• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2016年11月03日

ユーロ乗り鉄(その6) ベルリンの壁と夜汽車

ユーロ乗り鉄(その6) ベルリンの壁と夜汽車


さてさて、お話をユーロ乗り鉄に戻します。

毎日毎日、残業が酷くて、もう2ヶ月が経とうとしているのに話がなかなか前進しません。。





前回からの続きで、今回はおばあちゃんと孫娘さんと同席だったICのコンパートメント車両に乗って到着したドイツの首都、ベルリン中央駅から・・・



ベルリン中央駅の最も人通りの多いところにあったお店がなんと「TOKIO SUSHI」だったので驚きました。。



ベルリンでは今夜出発するブダペスト行きの国際夜行列車に乗車する予定ですので、観光時間が4時間ほどしかありません。。

そこで、先ず統一ドイツの象徴・・・ブランデンブルク門を見学すべく、最近新設された真新しいUバーンに乗車します。。



Uバーンの車内はここでも座席が向かい合わせになったいわゆるセミクロスシートでした。

地下で外の景色が見えないのにこの構造とは不思議です。。



ブランデンブルク門はUバーンで2駅走ったフリードリヒ・シュトラーゼ駅にほど近いところに有りました。

流石に世界的にも有名な場所だけに多くの観光客が歩いています。





観光用馬車などもあり・・・・



なんだかとてもクラッシックな車が街中を普通に走っていたりなんかいます。。



門の前では手動のミュージックボックスを持参して音楽を流す人が居たりなんかして、ヨーロッパらしさを醸し出してくれます。。。



そしてここからはSバーンのアレキサンダープラッツ駅まで、Uバーン5駅分、ウンター・デン・リンデン通りを歩いてみました。



艶消しカーボンブラックの正体不明な車・・・



ベルリン大聖堂は古典的な建物で高さは114mあり、大迫力です。。

大聖堂前の芝生に人々が座り、時間を気にしない優雅なひと時を過ごしています。。



路面電車はイモムシの様に長くてなんと8両編成。。

日本の路面電車の様に降車の際に最前部で運賃を支払わなくてもいいので、この様な編成が組めます。。
それにしても、みなさん、どこで路面電車のチケットを買っているのでしょうか??
イマイチ、そのシステムがよく理解できません。



アレキサンダープラッツ駅まで、歩く事約1時間・・・
この駅も例外に漏れず大きな美しいドーム屋根を併せ持つ美しい駅です。



芸術的とも言えるデザインの駅舎にUバーンの近郊電車が入駅してきます。。

この路線は東京で言うなら都心の中心部を走る総武・中央線みたいな存在です。。
「ベルリンの壁」を見学するにはここから2駅先のワースチャウアー駅まで乗車する必要があります。。

そして下車駅から5分程歩き、シュプレー川にかかるオーバーバウム橋
の北岸までくると、「ベルリンの壁」が現れます。。





壁の前の交差点で見つけた懐かしい日本の珍車・・



スズキのなんという車だったっけ。。。
こんな希少車がドイツのベルリンで生きていたなんて・・・・。





壁そのものには様々な絵画が描かれています。。



観光に来たアングロサクソンな尾根遺産にシャッターを頼まれたので、ついでに私もシャッターを押してもらいました。。

表側(道路側)の落書きは「芸術」ですが、裏側の人目につかない場所ではこの様な庶民の落書きを見ることができます。。



ドイツ人は川のサイドでのんびりとお話をしながら過ごすのが好きな様ですね~



民主化されたことが、日本への迂回路なのでしょうか・・・






ドイツらしく「メルセデス・ベンツ」の巨大なアリーナがあります。



なんと、道路の真ん中にある自転車専用レーンが日本とのお国柄の違いを象徴していますね~。

国際夜行列車に乗るにはベルリンの観光はここまででタイムオーバーです。。



オストー駅まで歩き、Sバーンに乗車します。。



車内はこんな感じで、旅行者と地元ユーザーが混じります。。



ドイツの車窓はどこでもアカデミーです。。



ここで中央駅に向かうのに、反対側の、しかも支線に直通する列車に乗ってしまいました。

列車があまりにも田舎な景色なところを走るのでに気が付いた駅で下車します。。

自転車に乗った家族連れが居たり、のんびりとした郊外の駅でした。。

ドイツの鉄道は日本とは走行線路が左右が真逆なので、ヨーロッパ旅行ではありがちなアクシデントです。



都心部へ向かう列車は夕方なのに結構混雑していました。。
この列車でいわゆる「山手線」に乗り換え、新宿駅で中央線に乗り換える様な作戦で中央駅へ向かいます。



乗り換えの際に見掛けたワンちゃん。。
山手線に犬と同乗できるなんて素敵です。。
ユーロ圏の犬はみんなしつけが徹底していて、大人しい犬ばかりです。

そしてこの列車で中央駅行きの列車が出るヴェスト・クロイツ駅まで行くとアクシデント発生・・・



なんとサッカーが開催される最も混雑する日曜日だというのに、保守点検のために運休中。。。

日本の都市ででこんな昼間に列車を工事のために運休させたら、多分大顰蹙だと思いますが、そこはお国柄&国民性のちがいなのでしょうか。。



しかし、実際の駅のホームではそのことを知らずに乗ってきた人たちで、阿鼻叫喚・・
カオス状態。。。。



仕方なく先程乗ってきた環状線の列車に再び乗車し、かなり遠回りになりますがメッセ・ノード駅まで乗車し、そこから街中をUバーンのカイザーダム駅まで歩いて乗り換えます。



メッセノード駅を降りて街中を300m程歩くと、Uバーンの駅があり、その傍らにはベンツの赤いAクラスが居ました。。

観光地でもないベルリンの住宅街を歩くのも楽しいものです。。



これと言ったドレスアップは無いのですが、どことなくお洒落ですね~



そして、日本の三菱の軽四「i ミーブ」に酷似したシトロエンの車が・・・・
こんなの有るなんて、車ファンなのに全く知りませんでした。。

こちらが乗換駅のツォー駅・・・
例外となくドーム屋根が美しい駅です。。



様々な通勤用車両が行き交います。。
二階建て車両で着席通勤できるのが羨ましい限りですね~。



日本では大ニュースとなる、通勤車両への落書きです。。
もし日本でこんなのが発見されると、たちまちその列車は運休ですよね。。



そして、無事中央駅へと辿り着き・・・・



お米が恋しくなったところでアジアンフードなお店でタコライスとドイツビールで乾杯。。



一方、こちらは駅頭に飾ってあったベルリン中央駅の模型です。。。
この精密さといい表現力と言い・・
昨日のハンブルクでのミニチュアワンダーランドに通じるものが有ります。。
やっぱドイツ人は変態指数が濃いですね~



こちらがベルリン中央駅の外観です。。
近代的駅舎ながらも、伝統のドーム屋根の構造は踏襲しています。

ヨーロッパの駅舎は行く都市行く都市でいちいちお洒落で偉大です。
本当にドイツは「鉄道王国」ですね~



そして、出発までのひと時・・・
1等寝台車の乗車券を所持する旅客は、ご覧の待合室を使用することが出来・・



飲み物が無料です。。
ビールはコーラより安い国ですので、当然ビールも無料。。

そして、ベルリン発18時14分のウイーン・ブダペスト行夜行特急EN477列車「METROPOL」号にいよいよ乗車です。。

この列車こそが今回のユーロ圏行脚の最大の目的とするところです。



30分前にホームに行くと、既に列車は据え付けられていました。。
長大な風格ある編成を見て気持ちが高鳴ります。。



列車は座席車から2等・1等寝台まで雑多な車両が連結されていますが、残念ながら食堂車やビュッフェは連結されていません。。



客車列車らしい最後尾ですね。



長距離列車の発車前は独特な雰囲気があり大好きです。



こちらが私が乗車する寝台車。。

他の車両が明るいデザインなのに対し、こちらは日本のブルートレイン・・
いや、昔の雑型寝台車的な雰囲気です。



乗車口にはパーサーが居て、特別な車両としての雰囲気を盛り立ててくれます。



一歩、車内に脚を踏み入れると、豪華さが漂う個室の通路・・・。



そしてこちらが私が今夜利用する、1等個室寝台車です。

日本からネットで予約した個室寝台がきちんと確保されていて一安心です。。

大混雑する駅の切符売り場で寝台券を確保した25年前の新婚旅行の時とは本当に隔世の感です。。



車内にはトイレとシャワーも備わっていますが、正直言って、ちょっと狭いですね。。



こちらは隣人に頼んで撮影させてもらった同じ車両にある2等個室寝台ですが、窓が小さいのと、シャワー&トイレが無いの以外は1等車との違いは有りませんでした。。

そして、出発までのひと時に他の車内を探検。。






こちらは1等コンパートメント座席車です。。
基本、6人用の個室となります。



こちらは2-1シート配列の1等オープン車です。



そしてこちらは「クシェット」と呼ばれる3段簡易寝台・・・
昔の日本のブルートレインはこの形式が採用されていましたよね~。



そして自分の寝台に戻り・・・



勢い、寝台に腰掛けるのですが、補助椅子に脚を乗せないと中途半端でぶらぶらします。

寝台が座席代わりに使える日本の鉄道とはこの辺りが違います。。



そして列車は何の前触れも無く発車します。。
発車ベルも案内放送も無く、突然列車が発車するヨーロッパの鉄道・・
この雰囲気、大好きです。。。

さようならベルリンの街。。



日本とは左右逆の線路を走るユーロ圏の鉄道。。



ムーデイーな夜の駅に停車します。


ドレスデン駅・・



夜行列車の個室は部屋が消灯でき、窓に自分の顔が反射しないので、独特なムーディーな雰囲気が楽しめます。。



深夜のプラハ駅・・・・



そして、暗闇の風景を眺めている間に、知らぬ間に眠りに落ちていました。。

ブログ一覧 | 海外旅行・海外乗り鉄・海外出張 | 日記
Posted at 2016/11/03 23:15:17

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

ファミ。
.ξさん

水戸まで(*^^*)
chishiruさん

ついに来た・・・自動車税
彼ら快さん

11th Civic Owner' ...
キャンにゃんさん

脂摂取タイム‼️
チャ太郎☆さん

皆さん〜こんばんは😊今日は、晴れ ...
PHEV好きさん

この記事へのコメント

2016年11月3日 23:24
X-90じゃないですか Σ(・ω・ノ)ノ!
コメントへの返答
2016年11月4日 22:16
うおっ。。
それそれ!・・X90

この車、日本でも現車を1回しか見た事がありませんです。。
2016年11月3日 23:55
日本では絶滅危惧種の客車列車というのが良いですね。
やっぱり客車や寝台車は旅情があります。
近年日本では高速化、効率化ばかり優先され、高価なクルーズトレイン以外の普通に乗れる列車で移動そのものを味わう事が難しくなりました。
狭い日本。そんなに急ぐ必要があるのかなと思う事多々感じます。 
コメントへの返答
2016年11月4日 22:22
客車王国のユーロ圏内でも客車列車は顕著に淘汰が進んでいます。

全く同感です 
昭和40~年代の豊岡発門司港行き普通列車や、寝台車連結の夜行普通列車「からまつ」「なんき」「山陰」「ながさき」号が今の世に復活してほしいものです。



  
2016年11月4日 18:45
三段寝台、この列車だと「寝るだけ」ですね。
583系よりも狭そうです。
一等、二等寝台は、壁に折り畳み収納式のベッドがあるように見えますねえ。

シトロエンの○○という名の、三菱i ミーブですか?
日本車らしくないデザインで、しっくりきますね。
コメントへの返答
2016年11月4日 22:26
昔の10系寝台車は幅が52cmで、ちょうどこんな感じでした。。
1等寝台は同時に3名までが使用できる構造で、寝台券購入時に「1人使用」を指定しないと、知らない他人と相部屋になってしまうそうです。。

そうなると3段ハネの「クシェット」の方が快適かもですね。。
2016年11月4日 19:08
素晴らしい景色の数々、そしてタコライスにドイツビールが美味そうです(笑)

やはり、客車夜行寝台列車こそが、旅の醍醐味ですねえ♪

日本と違って駅舎がゴージャスですね^^

こんな車窓をビールでゆるゆると愉しみたいものです♪

コメントへの返答
2016年11月4日 22:30
日本と違って「駅」は街の「顔」というプライドが有る様で、どんなに小都市の駅でも立派な駅舎がありました。。

日本では客車夜行列車はとうとう昨年に淘汰されてしまいましたが、海外でも急速に姿を消しつつあるのが残念でなりません。

プロフィール

「鳴門から姫路の太陽公園へ (妻への誕生日プレゼントとしてのドライブ③) http://cvw.jp/b/860472/48419178/
何シテル?   05/08 23:06
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45 67 8910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

愛車一覧

スバル サンバー 客貨両用A寝台「キロネハ二TV2」黒サイ (スバル サンバー)
サンバー絶版の噂を聞き、慌てて平成22年2月に13年落ち15万キロ走行のボンゴフレンディ ...
メルセデス・ベンツ Eクラス セダン 毎日がグリーン車!キロW213-1 (メルセデス・ベンツ Eクラス セダン)
妻専用車だったAudi A1 からの乗り換え車です。 2年落ちの中古車を諸費用全込総額 ...
アウディ A1 スポーツバック チビイケメンな赤いてんとう虫 キロA1 (アウディ A1 スポーツバック)
平成28年5月吉日 妻車として購入。 過去車登録に変更するまでは私以外が使用するのでS ...
スズキ K50 お巡りさんのオートバイ (スズキ K50)
平成14年(2002年)10月にヤフオクで落札し名古屋まで受け取りに行き、夜の国道をトラ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation