最期の105系とC57代走「SL北びわこ」号に乗る

日曜日は、桜井・和歌山線の１０５系電車と「SL北びわこ号」に「乗り鉄」してきました。

１０５系電車はいよいよこの９月末で全廃となってしまいます。

地元の駅に５時５０分頃行くと、案の定、和歌山方面行は新鋭２２７系でした。

完全置き換えは９月末だというのに全列車のほぼ４分の１程度しかこの２２７系での運用が無く、本当に９月に１０５系が全廃になるのかと感じますが、ＪＲ西日本さんの新車製造ペースは侮れません。。

５時５５分に和歌山方から１４２２Ｍがやって来ましたが、１０５系電車でしたので一安心です。。

南海高野線のズームカー２０００系とのコラボもあと３週間足らずで見納めです。。

朝日を浴びる車体は、旧態依然とした強固に造られた国鉄型電車です。。

質実剛健、機能を重視したアコモです。。

ワンマン関連機器の整理券発行機は結局一度も使用されずにカバーがかけられたままでしたね。。

冷房化されたのに、未だに扇風機が残ります。

この１０５系は元々東京の常磐・地下鉄千代田線相互乗入用の１０３系がベースですので、関東ご在住の方で、この扇風機のお世話になられた方も多いのでは。。

あとこのステンレス地むき出しのデザイン性を無視した冷ややかなドア、それに関西地区では珍しい戸袋窓。。

昔はよくこの２重窓の中にハエの死骸が転がっていましたよね。。

そして、他社の通勤電車には殆ど採用されていない、電動車の冷却風通気口！

なんと自重は４４．３トンもあります。。

昭和３０年代～４０年代前半の通勤型車でユニットサッシでない窓ももう全国でもここだけで、もうすぐ見納めです。

国鉄型通勤電車と急の「田」の字型窓は、ご覧の様に「全開」が可能です。

昔、殆どの電車が非冷房車だった頃、この窓を全開にして、風をいっぱいに受けて走るのが夏のセオリーでしたよね！

今やもう地球温暖化で、生暖かい風が舞い込んできて、全く涼しくないです。

さてさて、五条駅で乗換えた４２２Ｔ桜井線回りの奈良行は残念ながら１０５系ではなく２２１系でした。

上の画像は、五条での２２１系、２２７系、１０５系の並びです。。

三輪の大鳥居を見ながら、奈良駅では同じく２２１系の「みやこ路快速」に乗換えて

京都へ・・・・

京都駅では、もはや風前の灯火となってしまった原型１０３系が運用されていることを確認！

ＳＬ乗車後はこの１０３系をハンティングすることにしました。。

新快速電車に乗り換えてＳＬの始発駅・米原駅に到着すると既に沢山の人が列車の到着を待っていました。。

関東では群馬県内や真岡鐡道さん、東武鉄道さん、秩父鉄道さん等で運行されていますが、関西圏内はここだけで、しかも運転日が僅少なので、こんなに多くの人が集まるのでしょう。。

中線に留置されているトワイライト色のＥＦ６５は、ＳＬ列車の直ぐ後を追いかけてくる復路回送用の本務機です。。

そしていよいよ待望のＳＬ列車が入場です。。

本来はＤ５１－２００が牽引するのですが、今日はＣ５７－１が代走していますね～。

客貨両用機のＤ５１型と異なり、急行旅客機のＣ５７型は「貴婦人」と呼ばれるだけあって脚が長く（動輪が大きく）スタイル抜群ですよね～。

前回の１２系客車の乗車から１ヵ月経たずしてまたもや乗車です。。

車内はもちろん満席！

前回は関東の群馬でしたが、関西の乗客はやはりよく喋って車内はかなり賑やかな雰囲気。。

静かな汽車旅を好む向きには不向きかもしれません。。

米原駅発車時は、遅れているＪＲ東海さんの電車と並走。。。

向こうの旅客がＳＬ列車に驚いている様子が面白いです。。

沿線や駅ホームにはＳＬ列車の見物や撮影にやって来た人達でいっぱいです。

鉄道マニアさんより、一般の方が圧倒的に多く、沿道でも手を振ってくれます。。

モチロン、鉄道マニアさんも手を振ってくれます。

いかに日本人がＳＬ列車を愛しているかが良く判ります。

ＳＬ列車が走れば沿線のみんなが幸せになれますよね～。

終点の木ノ本駅では、機関車の周りに人が集まります。。

いや～ぁ、Ｃ５７はやっぱ美しいわぁ～。

それにしても凄い人！

因みにマニアさんは殆ど居ません。。

Ｃ５７も美しいけど、１２系客車も綺麗ですね～

私が幼少の頃から走っているとは思わせないくらい輝いています。。

本当に凄い人！

帰路は先程のＥＦ６５型電気機関車に牽引されるので、後部標識が取り付けられます。。

やがて、後追いで来たＥＦ６５型が連結されます。。