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2016年11月07日

ユーロ乗り鉄(その7)ブダペスト

ユーロ乗り鉄(その7)ブダペスト



ベルリン中央駅から夜行国際特急列車EN477列車「METROPOL」号に乗車し、23時58分にチェコの首都プラハを発車すると、いつしか深い眠りに就いていました。。




今夜は念願のユーロ夜行列車だからオールナイトだと思っていましたが、歳のせいか、長旅の疲れか、列車がホームを離れる記憶もないくらい直ぐに眠ってしまいました。。




朝日の明るさに間が覚め、気が付くと列車は終着駅のあるハンガリーの首都・ブダペストの郊外を走行していました。

農耕国であるハンガリーの広大な畑の彼方から太陽が顔を出します。

これぞまさに夜行列車の旅の真髄と言える、日の出の瞬間です。



時折、支線や貨物用引込線を分岐し、列車は朝日を受けて終着駅のブダペスト東駅へ向けてひたはしります。。



朝日が見れたのも束の間で、列車は深い霧の中を走ります。。

列車の甲高い汽笛が響きます。

ベルリンを出てから3回、汽笛の音色が変わったので、機関車の付け替えは国境ごとに行われている模様です。。

それにしても、国境越え列車・・・・
25年前はパスポートを車掌さんに預けたのに、ユーロ圏内が統合されると、パスポートのチェックが無くなり、随分行き来しやすくなった感じがします。。



みんな駅に辿りつくのに線路敷地内を歩いています。。



列車は30分近く遅れているらしく、スチューロボ駅7時20分発のローカル列車を20分程待たせていました。。



昨日からの疲労感が漂う車内・・・



線路には大量のゴミ・・・ハナカミが落ちています・・・
・・・ということは・・・

そう、この国の列車のトイレは線路へ汚物を直接垂れ流す方式を採用しているという事に他なりません。。



治安もそうよろしくない様子で、ご覧の様な列車への落書きが散見されました。。

しかも、ハンガリーに入ってから、列車が線路内歩行や直前横断で急停車する案件が短時間のうちに4回もありました。。

非常ブレーキ動作時の、乾いたパーンというピストルを撃ったような吐出音は、本当に心臓に悪いです。。

日本で人身事故を惹起させた列車にたまたま乗り合わせた際も同じ音がしたので、非常ブレーキの音は世界共通な様です。。



何やら物騒な気配を感じていると、車掌さんが朝食を運んできてくれました。

ユーロ圏内の1等個室寝台には朝食が付いています。。



開けてみると・・・

う~ん・・・お味の方はハッキリ言ってイマイチでした。。



本来、この列車がブダペスト東駅に到着する予定の8時35分を過ぎても、列車はまだ原野を走り続けています。。

その後、複雑な渡り線やループ線を辿り、貨物支線に入ったりしながら何とも奇々怪々なルートでブダペスト東駅に到着しました。。



この列車に乗っていた旅行者が全員下車します。。



やっぱヨーロッパの駅はどこの国でも凄いですね~。



こちらでは「キヨスク」の代わりに果物屋さんがどこの駅にも有り、人々は果実を買ってそのままほおばります。。



まるで教会みたいなデザインが訪れた旅人を圧倒します。。

この無駄な空間の多い造りに、ヨーロッパ人の心の余裕を感じます。
日本ではデザインを殺して余剰空間を「商業利用」に充当することしか考えないでしょう。



今回の旅行で、初めて見掛けた乗車券の自動券売機群・・・
・・・ホント、ユーロ圏では、乗客はいつどこで切符を買っているのか解らないくらいこんな設備が有りませんし、また、改札口もありません。。



ゴージャスな駅を前に記念撮影。。。



ここからはトラムに乗車して、世界一のマクドナルドがあるという西駅に向かいます。。






吊革は本当に「吊革」・・・

現在のヨーロッパではどの都市でもこのシーメンス社製の低床式電車を見ることが出来ます。。



そして西駅に着くと、今や絶滅危惧種となってしまった駅の雑誌屋さんがありました。。



優等列車の殆どが東駅到着となった今では、西駅は閑散としています。。



駅のホーム上に自動車なんて、日本ではあり得んティな眺めですね。。


 
駅舎はそれでも堂々としていて偉大でした。。



ストップ側にこれほどの機関車が並ぶ風景は、もう日本では見れません。。

そしてこちらが・・・



駅舎を外側から見たところ・・・・



これが世界一豪華なマクドナルド。。。



これがマクドナルドの店内だなんて、誰も気が付きません。。

トイレに入るだけで200円相当mの経費がかかります。。



こちらが駅舎全体の眺め・・・
やっぱ凄過ぎますね。。




そこからは、ブダペストの街を思うがままに闊歩します。。

アウディにチンクにBMWが普通に居ます。。
これだけでもやっぱお洒落ですね。。




連接バスに、おっとアルファロメオの「ジュリエッタ」が・・・



ヨーロッパ人は本当に果物が大好きですね~。



ドナウ川の川筋まで歩くと可愛いトラムが待っていました。。。。
こいつに乗って「くさり橋」から王宮へ行くことにします。。



外観は古めかしいトラムでしたが、中に入ると結構新しい連接車です。。



車窓から見た国会議事堂です。。



そしてブダの街とペストの街を結ぶ、「くさり橋」の前でトラムを降ります。。





この鋼鉄の橋の下はドナウ川、向こうは王宮です。。






対岸には王宮へ登るケーブルカーがあり、観光客で長蛇の列となっています。。



日本では例のない階段状の不思議な構造をした古典ケーブルカーです。
いちいちお洒落です。。



こちらが王宮からの景色。。



ドナウ川をはさんで手前がブダで対岸がペストです。。







「美しき青きドナウ」・・・・
まるで交響曲CDのジャケットの画像ですね~。



美人さん、撮って欲しそうにしていたけど、何故か語学の隔たりを感じ、ハンガリー人が何語を話すのか判らず、声を掛ける勇気が有りませんでした。。



仕方なく私も独りで自撮り。。



ケーブルカーの大きな巻き上げ機です。。





ここでもイモムシ型のトラムが大活躍です。。





街中でスイフト発見!

フランスでは日本車の最多車種でしたが、ドイツ圏内では見ることが出来ず、ここハンガリーでようやく見ることが出来ました。。

後ろのバス・・・
変な形ですね~



ここからはお洒落な街中を歩き。。。

お弁当箱の様な地下鉄に乗車し、東駅まで戻ると。。



なんと、昔懐かしいトロリーバスが。。



日本では昭和40年代中盤に過去の遺物となってしまったトロリーバスが、ここハンガリーのブダぺストに生きていました。



私が幼少の時に母親に手を引かれて乗った思い出のあるトロリーバスにこんなところで出会えるとは思いませんでした。。。

さあ、時間の無い旅が続きます。。。。


ブダペストの名物である「温泉」にも入らず、これからレールジェットでオーストリアのウイーンに向かうのです。。

ブログ一覧 | 海外旅行・海外乗り鉄・海外出張 | 日記
Posted at 2016/11/08 00:29:24

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この記事へのコメント

2016年11月8日 7:39
トロリーバスといえば、もうアルペンルートにしか無いですよね。
トロリーポールで集電する電車も残って無いですよね?
あの頃の風景が懐かしいです。
コメントへの返答
2016年11月9日 1:17
アルペンルートの地下トロバスはなんとVVVFインバータ音を発して動いていました。。

私の記憶では京福さんが比較的最近までポールだった様な記憶が。。

大阪市バスにトロバスが復活してほしいです。。
2016年11月8日 7:46
スイフトは日本仕様にない3ドアですね。
海外仕様の方が魅力あるモデルが多いように感じます。
スバルだと海外仕様にボクサーディーゼルもありますし。
逆輸入したいと思う事多々。
コメントへの返答
2016年11月9日 1:18
あれま、ホントだ・・・

言われるまで全然気ぃ付きませんでした。。

ボクサーディーゼルは確かに欲しいですね~。
2016年11月8日 18:52
垂れ流しの光景、今でもあるんですね。
子供の頃に、キハ35だったかでトイレに行ったら
下に線路が見えて、ドン引きした覚えがあります。
後に、その意味を知りました。
「停車中は使用しないでください」

王宮の美女、ぜひチャレンジしてほしかったです(笑
コメントへの返答
2016年11月9日 1:21
私もキハ35の垂れ流しは記憶にあります。

あと、113系のクハのトイレに「天王寺~和歌山間は使用禁止」のステッカーがはってあったにも拘わらず、みんな阪和線内でも使いまくっていた件・・・・。

王宮の美女。。
英語で話してみたらよかった鴨。。
2016年11月10日 12:06
我らが飯田線は119系が新車投入された当時も垂れ流しで駅の線路上はBABAたらけ!
コメントへの返答
2016年11月11日 21:34
えっ!

119系デビュー時も垂れ流しだったんですか???

私は中学の修学旅行で乗車した中央線非冷房167系で、窓からは入る飛沫がウンティなものだと知らず、心地用ミスとだと勘違いしたまま8時間乗車していました。。

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