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2016年01月19日

モンセラット と コロニアグエル を1日で観光する方法  ある日のヨーロッパ(その4)  

モンセラット と コロニアグエル を1日で観光する方法  ある日のヨーロッパ(その4)   バルセロナ2日目・・・・

妻の目的であったサグラダ・ファミリアは昨日の午前中に何の障壁も無く無事見学する事が出来たので、今日は特段希望する観光地は無いと言います・・・


すかさず私は「乗り鉄」を提案しましたが、息子がモンセラットの奇岩群を見たいと言うので、どうにかして鉄道利用で行ってみる事にしました。


モンセラットとはバルセロナ市から50km程郊外に有る標高1236mの低い山です。

観光バスを利用すると3人で24,000円 近くするので、3人で1万円以内で行ける鉄道を利用することに関しては簡単に妻の承認を得る事ができました。

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2日目の朝は寝坊して8時に起床・・・

昨日と打って変わってホテルのフロントには観光客がウジャウジャ居ます。。

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街は人通りが少なく、シャッターの落書きばかりが目立ちます。。
ある意味、大阪のあいりん地区よりも物騒な眺めですね。。

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昨日から利用しているメトロL3号線のリセウ駅・・・・
なんと、自転車に乗った人が列車の到着を待っています。。

そして、カタルーニャ鉄道(FGC)と言う私鉄のターミナルのあるエスパーニャ駅で下車。。

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FGCのターミナルは地下に有り、メトロから容易に乗換え出来ます。。

ガイドブックを見ていると、ガウディの最高傑作と言われる「コロニア・グエル教会」がFCGでモンセラットへ向かう途中にある駅で下車すれば行けることに気がつきました。。

大阪で言うなら、難波から南海電車に乗って高野山参拝に行く途中で、住吉大社へ立ち寄るという感覚です。。

関東なら京王線で高尾山参りの途中、高幡不動へ参拝するという感覚かな・・・。

興味深かったので、往路に下車してちょっと立ち寄ってみる事にしました。。

午後からだと長いお昼休みに当たってしまい、見学できない可能性もあるから、帰路での下車は避けました。


ガイドブックによると、各駅からモンセラットの山頂まで登山電車かロープウエイで山上まで往復できる割引切符が発売されているという事で。。。

取り敢えずは英語表記にもなる自動券売機にコインを投入し、慣れない操作でどうにかコロニア・グエルまでの片道切符を購入。
モンセラットへは、コロニアグエルからの往復割引券を購入し、帰路はコロニアグエル駅を乗車したまま通過して終点のエスパーニャ駅で「乗り越し清算」するという算段でいくことにします。。

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コロニア・グエルには日本で言うところの「各駅停車」しか停まらないことが判明、モンセラット行きのL5系統は急行系でコロニア・グエルには停まりません。。

まさに南海電車の「住吉大社」駅的存在ですね。。

2箇所を同日に観光するには、こりゃ、不便極まりない。。

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列車は意外と新しく、外吊り式の扉を設けた3扉近郊型車両です。。

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シートにはモケットが使われていて、座り心地はFRPの地下鉄よりも良好です。。

コロニア・グエルに停車する列車なのに、観光客の姿は全くありません。。

多分、観光客はみんな観光バスで行くんでしょうね~。

加速し出すと、なんと高性能IGBT型VVVFインバータ音がして、この列車が非常に新しい技術で製造された事を物語ります。。

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列車は10分ぐらい地下を走ると地上に出て、そこから7分程でバルセロナの西効、サンタ・コロマ・ダ・サルバリョ市にあるコロニア・グエル駅に到着しました。(日本の鉄道と違い、FGCは右側通行です・・・。)

下車客はなんと私達家族3人だけ。。。。
いかにみんなが鉄道利用で観光にやってこないかという事を如実に物語っています。。

どことなく郊外の小駅と言う雰囲気の駅は、橋上駅舎ながらも観光地の中心駅なのに意外にも無人駅でした。。

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ガイドブックによるとコロニア・グエル教会はこの駅から徒歩で10分ぐらいと書かれていて・・

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ご覧の様な青い足跡を辿っていくと、初めて訪れる人でも入場券を販売しているビジターセンターまで簡単に到着するように工夫されています。。。

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「コロニア」という名前の所以は、ガウディのパトロンだった実業家のグエル氏が父親が創業した繊維工場を1890年にこの地に移し、教会、学校、劇場などを従業員のために建築した、いわゆる「工業コロニー」のことを意味しています。

つまりこの街全体がガウディの作品だと言えます。

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どことなく街全体にほんわかとしたお洒落で可愛い雰囲気が漂っています。。

ここで日産さんのジュークを発見・・・・
凄く街に溶け込んでいます。。
バルセロナでは本当によく日産車を見掛けます。。

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ガイドブックのとおり、10分でビジターセンターに到着。。

日本語表記も見られます。。

ここで入場券を買って、直ぐ裏側に位置する、コロニア・グエルに入場します。。
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サグラダ・ファミリアは物々しい警備体制でしたが、郊外のコロニア・グエルは改札のオジサンが1人居るだけで、のんびりとした雰囲気です。。

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ガウディがサグラダ・ファミリアの建築に没頭したため、途中で工事を投げ出したとされる教会は、とてもそれが教会であるとは思えない様な形をしていました。

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バルセロナっ子達も拝観料を支払って参拝する観光地であることには違いないようです。。

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あらゆるところにガウディの特色が出ています。。

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どことなくサグラダファミリアに通じる雰囲気を持っています。。

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荘厳というよりも、古典的様式に拘らない、自由でお洒落で可愛い教会といった感じですね。。

そして内部は。。

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半地下構造という独特なスタイルを踏襲しています。。

世界中を探しても、その様なデザインの教会は他には存在しないと言う孤高感がガウディの最高傑作だとされる所以でしょう。。

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さらに・・・

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カタルーニャの人達に特に愛されている「黒い聖母マリア」像も祭られています。。

バルセロナの教会ではよく「黒い聖母マリア」というキーワードを見聞きします。。

30分も有れば充分に見学する事が出来ました。。

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駅への帰り道・・・・
工業都市と言うだけあって、煉瓦造りの大きな工場が有りました。。

ヨーロッパな車が本当に良く似合う冬の朝の風景です。


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駅まで戻ると、ちょっとしたアクシデントが・・・・

ご覧のホームの背後の橋上駅舎まで戻ってくると、なんと無人駅で、切符の販売機が有りませんでした。

改札はゲート式なので、切符を買わないと開きません。。

思案六法していると、息子がホームの反対側の小さな出口に回ると券売機が有る事を発見・・・・

どうにかモンセラットまでの割引往復乗車券を購入する事が出来ました。。

その間にモンセラット行きL5が通過・・・・
ガイドブックによるとモンセラット行きは1時間に1本しかないと記載されていたので、予定外の時間ロスに全員のモチベーションが下がります。。

やがてやってきた各駅停車S7に乗車して、L5の停車駅・セント・アンデル・デ・バルカ駅でモンセラット行きを待っていると、幸運にも1時間に1本の筈のL5が直ぐにやってきました。。

どうやら土日ダイヤで増発されていた様です。。

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L5に乗ると、モンセラットと思われる妙な形をした山が近づいて来ます。。。

まるで信越本線の車窓から見る「妙義山系」の様ですね。。

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比較的長距離を走る近郊電車らしく、途中駅で貨物列車とすれ違ったりもして、身体の中の鉄分が燃え上がります。。

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どんどんと近づいてくるモンセラットに興奮します。。

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乗る列車を間違えると、途中の分岐駅で全く違うところへ連れて行かれますので、車内のLED表示板で、きちんとモンセラットへ向かう列車であることを確かめて一安心・・・

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いつしか直近にモンセラットが迫ります。。

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こちらはロープウエイの乗り場の駅の駅名看板です。。

モンセラットへは、登山電車とロープウエイの2通りの方法で到達出来ますが、鉄ヲタな私はモチロン、登山鉄道を選びました。。

欲張って両方乗りたいところですが、割引切符はどちらか一つに限定となります。。

しかも、ロープウエイと登山電車では乗り換え駅が異なるので要注意です。。

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本当に観光客が少ない乗り換えで下車。。。

ガイドブックのとおりに進むと。。

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特に改札口が有る訳でもなく、ホーム続きで登山電車の乗り場がすぐ近くに有りました。。

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車内はガラガラでしたので、当然がぶりつき席をゲットして前面展望を楽しむことにしました。。

スイスの登山鉄道に乗って以来、25年くらいこの類の電車には乗っていません。。

発車時刻が待ち遠しいです。。


続く。。。
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Posted at 2016/01/20 01:11:07

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この記事へのコメント

2016年1月20日 1:20
奥様大好物、建物探訪シリーズからの鉄レポありがとうございますm(__)m笑
緑の登山電車は東急の世田谷線みたいですね( ̄▽ ̄)
外釣近郊車両は何故かキハ35とかぶりましたf^_^;
コメントへの返答
2016年1月20日 23:56
まさかバルセロナで本格的「鉄」が出来るとは予想していませんでした。。

正に東急世田谷線と同色の電車でした。。

私もキハ35を連想していましたが、ヨーロッパは外吊りドアが主流なのには驚きました。。
2016年1月20日 7:56
日本の鉄道路線に例えてもらうとイメージしやすいです(^_^)
コメントへの返答
2016年1月20日 23:57
あくまでもイメージですが、どの世界にもよく似た鉄道は存在するものですね~。

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