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イイね!
2017年03月03日

おとなび一人旅 花嫁のれん

おとなび一人旅 花嫁のれん JR西日本さんの「おとなび」きっぷも2日間使用したところで、止まっていましたが、今日はいよいよ最終日のルポ前編です。。



前回は広島・島根県を結ぶ「三江線」の乗車ルポでしたが、そこから続き・・・・





江津駅からの帰路は特急「スーパーおき」4号から第三セクターの智頭急行線、HOT7000系車両を使用した特急「スーパーはくと」14号
に乗り継ぎます。



この特急「スーパーはくと」号車両は23年前に登場していたにもかかわらず、なかなかご縁が無く今回が初の乗車でしたので、「おとなび」きっぷで4回使えるグリーン車のうちの2回目をこれに充当しました。



鳥取駅といえば先ずは名物駅弁「かに寿司」を購入します。

そして、初めて乗車する列車のグリーン車へ・・・・・。



木目調のなかなかシックなエントランスです。


窓は各シートに独立した窓を採用しています。席はお決まりの最後列でリクライニング倒し放題のところをチョイスしました。



そして・・・



この列車の先頭車には普通車ながらご覧のような前面展望を「売り」としたシートを備えておりますが・・・・。



鳥取駅発が18時40分ともう暗い時間帯なので、敢えてその席は選ばず、グリーン車をチョイスしました。。



フットレストも備わり、シートの幅もピッチも広く、アームレストからの小型テーブルではなく、背面大型テーブルを備えていますので、足を組んだまま、楽ちんな姿勢でお弁当が食べれます。。



こちらは、先程、鳥取駅で購入した名産弁当・「かに寿司」です。



やっぱ鳥取の列車旅となるとこれしかないっしょ。。。

この後、列車は動き出しましたが、エンジン音が非常に大音響で、グリーン車としてはイマイチな環境でした。。


そして翌日は・・・・



特急「雷鳥」・・・いえ「サンダーバード」3号で旅立ちます。



最近、全車両がリニューアルされたので、まるで新車の様です。。。



シートは最後列より2番目の琵琶湖側の窓が大きく取れる席をチョイス。。
683系は番台によって最後列が13番となる車両があり、その場合、その席は小窓となっていて、展望が悪いのですが、やってきた車両はまさにその「小窓」車でしたので、後ろから2列目の席を選んでおいて大正解です。。。



大きなシートバックがあるので、プライバシーは完全に守られますが、なぜかフットレストが省略されていました。。



グリーン車といえば、反転させれば靴が脱げるフットレストが有ってなんぼのモンだと思っています。。。
リクライニング角よりもどちらかと言うと快適なフットレストの有無こそこがグリーン車のステイタスで普通車との違いと思っているだけに、とても残念な改造です。。



琵琶湖は朝日の当たる側で、前に人が座ってカーテンを閉められる事を恐れていましたが、幸いグリーン車はガラガラで、2人分の窓を独り占めできました。



大津京駅を過ぎると東側には琵琶湖の景色が広がります。。



西側はというと、比良山系の雪山。。。



そして北へ進むにつれて、琵琶湖の湖岸も雪に覆われてきます。
沖合に部分的に反射する冬の弱い太陽光線が神秘的です。。



そして琵琶湖の北端を過ぎると、一面が雪景色になります。。

冬の湖西線は本当に「走るドラマ」ですね~



武生駅では車窓に旧「武生新」駅に停車中の福井鉄道の電車が見えました。。



そして、第三セクター化された後も国鉄型車両が残った終点の金沢駅で乗り換えます。。



今、流行りの「観光列車」とやらに乗車してみます。

最初のチョイスは「花嫁のれん」号・・・



ホームにはそれにふさわしい「のれん」がかかっていて、列車の到着待ち中の乗客が思い思いに記念撮影しています。。



この列車は全車指定席で、その指定券は時報が1ヶ月前の発売開始10時を告げると同時にマルスを叩かないと出てこないプレミアム列車です。。

そもそも「鉄ヲタ」としては、そんな列車は「駄品」「愚品」扱いで見向きもせずに旧型車や、廃線になる線区を走り回るものなのですが、この鉄道斜陽化の時代に、なぜそこまで人気が有るのか、この目で確かめたくて、あえて乗りたくない列車にも試乗してみることに決めました。

そして現れたのがこの驚きを隠せないデザインの列車・・・



特急列車といえば新幹線の様なカッコいい流線型を連想しますが、この列車はあえて前照灯を1灯化するなど、少しレトロな雰囲気で仕上げられています。



利用客は女性が7割、カップルが2割、私の様な野郎単独・鉄ヲタが1割といったところでしょうか???

画像は客室乗務員がサービスで写真撮影をしている様子ですが、全員女性で、ご覧の様な着物を着用しています。



なによりもこのボディのデザイン!!



見方によってはヤクザの入れ墨・・・
紋々の様に見えてしまいますが・・・

そして車内はというと・・・・



デッキからいきなり金キラ金です。。



2号車のオープンシートはこんな感じ・・・



車端の壁も金キラ金。。。



グループ以外の単独やカップルも楽しめるよう、窓向きの席も設けられています。。。

私の席は残念ながらここではありませんでした。。


そして・・・


トイレまで金きら金・・・。



トイレの使用中サインまでもが和服で可愛いですね。。。



デッキには売店もあり、着物を着たアテンダントが居ます。。



こちらは格子で仕切られた簡易グループ席がある1号車側です。






私の席は、この号車の向かって左側の窓際席。。。



実はこの列車、もともとローカル線を走っていた画像の様な普通列車用のキハ48型を改造したものなので、シートと窓割が合わない席が殆どで、私の席もその残念な席で、しかも進行方向逆向きでした。。



せめてひとつ隣のBOXのこのシートなら窓割が合ったのですが・・・

・・ただ、この列車のシートはデザインを優先して、人間工学はあまり考慮されなかったため、背摺りは垂直で、幅も狭く、あまり掛け心地はいいものではありません。。



こちらはその老夫婦の写真を撮ってあげたお礼に撮っていただいた画像です。。





こんな豪華なBOX席もあります。。

しばらくすると、関東・水戸から来たという老夫婦がやってきて、3人が向き合って座ったところで満席の乗客を乗せ、列車が発車しました。。

発車すると、さすが元ローカル線用一般気動車だけあって、振動と騒音が凄いです。
このキハ40系は廃車が進む中、この様に特急型に改造されているケースも多々ありますが、元々、料金不要の一般型気動車だっただけに、それを知る鉄ヲタ層は特急料金を支払って乗るのがなんだか損をした様な気になるのが否めません。。


そんなマイナス要因を押しのけてでも体験したかったのがこれ・・



スイーツ&ソフトドリンクでなんと2,000円と驚きの食事サービス。。



発車すると直ぐに先程の女性アテンダントがスイーツを持ってきてくれました。。

スイーツって言うから果物かと思っていると・・・



出されたのはこれ・・・・・

えっ??苦手な砂糖の塊みたいなケーキじゃないの・・・



そしてこんな記念証も手渡されました。。

ひえ~これで2,000円ってヤクザバー顔負けのボッタクリじゃないの~(T_T)

・・・って思っていると。。。。



後になって、こんなのも出てきました。。





まっ、これで2,000円ってこんなもんか~。。

でも夫婦で乗車してこのスイーツを予約したとすると・・・・
こんなの2箱も要らないかな。。。

同席の老夫婦は「高い」と噂に聞き、予約しなかったそうです。

でもこんなのが注文できるところが女性に受けるだろうなと推測され、乗客の90パーセントが女性とカップルなのも理解できました。。



花嫁のれん号が走る七尾線の車窓は、海が見える訳でもなく、アンニュイ感が漂いますので、乗客は自ずと2両の車内を徘徊して見学することになります。



先程のアテンダントさんも頻繁に写真を撮ってくれます。。






徘徊する乗客で売店も大繁盛です。。

(私も含めて数少ない鉄ヲタ男子が徘徊者の大部分でした。)



結構様々なお土産品が販売されていて、グッズ収入もかなりあると思われます。。。



こんなミニチュアがよく出ていましたが、「鉄道グッズ」ではないので、私は衝動買いすることなくスルーできました。。


途中の羽咋駅では反対側から来る列車と交換のため、長時間停車。。。



UFOのまちって・・・・
検索すると、江戸時代からUFOが目撃されていたという言い伝えがあるらしいです。。。

UFO・・・・

夢があっていいですね。

私は「信じる派」です。。

但し、「宇宙人の乗り物」ではなく、どこかの国の秘密兵器かなと思ってしまうタイプです。。



ここでもアテンダントさんが記念撮影してくれて・・・



時間が有ったので跨線橋に登って屋根上を撮影。。。
屋根は金きら金ではありませんでした。。



反対側ホームから列車の全容をパシャリ。。。(逆光なのが残念・・)

田舎の駅では2両編成なのに、とても長い列車に感じてしまいます。。



連結部分は金きら金ですが、タネ車のキハ48型の面影がよく残っています。。。。

そして何よりも。。。



昔の通勤型電車にも使われた、乗り心地の悪い金属バネ台車。。
空気バネ台車のキハ48型も多数居るのに、なぜ金属バネ車がタネ車として使われたのかが不思議です。。



そして七尾駅には定刻の11時30分に到着。。。



ここでも、花嫁のれん号のPR用幟が多数。。。



花嫁のれん号は、次の和倉温泉行きですが、次は「のと鉄道」さんの同じく観光列車「のと里山・海山」3号に乗車するため、一駅手前のこの駅で下車しました。。

のと里山・海山号では思わぬアクシデントが。。。。

(次回にご報告いたします。。)


追伸:
おとなびきっぷでは、サンダーバード号のグリーン車と花嫁のれん号の指定席は、2回カウントとなるところを1回の乗車とみなしてくれますので、通算で、3回目の乗車。。。。
あと1回は帰路の列車でグリーン車を使います。



。。

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こんばんは。🙇🏼‍♂️
138タワー観光さん

この記事へのコメント

2017年3月3日 22:31
いろんな観光列車が出来ましたよね~!
乗るだけでなく、車内で食事やお酒を楽しむ列車がいろいろ♪
ところが、京阪石坂線のおでん電車が今季は走ってないんですよ…
湖国では近江鉄道の地酒電車だけになっちゃいました(;´Д`)
コメントへの返答
2017年3月4日 22:42
今や観光列車が大ブームですね。。
乗客の殆どが「団塊の世代」の人たちなので、いつかはブームが過ぎ去る懸念がありますが・・・・
京津の「おでん」電車乗ってみたいです。。。
近江鉄道=近鉄さんの地酒電車も・・・・

あとどちらも「鉄娘」シリーズやってはりますね~。
2017年3月4日 5:33
これは内装に氣合い入ってますねえ( ̄~ ̄;)

デザイン優先で座り心地の悪いシートは、竹田城址号の窓向きシートもそうでしたよ(笑)

敢えてそこに座りましたが(^^;


同じく偶数に乗れたあかまつ号は、値段の割にはお得感満載でしたねえ(^^)

今は豊岡発が無くなって、大変残念です( ´△`)


コメントへの返答
2017年3月4日 22:46
内装・・・・
金キラ金過ぎますよ・・・・

最近、泉北高速鉄道さんの特急「泉北ライナー」に新車が投入され、その列車は外観も内装も金キラ金です。。
今の流行なのかな・・・・

丹後の「アカマツ」「クロマツ」は改造車とは思えない変身っぷりですよね~。

2017年3月4日 19:12
ディーゼルカーのエンジン音。
大好きで、敢えてエンジンの真上を指定したこともありましたが。
最近では、「うるさい」感が・・。(歳とったから??)

花嫁のれん、そんなに人気なんですね。
雑誌で見たときは、大丈夫かね?と思いましたが・・。

それにしても、「魔改造」な外観ですね。
コメントへの返答
2017年3月4日 22:50
キハ28.58・80系に使用されていた船舶用エンジン改良のDMH17H型は、マイルドで上品なエンジン音や排気ガスの匂いまで大好きでしたが、最近の強力エンジン気動車は、加速は抜群なのですが、音が下品でなんだか馴染めません。
キハ65か66・67までが許容の限界です。。
こんなところでも老人化が進んでしまっています。。
若い気動車にはついていけませぬ。。
2017年3月5日 7:52
春のダイヤ改正で、また消えていく列車があったんかなぁ~??
コメントへの返答
2017年3月5日 19:51
鉄ちゃんとしては、岡山発下関行きの日本最長距離鈍行の区間短縮が残念ですね。。

プロフィール

「長居公園のネモフィラ&浅香山のつつじ (^^)v http://cvw.jp/b/860472/48395706/
何シテル?   04/28 05:28
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