昨年末、78歳になる私の山の師匠から「ラインを始めました」との連絡が有り、その挨拶文の末尾には予想通り山へのお誘い文が入っていました。
この師匠は私が電車の運転士をしていた頃の大先輩で、私が山岳部出身だと言う情報を仕入れられたリーダーの先輩が50歳の時、24歳も年下の私に声を掛けて下さり、以来、毎シーズン、この先輩と共にアルプスの山々に挑みました。
実は昨年もこの先輩達と富士見登山に行きましたが、また今年もみんなで行こうぜ!ということに相成りました。。
メンバーは全員で4人!
私のサンバーでは役不足ですので、先輩のXVで朝の3時にスタート。。
78歳の先輩をリーダーに、76歳の先輩、68歳の先輩、そして54歳の私が最若年というパーティー構成です。
先輩方は定年退職後はエベレストやキリマンジャロ等、世界各国の名峰の登頂に成功しておられますので、歳はとっても今回程度の登山は朝飯前くらいの行程です。。
で、西名阪道から伊勢湾岸道、新東名を経て、最初にやってきたのがここ「猿橋」!
昔なら早く登山口に到着して登山を開始したのですが、諸先輩方は、今日は山に登る気は無いようです。
それにしても「猿橋」なんてディープなところをチョイスするなんて、流石、ちょい変態な先輩です。。
猿橋と言えば、昔むかし某鉄道雑誌で猿橋駅のホームに停車中の115系ローカルが表紙になっていたことくらいしか思いつきません。。
猿橋の直ぐ近くにはご覧の様な水道橋も有り、周辺は橋だらけです。。
いやぁ、みんなもうおじいちゃんですが、足腰は鍛えられており、私なんかよりずっとしっかりと立っておられます。
階段を登るときも昔、山を歩いていた頃と同じ順番で・・・
その日の昼食は、猿橋の近くのレストランで山梨県の郷土料理・「ほうとう」を頂きました。
そしてその後、宿泊施設へ早着して、温泉にでも入ろうと車を走らせると・・・
こんな看板が目に入り・・・
全員、異議無しで立ち寄ってみようということになりました。
まさかの山梨リニア実験線の見学施設!
「どきどきリニア館」!
全く想定外の出来事です!
昔は登山と言えば列車で行くのが当たり前でしたので、登山をする人は例外となく鉄道好きが多いのも事実です。
リニアモーターカーをこんな近くで見るのは初めてです。
新幹線をコンパクトにしたような車内ですが、窓が小さすぎます。。
てかトンネルばかりで景色なんて見れないのかも・・・。
ここにも凝った作りのジオラマが有りました。。
こんなのを見ると自分も無性に作ってみたくなります。
館内には実際に車体を浮かせて走行するミニリニアが設置されていて、乗車することが出来ます。
窓の外には40km以上にも及ぶ実験線の一部が迫りますが、残念ながらこの日は日曜日で、試験運行は有りませんでした。
本当に今にもリニアが走ってきそうな雰囲気です。。
その後、山中湖に出て、夕暮れ直前の富士山を撮影。。
宿泊場所は、昨年同様、「時の栖」さんです。。
老人男性が泊まる雰囲気の宿泊施設では有りませんが、なぜか諸先輩方はここがお気に入りです。。
どの角度から見ても、ここは若い女性同士かカップルで来るところです。。
この「時の栖」さんでの楽しみはやはり露天風呂でしょうか。。 この日の夜も昨年同様、先輩方と登山談議で酒が進みました。
今は会社でほぼ年下の人ばかりに接していますが、たまにはこうして自分が一番年下で後輩という状況に置かれると、とても新鮮で若返りますね。。
男ばかりですので、夜にここを歩くことは閃かなかったので、ちょっぴり残念です。
昨年同様、朝食はバイキングです。。
「時の栖」さんから眺めた富士山!
今日は運よく快晴です!
車で20分くらいのところが今日の登山口です。
山域の通称名は「愛鷹山」・・・・
その中の「越前岳」という標高1,504mの山に登ります。
その前に、スカルパーのチロリアンシューズから、東京ゴローさんの登山靴に履き替える40年続いているいつもの儀式おば・・・
そしてリーダーを先頭にいつもの順番で登山を開始します。
私は隊列を組んで登るときはいつもアンカーです。。
高度を稼ぐと、南アルプスの山々が遠くに見えてきます。
そして富士山もこんなに綺麗に見えます!
登山道・ブルドーザー道までがくっきりと見えるほどの晴天!
いやぁ、本当に来て良かったです。。
冬枯れの木立の中、先輩たちは足早に頂上を目指します。。
今年もこのメンバーで登山が出来て、本当に良かったです。。
振り返ると何時も素晴らしい富士山!
途中からは積雪路となり、アイスバーンも随所に有るという悪条件となりましたので、久々にアイゼンを着用しました。
70歳後半になった先輩方ですが、雪道歩行の体勢は凄くしっかりとしておられます。
自分も見習わねば・・・
ホント、振り返れば富士山が美し過ぎます。。
そして2時間程の歩行で越前岳の山頂に到着しました。
南の方を見れば、伊豆半島と太平洋が望めます。
そして南アルプスの山々が手に取る様な近さに見えます。
富士山は裏側になってしまい、ちょっぴり隠れてしまうのが残念ですが、それでも凄い威容に変わりありません。
こちらは下山のシーンです。。
氷結した路面ですが、アイゼンを装着しているので、安心して雪の中の木々の様子が観察できます。。
富士山に次ぐ日本第2位の北岳を要する南アルプス連峰。。。
いやぁ、先輩に声を掛けて頂かないと、自分一人では寒い冬は億劫で、かつ脚と肩の障害を理由にこんな素晴らしい景色に巡り合えていないところでした。
おべんちゃらが言えずに気の付かない愚鈍な後輩ですが、次回もまた是非私をお誘いくださいね!
先輩達に見守られながら様々な難易度の高い山に挑んだ若い頃が、私の人生で一番充実していて楽しかった時代だったと改めて認識することが出来ました。
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