• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年10月20日

(続)日本最後の定期夜行列車に乗る

(続)日本最後の定期夜行列車に乗る



折角のサンライズ号乗車なのに、深夜0時を回ると、睡魔に襲われ、爆睡してしまいました。50歳を過ぎると、もう若い頃の様にはいきませんね。




次に起きたのは午前4時過ぎ、歳をとるとどうも早起きになってしまいます。

ふと外を見ると、たまたま大阪駅を通過するところで、真っ暗闇の中のマルビルを初めて見ました。。。

大阪駅は時刻表上は通過扱いですが、実は乗務員交代などで停車するのだろうと思い込んでいたので、あっさり通過するとはとても以外でした。。

多分、大阪駅の通過を車窓から見るのは人生でこれが最初で最後なのかも知れません。。


そして淀川を渡ったあたりからまたうとうととしてしまい、次に起きた時は、もう空が白みかかっていました。。



朝霧の中を走る列車。

夜から朝へと変わる瞬間はとてもドラマチック。。。

そして・・・



東の空が明るくなります。

今まで長い夜を走り抜けて来た車窓が、一気に光の景色に代わる瞬間。。。

まさに夜行列車の旅のハイライトシーンです。。



そして東の山の端から、太陽が現れます。。

今まで、何度も夜行列車からこの景色を見ましたが、鉄道の旅としての最高のシーンです。。



岡山駅に近いところまで来ているらしく、新幹線の高架橋が迫ってきます。

東京から、新幹線なら3時間10分程度で来るのに、サンライズは8時間半を要します。

敢えてサンライズに乗る価値観を共有できる方は僅少だと思いますが、このブログを見て頂いている方の中にも、きっとご理解いただける方が居るものと確信しています。。

さて、岡山に到着すると。。。


 
高松へ向かう瀬戸号と、山陰へ向かう出雲号に分割されるのがサンライズのお約束事です。



早朝から沢山のギャラリーで賑わいます。。。

ここに居る方々は、サンライズ号の楽しみ方をよく研究されています。。



意外と女性の方が多いのは驚くべき事実です。



そしてサンライズ瀬戸号の方が一足お先に岡山駅を発車していきました。



さて、岡山駅からは、車窓を楽しむことにします。

景色のいい進行方向左側の個室を指定してあります。




先ずは倉敷駅で、水島臨海鉄道にハァハァ (*´Д`) します。。

そして、伯備線に入ると。。。。



朝靄の高梁川左岸を沿うように走ります。

どことなくドイツのライン川沿いを走っているような錯覚に陥ります。



個室寝台はこの様に脚を伸ばして座れるのでとても快適です。




伯備線の河川の風景は、この様に殆ど左側に見ることが出来ます。


幻想的な風景の中を列車は走ります。



殆ど人工物の無い風景。。。

昨夜の東京・有楽町の夜景とは好対照です。。



こちらは、ラウンジですが、早朝から結構人が居ます。。



そして通常は車窓右側に見えるとされる大山も左側に見える場所が有るため、東京発の場合は左側の個室をチョイスするのがベストと言えます。。



こちらは、下車前に見たシングルツインという1~2人用個室です。。

トワイライト・エクスプレスのシングルツインとほぼ同等の設備でした。。



そして、サンライズ号とは米子でお別れです。

記念撮影する人が沢山居て、その人気ぶりが伺えます。

本来は出雲市まで乗って、出雲大社を参拝しようと思っていましたが、未だ乗車したことのないキハ189系「はまかぜ」に乗ってみたくなり、進路を東に変更することにしました。。



実は乗車するのが初めてな、山陰本線キハ121型。。
236D倉吉行きはたった1両のみの単行運転です。。



ロングシート車が大半となった現在のJR車両にあって、昔からのBOX型クロスシートを踏襲しているのは嬉しい限りです。。



車窓には間もなく淘汰される同じくBOX型クロスシートを持つ115系近郊型電車が見えます。。



山陰本線を東に進むと左側に伯耆富士・大山を見ることが出来ます。





キハ121型は流石新系列だけあって、加速は電車並みです。。



時刻表ではあたかも日本海沿岸を走るように見えますが、米子~鳥取間では実際、海は線路からかなり離れたところにあり、見るのは困難を極めます。。



倉吉からの238Dでいよいよ国鉄型最後の残党、キハ47型が登場しました。。。



やっぱり旅好きはこのタイプの垂直クロスシートに限りますよね~。。



全検あがりなのか、ピカピカのキハ47型。。。



鳥取駅では「おこわ弁当」を購入して、乗り継ぎのキハ47型1532Dの中で食べました。

いやぁ、好きな列車で飲むビールも美味い~



鳥取~浜坂間は、結構海に近い場所を走ります。。



そしてついに浜坂からはお目当てのキハ189系「はまかぜ」号に乗車します。。



通常3連運転ですが、この日はさらに3連を増結した行楽編成です。。



この「はまかぜ」号にはグリーン車の連結は無いのですが、普通車がグリーン車並みの設備を備えていますので、それで十分だと思います。






こんな風にシートをレール方向に固定できたりなんかもして、なかなか良好です。。



始発駅からですので、自由席でも十分に座れましたが、その後なんと自由席は竹野駅で既に満席となり、城崎温泉からは立客も出るという盛況ぶりでした。。。





やがて、発車時刻が迫ると、長距離特急ならではの別れのシーン・・・

バスにも、飛行機にも無い、列車特有のドラマチックなシーンですね。。




列車は長閑な海岸風景の中をのんびりと走ります。。



はまかぜ号のハイライトシーンは新しくなった余部鉄橋の通過シーンです。。





江原駅でも別れのシーンが・・・・

そして、姫路駅で進行方向を変え、大阪へ向けてラストスパート!



明石海峡大橋が見えると「帰ってきた感」が半端じゃないです。。



そして、早朝に通過した大阪駅に17時05分に到着しました。。。

実に東京駅から19時間もかけて大阪駅に辿り着きました。。


イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

マツダドライビングアカデミー
zakiyama @ roadstinさん

🍜 麺ダイニングたかなわ 🍜
morrisgreen55さん

8/22 金曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

ふぅーーー!当て逃げ対策完了です ...
narukipapaさん

やっと帰ってきました!
やまさん51さん

今朝は早朝!墓参りに行って来ました ...
S4アンクルさん

この記事へのコメント

2017年10月21日 9:04
分割シーン、イイですよね~♪
人によっては機関車の付け替えよりも刺激的かも(^^♪
ワタシは以前、金沢でのサンダーバード和倉温泉行きの切り離しでハアハアしました(*^^)v
コメントへの返答
2017年10月21日 21:41
一昔前は明星&あかつき号や富士&はやぶさ号が分割併合を行う夜行列車でしたが、何れも機関車を伴う客車列車だったので、作業が複雑でした。

通勤電車の増解結の様なシンプルな作業は意外と新鮮でした。。。

こんな作業も徐々に削減されてしまうんでしょうね~。
2017年10月22日 10:59
寝台列車の車窓からの夜明け、何度眺めたことか・・・

今はもう観れなくなってしまいましたが、やはり瀬戸内からの夜明けが最上でしたねえ。

いつの日か復活する事を願いたいです。

それにしても、姫路下車かと思いきや、米子からの山陰本線とは驚きです。


新しい「はまかぜ」、自分はシートが安っぽい感じであまり好きじゃないです。

サンダーバード型のシートならよかったのに・・・

あのキハ181系の重厚感、ド迫力サウンドが大好きでした。

コメントへの返答
2017年10月22日 12:51
サンライズが無くなると、もう高価なクルーズトレインか、海外に行かないと夜行列車に乗れないかと思うと、淋しい限りですね。。。

これだけ合理性と軽薄さがもてはやされる世の中になってしまえば、高価で遅くて使いにくい鉄道夜行列車の復活はほぼ絶望的ですよね。

残念でなりません。

はまかぜ号は一時、181系の廃車と共に消滅が噂されただけに、取り敢えずは残ってくれて有りがたいのですが、キハ181の唯一の汚点だった、「前面展望が壁に阻まれて皆無」であることまで引き継いでしまった点がガッカリだったりします。。

プロフィール

「三岐鉄道訪問 (*´▽`*) http://cvw.jp/b/860472/48611493/
何シテル?   08/21 06:23
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
345 678 9
1011 12131415 16
171819 20212223
24252627282930
31      

愛車一覧

スバル サンバー 客貨両用A寝台「キロネハ二TV2」黒サイ (スバル サンバー)
サンバー絶版の噂を聞き、慌てて平成22年2月に13年落ち15万キロ走行のボンゴフレンディ ...
メルセデス・ベンツ Eクラス セダン 毎日がグリーン車!キロW213-1 (メルセデス・ベンツ Eクラス セダン)
妻専用車だったAudi A1 からの乗り換え車です。 2年落ちの中古車を諸費用全込総額 ...
アウディ A1 スポーツバック チビイケメンな赤いてんとう虫 キロA1 (アウディ A1 スポーツバック)
平成28年5月吉日 妻車として購入。 過去車登録に変更するまでは私以外が使用するのでS ...
スズキ K50 お巡りさんのオートバイ (スズキ K50)
平成14年(2002年)10月にヤフオクで落札し名古屋まで受け取りに行き、夜の国道をトラ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation