折角のサンライズ号乗車なのに、深夜0時を回ると、睡魔に襲われ、爆睡してしまいました。50歳を過ぎると、もう若い頃の様にはいきませんね。
次に起きたのは午前4時過ぎ、歳をとるとどうも早起きになってしまいます。
ふと外を見ると、たまたま大阪駅を通過するところで、真っ暗闇の中のマルビルを初めて見ました。。。
大阪駅は時刻表上は通過扱いですが、実は乗務員交代などで停車するのだろうと思い込んでいたので、あっさり通過するとはとても以外でした。。
多分、大阪駅の通過を車窓から見るのは人生でこれが最初で最後なのかも知れません。。
そして淀川を渡ったあたりからまたうとうととしてしまい、次に起きた時は、もう空が白みかかっていました。。
朝霧の中を走る列車。
夜から朝へと変わる瞬間はとてもドラマチック。。。
そして・・・
東の空が明るくなります。
今まで長い夜を走り抜けて来た車窓が、一気に光の景色に代わる瞬間。。。
まさに夜行列車の旅のハイライトシーンです。。
そして東の山の端から、太陽が現れます。。
今まで、何度も夜行列車からこの景色を見ましたが、鉄道の旅としての最高のシーンです。。
岡山駅に近いところまで来ているらしく、新幹線の高架橋が迫ってきます。
東京から、新幹線なら3時間10分程度で来るのに、サンライズは8時間半を要します。
敢えてサンライズに乗る価値観を共有できる方は僅少だと思いますが、このブログを見て頂いている方の中にも、きっとご理解いただける方が居るものと確信しています。。
さて、岡山に到着すると。。。
高松へ向かう瀬戸号と、山陰へ向かう出雲号に分割されるのがサンライズのお約束事です。
早朝から沢山のギャラリーで賑わいます。。。
ここに居る方々は、サンライズ号の楽しみ方をよく研究されています。。
意外と女性の方が多いのは驚くべき事実です。
そしてサンライズ瀬戸号の方が一足お先に岡山駅を発車していきました。
さて、岡山駅からは、車窓を楽しむことにします。
景色のいい進行方向左側の個室を指定してあります。
先ずは倉敷駅で、水島臨海鉄道にハァハァ (*´Д`) します。。
そして、伯備線に入ると。。。。
朝靄の高梁川左岸を沿うように走ります。
どことなくドイツのライン川沿いを走っているような錯覚に陥ります。
個室寝台はこの様に脚を伸ばして座れるのでとても快適です。
伯備線の河川の風景は、この様に殆ど左側に見ることが出来ます。
幻想的な風景の中を列車は走ります。
殆ど人工物の無い風景。。。
昨夜の東京・有楽町の夜景とは好対照です。。
こちらは、ラウンジですが、早朝から結構人が居ます。。
そして通常は車窓右側に見えるとされる大山も左側に見える場所が有るため、東京発の場合は左側の個室をチョイスするのがベストと言えます。。
こちらは、下車前に見たシングルツインという1~2人用個室です。。
トワイライト・エクスプレスのシングルツインとほぼ同等の設備でした。。
そして、サンライズ号とは米子でお別れです。
記念撮影する人が沢山居て、その人気ぶりが伺えます。
本来は出雲市まで乗って、出雲大社を参拝しようと思っていましたが、未だ乗車したことのないキハ189系「はまかぜ」に乗ってみたくなり、進路を東に変更することにしました。。
実は乗車するのが初めてな、山陰本線キハ121型。。
236D倉吉行きはたった1両のみの単行運転です。。
ロングシート車が大半となった現在のJR車両にあって、昔からのBOX型クロスシートを踏襲しているのは嬉しい限りです。。
車窓には間もなく淘汰される同じくBOX型クロスシートを持つ115系近郊型電車が見えます。。
山陰本線を東に進むと左側に伯耆富士・大山を見ることが出来ます。
キハ121型は流石新系列だけあって、加速は電車並みです。。
時刻表ではあたかも日本海沿岸を走るように見えますが、米子~鳥取間では実際、海は線路からかなり離れたところにあり、見るのは困難を極めます。。
倉吉からの238Dでいよいよ国鉄型最後の残党、キハ47型が登場しました。。。
やっぱり旅好きはこのタイプの垂直クロスシートに限りますよね~。。
全検あがりなのか、ピカピカのキハ47型。。。
鳥取駅では「おこわ弁当」を購入して、乗り継ぎのキハ47型1532Dの中で食べました。
いやぁ、好きな列車で飲むビールも美味い~
鳥取~浜坂間は、結構海に近い場所を走ります。。
そしてついに浜坂からはお目当てのキハ189系「はまかぜ」号に乗車します。。
通常3連運転ですが、この日はさらに3連を増結した行楽編成です。。
この「はまかぜ」号にはグリーン車の連結は無いのですが、普通車がグリーン車並みの設備を備えていますので、それで十分だと思います。
こんな風にシートをレール方向に固定できたりなんかもして、なかなか良好です。。
始発駅からですので、自由席でも十分に座れましたが、その後なんと自由席は竹野駅で既に満席となり、城崎温泉からは立客も出るという盛況ぶりでした。。。
やがて、発車時刻が迫ると、長距離特急ならではの別れのシーン・・・
バスにも、飛行機にも無い、列車特有のドラマチックなシーンですね。。
列車は長閑な海岸風景の中をのんびりと走ります。。
はまかぜ号のハイライトシーンは新しくなった余部鉄橋の通過シーンです。。
江原駅でも別れのシーンが・・・・
そして、姫路駅で進行方向を変え、大阪へ向けてラストスパート!
明石海峡大橋が見えると「帰ってきた感」が半端じゃないです。。
そして、早朝に通過した大阪駅に17時05分に到着しました。。。
実に東京駅から19時間もかけて大阪駅に辿り着きました。。
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