最期の103系スカイブルー６連に乗る！

もう２週間ほど前の話になりますが・・・・。

関西圏内で最期の103系6連が活躍する和田岬線を訪ねてきました。。

実は妻車を車検に出した夕方から、妻をショッピングセンターに放置して私は南海電車を乗り継いで、近畿圏で最期のスカイブルーの103系6連が活躍する和田岬線に向かいました。。

大阪駅から山陽線快速列車に　乗り換え、兵庫駅地上ホームへ行くと。。。

居ました、いました！

私が子供のころに乗っていたスカイブルーの103系！

もう6連もの103系は日本ではここだけになってしまいました。

小学生の頃はこの部分の席が大好きで、通学時はいつもここに座っていました。

兵庫駅の先端から和田岬側を望んだ構図です。

和田岬線は全区間単線です。

無機質なステンレス地剥き出しの扉と・・・・

ごちゃごちゃ感満載の送風リターン！

そして戦前デザインの放送スピーカー！

デザイン性を無視したいかにも国鉄らしい造りが大好きです。。

ごちゃごちゃとしていて、冷たく殺伐とした車内。。

まさに乗客をいかに詰め込むかだけに焦点を絞った車両です。。

（社畜車と揶揄されたことも・・）

列車はモーター音を唸らせることもないくらいの低速で、片道2.7kmを5分かけて走破し、終点の和田岬駅に到着。。。

終点の和田岬駅は改札も駅舎も無い、路面電車の終点停留所の様な駅でした。。

帰宅する通勤客が足早に103系に乗り込みます。。

上りの夕刻の初列車は会社の終業前の17時25分発だというのになかなかの混雑です。。

103系はいかにも大都会の通勤電車というイメージですが、実はこんなローカルなホームにもよく似合う電車だったとは初めて気が付きました。。

久々に見た103系での帰宅風景。。。

下り列車はガラガラですので、コンビニで夕飯代わりのビールとアテを買ってきて、子供のころに好きだった連結部の席に着席しました。。

103系車内で飲むビールは多分生まれて最初で最後となることでしょう。。

連結部の窓から見える車体標記・・・

幼少期は「換算　積4.5   空4.0 」の意味が何のこっちゃかサッパリ解りませんでした。

なにげに車番を見るとモハ102-545！

川崎重工昭和48年7月謹製。。

森ノ宮電車区新製配備。。

元、大阪環状線を走っていた車両です。

私が幼少の頃住んでいた大阪市阿倍野区の郵便番号と同じ番号でしたので、この電車の車番をよく覚えていました！

紛れもなく私が小学生だった頃に通学でよく乗っていた車両です。

なんと46年振りの再開！

今日、一番の感動です！

結局、名残を惜しみながら19時42分まで6往復も103系のミニトリップを楽しみました。。

暗闇に映る赤いテールランプがどことなく物悲しい雰囲気を醸し出しています。。

お別れ際は、本当に通勤客でいっぱいになり、本来の103系にぴったりな姿を見ることができました。。

お別れ際に撮った103系の運転台。。

実用一点張りで素敵です。

ここは和歌山からだととても不便な位置関係ですので、もう次に来ることは無いでしょう。。。

多分これが人生最後に見る103系スカイブルー6連となってしまうでしょう。。

この日、兵庫の駅前は戎神社のお祭りでとても賑やかでしたので、私も地元の人達に混ざって参拝してみることにしました。

縁日の屋台はほんわかとしていて心が和みます。。

神戸という都会だけあって、凄い人です！

行列に押されるまま、大黒様に参拝！

ラッシュの電車で帰宅します。。

どうせ帰りは夜遅くなりますので、紀州路快速で和歌山駅へ出て、これまた３月で運転を終了する和歌山線の117系に乗ってみました。。

和歌山発21時57分発の1488Mは平日のみ117系で運転されます！

モハ117の車端部の席・・・

ガラガラでしたので、前の席を反転させて、脚を伸ばして寛いで帰宅しました。。

この日は妻車の車検に始まり、とても有意義にな日となりました。。