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イイね!
2017年03月05日

おとなび一人旅 のと里山海山号

おとなび一人旅 のと里山海山号 さたさて、JR西日本さんの50歳以上限定発売の「おとなび」の旅もいよいよ終盤です。。


「花嫁のれん」号でスイーツをいただきながら、七尾駅に到着した後は、ネット予約で予め申し込んでいた「のと鉄道」さんの「のと里山里海」号に乗車します。

「のと鉄道」さんは元国鉄だったのですが、昭和63年、民営化前に現在の終点穴水駅~旧能登線の蛸島までの経営を引き継ぎ、 第三セクターで運営された後、JR七尾線の七尾~輪島間も引き継ぎ運営されていましたが、旅客の減少を受け、営業開始当初の全区間(穴水~蛸島間)と七尾線から引き継いだ穴水~輪島間を廃止し、現在に至っています。



七尾駅のホームはJRさんとは別に設けられています。。

のと鉄道さんのホームは基本的には出改札の無い無人駅ですが、ネットで購入して銀行振り込みした乗車予定の「のと里山里海」3号と折り返しの4号の乗車券は専用のカウンターで引き換えてくれます。




こちらが次に乗る3号の乗車券と、「食事券」です。。。
(あれま、お帰りの乗車券も付いていたのね、しまったしまった)




折り返し4号の乗車券もここで渡してくれました。。。。。

この列車に乗車した主目的は、和倉温泉の寿司の名店「能登寿司の庄 信寿司」さんが手掛ける寿司弁当が食べれるということで、最近は「食堂車」の様な調理場を持たない列車で外部で調理した食事を提供する「簡易食堂車」スタイルの列車が大流行してきていますので、鉄ちゃんとしては、それの初体験と言ったところです。。。

「花嫁のれん」1号からの乗り換えには1時間4分ありますので、いったん改札外に出て待ち合わせ、発車時刻の30分前に列車がやってきました。。



車体は「新潟トランシス」さんの気動車標準車体ですが、こちらは従来の車両の「改造車」ではなく純粋な「新製車」です。

全国共通デザインですので、「花嫁のれん」号の様な派手さはありませんが、有料列車らしく細部が纏められています。



こちらは和倉温泉駅で折り返してきた上り「花嫁のれん」2号とのランデブー画像・・・・
1日1回の貴重なワンシーンです。。。

ではでは、発車準備の終わった車両に一番乗りで乗り込んでみます。



真新しいプレート。。



こちらが、本日予約した「里海」車両のシート。。。。
(2両編成の前が「里山」車両・後ろが「里海」車両です)

わちゃ~

いちばん右端のお弁当が置いてある席が私の予約した席ですが、前が窓ではなく「壁」ですね~

これにはガッカリ。。。

この席以外は全て数人掛けのシートなので、あえて1人席をチョイスしたのが裏目に出てしまいました。。。。
(インターネットで好みの座席も指定できますが、「窓」なしの表記はありませんでした。。。。)



こちらはラウンジの様なシート。。。
お弁当はこの3号でしか注文できないので、殆どの方がお弁当を注文しているみたいですね~



そしてこちらが4人用BOXシート。。。
ピッチや幅は標準仕様のローカル普通列車用と同じで少し狭いですが、食事用のテーブルが設けられています。。

「里海」車両は「海」をイメージして、シートの色が青系で纏められています。。



こんな窓のない席もありますが、この席はネット検索では出てきませんでしたので、きっと予備席でしょう。。。

そして、ここで嬉しいハプニングが。。。。

いきなり車内放送で「〇〇様(私の名前)いらっしゃいますか~」と、女性アテンダントが私の名前を連呼。。。

何を悪いことしたのだろうと驚いて返答すると・・・
「申し訳ございません。お客様の席は前が壁でして、お食事されるのにテーブルも狭いですので、グループのキャンセルが入りました4人分のお席をお一人でお使いになれるようご案内します・・」と・・・・・


これは非常にラッキーではないですか。。
なんと言っても今日は満席でしたからね~。



で、その席に行ってみると、既に当日、予約なしで乗車希望の人が座っていて、万事窮す。。。。




やはり元の窓なし席しか無いのかと思いきや・・・・















こんな席を特別に案内してくれました。。



まさかの運転台がぶりつき・・・・
どころか、運転士さんの真横の「展望席」!!!

この席もネット予約では出てこない、乗務員さん手持ちの席です。。
(机の面が高いので、食事がしにくいという理由で予備席扱いだそうです。)


運転士さんの真横で前面展望を楽しみながら、ビールを飲みながら旨いお寿司が食べれるなんて。。。。



運転士さんにはお隣で食事、飲酒&前面激写するお詫び&謝罪を一言、入れましたが、笑顔で快諾してくださいました。。

もうこんな事、人生でこの先、絶対に無い出来事でしょう。。。


後ろを振り返った「里山」車両はこんな感じで、紅葉をイメージしたオレンジ色をベースにまとめられています。。。



「里海」号の私が本来座るはずだった席の、隣席付近から前方・・・・

(花嫁のれん号からの乗り継ぎ客は殆ど居ませんでした。)



発車後は満席の車内を尻目に。。。



一人優雅に展望席で食事です。。



ではでは早速「寿司御膳」を開封してみます。。。



おしながき。。。

「ふぐ」に「のどぐろ」「あわび」に「こはた」に「ズワイガニ」・・・・
乗車券を含めて「3号」限定、4,000円の食事コースです。

蓋を開けるとこんな感じ。。



とてもおいしそ~



その後は・・・・

前面展望を見るのに忙しいは、お寿司を食べるのに忙しいは、ビールは飲むはで、鉄ちゃんとしては人生至極の幸せ。。。



トワイライト号に乗れた時よりも嬉しいかもです。。


そしてこの列車の女性アテンダントさんは、マイクでバスガイドさんの様に車窓案内してくれます。。。



冬季尾だけ渡り鳥の「鶴」が飛来している田んぼの横でわざわざ臨時停車して、撮影タイムを取ってくれたりと、サービス満点。。



そして「鉄ちゃん」向けに対向列車の案内も。。。



こちらの列車は能登出身の漫画家・永井豪さんの漫画が描かれているということ・・・・・



な~るほど!
地元愛ですね~。

JRさんの「花嫁のれん」号が珍しい車両と着物を着用したアテンダントさんでサービスするのに対して、こちらはアテンダントさんと運転士さんの「人情サービス」が売りです。。

タイプ的にはこちらのサービスの方が私にとっては嬉しかったりします。。

そして、能登中島駅では・・・・



なぜかここに保存された、全国でも2両しか生き残っていない「郵便車」オユ10の見学があります。。。



鉄道が郵便輸送も担っていた生き証人。。
当時は、「郵政省」の所属なので、冷房が珍しかった時代でも、きちんと冷房が備わっていたのが外観上の一大特徴です。。









見学は外観だけでなく、車内にも立ち入り出来ます。。



使用していた当時のままの姿で保存されていますので、あたかもこれから乗務員さんが来て、区分け作業を始めそうな雰囲気です。。。





現役時代に走っている姿はよく見ましたが、車内に立ち入るのは今日が初めてです。。

まさか、この時代にこんなところで乗車が実現するとは・・・・


そして・・・



制帽を着用しての記念撮影も出来ますし・・・・



アテンダントさんが、こんなのも撮ってくれました。。

鉄ちゃんには十分過ぎるほどの内容ですね。。


さらに・・・・



風光明媚な海岸での停車サービスももちろんあります。。





こちらは能登半島の漁法で有名な「ボラ待ち櫓」・・・・



櫓の監視人が、ボラの大群が来たのを確認すると、一気に海底の網を引き上げて、一網打尽にする漁法です。。。













前面がぶりつき席は本当に最高ですね~



食後のデザートまで配られて。。。

「花嫁のれん」号乗車から、車内で食べっ放しで満腹です。。




こちらは終点近くにあるイルミネーションのあるトンネル。。。



いやぁ、本当にのと鉄道さん、旅客誘致に様々な取り組みをしておられますね~
ちょっとでも乗客の目を楽しませようとしておられる健気さが非常によく伝わります。。


そして・・
昔は輪島へ行く線と、蛸島へ行く線の分岐点で、鉄道の要でしたが、今や終点となってしまった穴水駅に到着すると・・・



恋路海岸から名前を採った急行「のと恋路号」の廃車体がホームに据え付けられていました。。



ハンドルを挿すと今にも運転できそうな感じです。。



恋路号の自慢だった展望席。。。

車内は利用客のフリースペースとして使用されていて、車内で出来立てのコーヒーを買うこともできました。。


この駅での折り返し時間は約1時間。。。

その間に初めて下車した穴水という街の散策をします。。


先ずは土地の神社に参拝。。。





大きな神社と小さな神社・・
2箇所お参りさせていただきました。。



穴水は波静かな富山湾のなかの穴水湾という波静かな海に面していて、水路が発達しています。。。





ぐるっと街を一周するとちょうど1時間。。。



帰路は「無料乗車券」用の普通車が増結されましたが、そんなのが有るとは知らずに、またまた「のと里山海山」号を予約してしまいました。。



上り列車は酒宴を楽しむ男性旅客が多かったのが意外です。。



この列車も満席で、日曜日の状況だけを見ると、この列車もうまくいっているのかなと思います。。。



終点の七尾駅からは特急「能登かがり火」8号のグリーン車に乗車。。
この列車のグリーン券と金沢で乗り換えるサンダーバード号のグリーン券は「2列車で1枚」とみなしてくれます。。。



座席はいつもの最後列席。。
窓も広く取れます。。



往路の683系はフットレストが無かったのに、この車両は備わっていて楽ちんでした。。



七尾線のアンニュイ感漂う田園風景。。。

この線区は風景に期待出来ない分、前回のブログでご紹介した「花嫁のれん」号の様な派手な車両を投入して集客を図ったのでしょう。。。



このタイプのテーブルは脚が組めないのが難点です。。



帰路のサンダーバード号の車窓から観た雪の白山。。

本当に美しいですね。。



山をあきらめてからもう早くも5年が経とうとしていますが、この風景を観るとどうしても血が騒いでしまいます。。

かつて自分が辿ったルートを目で追ってしまいますね。。。






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この記事へのコメント

2017年3月5日 23:26
『雷鳥』に連結された『ユートピア』で和倉温泉に行った事があるような。。。

指先をピンと伸ばした指差確認、カッコいい!!

展望席じゃなく、添乗席みたい。
制動、弛めって思わず。。。
コメントへの返答
2017年3月6日 22:58
「ユートピア」懐かしいですね~
あの頃は電車特急にぶら下がって運転される2両編成の気動車特急が流行っていましたね~。

横に座られるとかなり鬱陶しいという運転士さんの気持ちがよく解るだけに、心苦しいがぶりつきでした。。
2017年3月5日 23:33
おめでとうございます。(笑)

展望席独り占め 羨ましいです。
まるで 芸能人の旅番組を
観ている気分になりました。
コメントへの返答
2017年3月6日 23:11
ありがとうございます。。。

ネット予約できない乗務員さん持ちの特等席・・・
なにかないと座ることが出来ない超プレミアム席なので嬉しかったですが、あの雰囲気なら、空いてさえいれば、いつでも座らせてもらえそうな感じでしたよ~。

鉄道雑誌に投稿できそうなネタでした。。


2017年3月6日 8:59
これはスゴいサプライズですね。
お弁当とは言えない位に豪華ですし、
景色も素朴ながらも、日本の元風景で
最高です。

うらやましいかぎりですよ。
コメントへの返答
2017年3月6日 23:13
普通の片道にかかる費用は、バームクーヘンが付いて1,500円ですので、お寿司代は2,500円ということになりますね~。。

でも、それなりの値打ちはあるお弁当でした。。
2017年3月6日 12:21
ちょ、それかぶりつきを通り越して普通の車両なら運転台の中やないですかwww

次こそは自分も最前列を…
コメントへの返答
2017年3月6日 23:18
そ~なんですよ~
運転席横があまりにもオープンなので、気が付きませんでしたが、東京・大阪や名古屋の通勤電車で言うならば正に「添乗席」ですよね~。

ここ、指定券を持っていれば凸で席替えOKな雰囲気ですよ~

動画が撮れなくて残念でしたので、乗車されたらユーツベによろしくお願いいたすます<m(__)m>
2017年3月6日 13:46
なんだかんだあったけど、最終的には最高の席になりましたね(((o(*゚▽゚*)o)))

場所を忘れましたが、廃線部分の線路の上に車両が置かれているって聞いたことがあります。
コメントへの返答
2017年3月6日 23:20
トワイの最後部室当たる並みの価値があるかもですね~。

廃線後の放置プレイ車、気になりますよね~。

他にも、越路海岸付近の廃線跡ではレールトロッコにも乗れるそうですね。。。

プロフィール

「息子の村興し 長谷宮夏祭り (*´▽`*) http://cvw.jp/b/860472/48604392/
何シテル?   08/17 14:31
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