この夏も、青春18きっぷを使い、間もなく時空の彼方へ消えゆく国鉄型電車の「乗り鉄」に行ってきました。
スタートは地元の駅から・・・
和歌山線436T桜井線回りの奈良行普通電車に乗車します。
国鉄常磐線/地下鉄千代田線から1984年の和歌山線電化開業と同時 にやってきた、生え抜きの国鉄型車両です。
どちらかというとこの顏は関西人より関東人の方が馴染みが有る顏だったのですが、関西での活躍期間の方が長くなってしまった今では、生まれが関東でももうすっかり関西国鉄型を代表する顔になっていたりなんかします。
戸袋窓に、全開できる2段上昇窓、非ユニットサッシに通気グリル、そして、最大の特徴であるグローブ型ベンチレーターなど、姿は種車の103系そのものの原型をよく留めてくれていて、嬉しい限りです。
これがその2段上昇式非ユニット窓で、ご覧の様に外部から手で開けられるのが特徴で、多数の乗客が客室に閉じ込められて焼死した桜木町事件の教訓から生まれた安全第一の窓ですが、最近の電車はまたその教訓んが霞んでしまい、窓が開かない通勤電車も増えてきてしまっています。
生え抜きの関西人の私にはいくら鉄道ヲタクが生業とて、その辺りは不明です。
運転台背面はワンマン改造されていますので、関東時代とは全く違うのは百も承知です。。
しかし、この運転台が最後部となった時はご覧の様に扉で締め切られますので、もしかしたらこちらの雰囲気は関東時代そのものなのかもしれませんね。。
私が乗車した車両は、集中型クーラーによる標準の冷房改造工事が施された、希少な編成でした。
普通の105系は資金難に陥った国鉄がバス用の粗悪品で冷房改造を行ったもので、全く冷房が効かず、車内は蒸し風呂状態になってしまいます。
そうこうしていると、あと1ヵ月足らずで105系の全車両を置き換えてしまう最新鋭の227系が入線してきました。。
この105系と227系の並びが見れるのあと1ヵ月足らずです。。
そんな105系の懐かしいMT55型モーターの爆音を聞きながら47分間乗車。
高田駅からは、私が大好きな221系に乗車します。
シートが交換され、窓際の肘掛けが撤去されてしまったのはガッカリです。
そして、王寺駅でさらに大和路快加茂行に乗車し・・・
加茂駅からは関西線ローカルのキハ120型に乗車します。
いつもはビジネス客と観光客が混ざっていますが、インバウンドが盛んになった昨今、なんとこんなローカル線に外国人観光客まで乗車しています。
関西本線はインバウンド施策として、どうやら伊賀忍者を押しておられるようですね~。
たった1両のローカル線もインバウンドで活性化できればいいですよね~。
柘植駅からは113系の運用である草津線5355Mに乗車します・・・。
車内設備が国鉄当時のまま残る数少ないアコモ未更新車が来ることを願っていると・・・・・
念願かなって原型のままの車両がやってきました!
まだまだ日本人の体型が小さかった時に製造されたため、座席は中途半端に小ぶりで、シートピッチもかなり様くて、大人が向かい合わせに座ると、前の人の膝とぶつかってしまいます。
幸い始発の柘植駅からはガラガラでした。
草津線の夏の車窓はやっぱ近江富士山と水田でしょ!
草津線の113系原型に乗車した後は、京都駅まで行き、予め調査しておいた117系の運用に乗車します。。
もう地元の和歌山線では3月にひと足先に全廃となってしまった、もと京阪神新快速電車「シティライナー」です。。
国鉄技術陣ご自慢のフルフラット天井。。。
国鉄時代の車両としては非常に斬新な冷房の吹き出しスリットが無い、スッキリとしたデザインです。
私が高校に入学した年の春にひと足早くこの電車がデビューし、研修合宿で大津へ行ったときに初めて乗車し、当時の国鉄としてはとても斬新なこの特急型の様な車内に驚愕しました。。
しかし、駆動装置は従来のままのMT54型主電動機なので、爆音を発し、いかにもゲテモノ電車そのもので、そのアンバランスさにも驚きました。。
東海道本線・山陽本線の新快速運用を離脱し、福知山線に転属した際に、ラッシュ時対策としてご覧の様なロングシート化改造が施され、格落ちしてしまったことが残念でなりません。
湖西線は高規格線路ですので、117系は新快速時代と同様の高速運転できるため、MT54型モーターも爆発寸前の轟音を発します。
車窓は穏やかな琵琶湖の風景。。
117系は国鉄時代の爆音を響かせ通過していきます。
1往復して京都駅まで戻ってきて、今度は113系の運用に乗車してみます。
こちらも国鉄型の原型が来ることを祈願!
すると・・・
これまた運良く原型車が入線してきました!
垂直シートを私が幼少だった頃の長距離列車のシンボルです!
この電車に乗れば、遠くの知らない街に行ける。。
・・そんな旅ごころを誘う、魔法の車両でした。。
厳つい手摺も実は頭凭れ(枕)を兼ねています。。
先頭車の前面展望の悪さは国鉄時代の労働組合・「動労」の遺物です。。
小さな窓から無理矢理運転台を撮影すると、国鉄当時のままの緑色をベースに塗られた運転台が健在でした。
京都駅まで戻り、夕飯は立ち食いうどんで済ませます。。
妻と旅行すれば「食」が最優先されますが、私の「乗り鉄」は「食」を殆ど無視したスタイルで、お腹が減って、お店が有れば食べるというスタイル。。。
お店が無ければ平気で食事を抜きます。。
実際に今日の昼食は食べていません。。
さて、そんなこんなで、京都から新快速に乗り一気にJR東海さんのエリアへ!
313系のシートはJR西日本さんの223系よりもかなり人間工学を研究して作り込まれています。。
大垣の街を始めて散策します。。
夏祭りが有ったらしく、提灯が灯されていました。。
そしてこれまた昔懐かしい近鉄電車を使用した養老鉄道の電車!
大垣駅からは、多分この夏が最後の運転になろうかと予想される臨時快速・「ムーンライトながら」の185系に乗車します。
この日は20分遅れの入線。。
出庫時に車両不具合でも有ったのでしょうか??
凄く眩しいヘッドライトがのっそりと接近してくる、いつもの入線シーン。。
185系車両の全廃を受け、これを見るのもいよいよ今回が最後かも知れません。。
指定した席は、いつものMT54型モーター真上のモハ184型16番D席です!
JRさんから定期夜行座席列車が全て廃車された今となって、この「ムーンライトながら」号は昭和の旅のスタイルを令和の世の中に伝える、貴重なツールです。。
そしてその夜はMT54型の爆音モーター音に酔いしれて、ビールを飲みながら寝るという、私にとっては最幸のシュチエーションで眠りに就きました。。
イイね!0件
![]() |
客貨両用A寝台「キロネハ二TV2」黒サイ (スバル サンバー) サンバー絶版の噂を聞き、慌てて平成22年2月に13年落ち15万キロ走行のボンゴフレンディ ... |
![]() |
毎日がグリーン車!キロW213-1 (メルセデス・ベンツ Eクラス セダン) 妻専用車だったAudi A1 からの乗り換え車です。 2年落ちの中古車を諸費用全込総額 ... |
![]() |
チビイケメンな赤いてんとう虫 キロA1 (アウディ A1 スポーツバック) 平成28年5月吉日 妻車として購入。 過去車登録に変更するまでは私以外が使用するのでS ... |
![]() |
お巡りさんのオートバイ (スズキ K50) 平成14年(2002年)10月にヤフオクで落札し名古屋まで受け取りに行き、夜の国道をトラ ... |
2025年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2024年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2022年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2021年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2020年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2019年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2018年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2013年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2012年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2011年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2010年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!