると、早々とディナーの案内放送が入りました。

先日乗車した「トワイライトエクスプレス」号は午前11時台の発車でしたが、「北斗星」号は16時20分の発車で、2回目のディナータイムを確保しましたが、感覚的には発車後直ぐにディナータイムとなります。。



こちらが北斗星号の食堂車「グランシャリオ」・・・



そしていよいよ1人8,500円也の「フランス料理コース」が始まります。




コトコトと心地よいリズムを奏でる車内は、街中のどんな高級レストランでも決して味わう事の出来ない贅沢空間ですね。




先ずは北海道へ向かう夜行寝台列車らしくサッポロビールで乾杯・・・

暫くすると、絶妙のタイミングで前菜が提供されます。。



昔は列車での食事と言えば「食堂車」が当たり前でしたが、観光用の列車以外では、もうこの「北斗星」号と「カシオペア」号の食堂車だけが残るだけとなってしまいました。。

もはや日本の食堂車も「風前の灯」状態です。




次に魚料理・・・



日頃は列車に乗ると不機嫌になる妻も、食堂車でのディナーとなると流石に上機嫌でした。。。

女はやはり「食い物」なんですね。。




そしてメインディシュのお肉が出されるとディナーコースもクライマックス。。






隣に居合わせた老夫婦もフルムーン旅行なのでしょうか。




フィニッシュのデザートも北海道を形取ったミニケーキで可愛くまとめられていました。。




ディナーの後は自室へ戻り、コトコトとリズムを奏でる車内で妻とのお話タイム・・・。


テーマは・・・

息子の就職活動と彼女のこと・・・

娘の就職先での状況と彼氏のこと・・・

住宅ローンのこと、学費ローンのこと・・・

これからのお互いの生き方のこと・・・

私が建てたいログハウスのこと・・・

妻が学びたいコンピューター関係のこと・・・

もしもどちらかが病気になった時の事・・・

どちらかが先に死んだ時のこと・・・






それからも、おしゃべり会場をパブタイム営業となった先程の食堂車に移し・・・・




ウインナーとピザをアテに湯水の如く尽きない会話のを続けました・・・



そして再び寝台に戻ると

お互い、いつしか深い眠りに陥っていました。。





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この記事へのコメント

2015年6月5日 3:17
今夜は私も、北斗星乗車のブログを
書いていて、やっと前半が完成 ^_^;
ラスト サンバーさんの方が、少し
先にアップされていたのですね(^^)

やはり、ディナーのお写真が多めで。
拝見すると、私も食べたかったなぁ、
と思いますが、乗車させてもらえた
だけでも、ありがたいことでした☆

続きのブログ、楽しみにしていますね♪
コメントへの返答
2015年6月6日 0:15
先程、ブログを拝見致しました。

Bネ上段→A個ネへの奇跡的な乗車変更をされていたんですね~。

おめでとうございます。

北斗星号のディナーはトワイライトエクスプレスよりも安価でしたので、スープが省略される等、簡素化されたものでした。。
2015年6月5日 4:49
上野駅は、上野東京ラインのお陰で通過駅になった気がします。13番ホーム、今でも時々行きます。横のトイレですが(笑)。この場所は、昔は蕎麦屋がありました。それにしても楽しいフルムーン旅行ですね。羨ましいです♪
コメントへの返答
2015年6月6日 0:18
上野駅の雰囲気が大きく様変わりしていて驚きました。。

なんだか大阪環状線からの直通特急・快速が激増し、閑古鳥が鳴いている天王寺駅地上ホームと重なりました。。
2015年6月5日 5:09
上野駅って天王寺駅を立派にした感じなんでしょうかf^_^;
天王寺にブルトレみたいな感覚は萌えます(≧∇≦)

写真みてると個室ブ〜ムが始まったブルトレ編成である意味トワイライトより魅力的かも

わたしもバックで入ってくるの興味津々なんでネットで検索してみます
あ〜乗ってみたいが金もなければ休めないかなf^_^;
ご夫婦で家族の事をゆっくり話できて良かったですね
素敵なご夫婦ですね〜お世辞ではないです( ̄^ ̄)ゞ
そんな時間も列車の個室旅ならではですよね
コメントへの返答
2015年6月6日 0:23
大阪人に解りやすく説明するには正にその通りですが、天王寺駅の車止めホームがスルーホームより上に有るのに対し、上野駅はその逆となっていて、地上ホームなのに阪神の梅田駅の様な地下感覚なのが残念んな造りです。

北斗星号の推進進入は尾久からの長距離回送ですが、貫通扉を全開にしての進入ですので、雨の日は大変だろうと思いました。
2015年6月5日 6:54
寝台列車には一度は乗りたいと思いながらまだ乗ったことがなく、大変興味深く拝見しました。
通常の列車と違い、素敵な空間・特別な時間が流れているようですね。フルムーンにはぴったりかもしれません。そして尽きることのないご夫婦の会話…
ウチの場合夫婦の会話は二言三言で終わってしまうのが常ですが、北斗星に乗ったら普段話せない事も素直に言える…かな?
もう乗らないままかと思ってましたが、真似をして寝台列車の旅をしたくなりました♪
コメントへの返答
2015年6月6日 0:29
少年時代から通算するともうかなりの回数、寝台列車に乗車しましたが、北斗星の価値はやはり青函トンネルを通過して北海道に直通するということに尽きますね。。

この夏の北斗星号の運転打ち切りと北海道新幹線の開業でカシオペア号と急行はまなす号が廃止されると、もう夜行列車は東京発のサンライズ出雲・瀬戸号のみとなってしまいますね。。

乗車を実現されるなら一刻も早く入手戦略をたてないと、この手の列車はホント気が付いたら廃止になっていますよ。。
2015年6月5日 9:20
それにしてもうらやましい旅行やな~~

寝台車での残圧発進体験してみたい(笑
コメントへの返答
2015年6月6日 0:32
昔の機関士さん達と違い、今の機関士さん達はみんな運転が上手く、起動時にショックを生じさせることは先ずありませんにょ。。

ガッチャン激震発車は国鉄だからこそ出来た荒業だったんですよ。。
2015年6月5日 12:52
奥様の気だるそうに景色を眺める姿が最高ですね(笑)

なはのデュエットの印象、

酒が最高に旨かった\(^o^)/

そんな感じでした(爆)

白熱灯のダイヤルを極限まで薄暗くして、余市10年の水割りをあおってたのを思いだします♪
コメントへの返答
2015年6月6日 0:35
そらまぁ、10分間だけでも電車に乗るのが嫌な人種ですから。。

よくまぁこんな旅についてきたんだと思いますよホント。。

私も個室寝台に乗ると、部屋を真っ暗にして車窓に流れる街の灯を頼りにお酒を飲むタイプです。。

最高ですよねホント。。

これぞ男のロマンですよね。。
2015年6月5日 16:19
素敵な旅で羨ましく読ませてもらっています。


今となっては、食堂車はお一人様だと虚しくなりそうですね。
コメントへの返答
2015年6月6日 0:36
いえいえそんなことないですよ~。

トワイライト乗車時は1人で豪華ディナー食べましたよ~。

北斗星号でも3割くらいは1人旅の方でしたよ。。
2015年6月5日 18:14
普段の生活では 夫婦の会話って 少ない夫婦が多いけど、旅先だと 口数も増えて、素直に本音も言えるもんですね。

「愛してるよハニー」というセリフは出ませんでしたか?(。-∀-)
コメントへの返答
2015年6月6日 0:39
いやぁ、ウチは日頃から口数が多過ぎて、お互い噛み合わず、大喧嘩ばかりしている夫婦ですから・・・。

愛してるよなんてもう数十年言ってませんね。。

もし今言うと「浮気でもしたんか」って言われますよ絶対。。

2015年6月5日 18:58
日常を離れる旅の中で、シビアな現実的会話…
その前のところまで読んでいて、ワタシも旅の雰囲気に酔っていい気分になっているところで、いきなり自宅のリビングで自分の嫁さんと会話している場面にイメージが切り替わっちゃいました(^◇^)
コメントへの返答
2015年6月6日 0:40
まあ、私達夫婦はこれが標準仕様ですから・・

静かな旅・・・
男のロマンに浸りたい時は絶対に1人旅を選びます。。

2015年6月6日 1:14
寝台列車でのフルムーン旅行。
綺麗な奥方と最高ですね!
うちのは乗り物酔いに遭いやすいので、夏の日本海以外は飛行機しか考えられないようです。
自分は凪の海に越したことはないですが、冬の荒れ狂う海も船酔い前に酒に酔っての旅も嫌では無いです。
しかし列車での旅は贅沢ですね!
コメントへの返答
2015年6月6日 23:52
寝台列車が全廃になる前に行くことが出来て良かったです。

私の妻も今までは列車の旅行には全くついて来ませんでしたが、どういう風の吹き回しなんでしょうかね~。

次回はサンバーを舞鶴からフェリーに積んで北海道へ連れて行きたいですね。。
2015年6月7日 19:50
フルムーン旅行を満喫されているようで何よりです。
奥様も楽しそうだし。

EF510(北斗星塗装版)ですが、確かJR貨物に売却されたはず。鉄道専門誌で見たような覚えがあります。
ただ旅客列車用の装備は取り外されず貨物運用されているとのこと。
いつか、JR貨物がけん引する寝台列車が復活するかも!
コメントへの返答
2015年6月8日 22:06
え~。

EF510(青)は貨物に売却ですか(驚)

せっかく電気機関車を新造したのに列車事態が消えていくとは残念でなりませんね。。

本当に少し不便だったかも知れませんが、昔は本当に良かった。。。

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