• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2019年10月22日

想定外の「サンライズ出雲」利用

想定外の「サンライズ出雲」利用



台風一過に思い付きで夜行バスに乗り、靖国神社を参拝し、そのまま宿も無いので新幹線の格安チケットで帰阪しようと思っていましたが、良からぬ閃きが・・・。





もしかしたら、いつも満席の「サンライズ号」に過日の台風でキャンセルが出ているかもという淡い期待で、大塚駅の「みどりの窓口」へ・・・





個室「シングル」のうち、2階建部分の個室は乗り心地がイマイチですので、いわゆる車端部の「平屋」席が空いていれば、それで出雲市まで乗りとおしてみようと考えました。



もう「サンライズ」号には最上級のA個室「シングルデラックス」を含めて10回以上乗っていますが、最もコストパフォーマンスが良いのは運転席後ろの平屋「シングル」だという事が解っていましたので、14号車の11番個室をリクエスト・・・・


すると見事に空席で、まさかの乗車当日にプレミアム寝台券をゲットすることが出来ました。。


alt


そして、22時発車ですので、それまでは息子のマンションで一休みさせてもらい、

21時半に東京駅へ・・・・・



因みに乗車券は2割引きの「レール&レンタカー」を使い、その際に明日の出雲市駅での駅レンタカーを予約しました。。


alt


かくして、またまた日本最後の定期寝台列車に乗車することになりました。。


特急「サンライズ出雲・瀬戸」号は以前は21時35分に入線していましたが、この日は本来は10番線に居るはずの3755Mが9番線に居ましたので、入線は発車ギリギリの21時55分頃となっていました。。


alt


14号車は最後尾ですので、そこから入線してくるシーンを狙ってみました。


alt


この列車ほど、一般人も「撮り鉄」する列車は他に無いかも知れません。。


alt


もう登場後21年も経つというのに、デザインに古さは感じさせません。。。


・・・ということは鉄道車両のデザインは20年間も時の流れが止まったままなのかも知れません(汗)


alt


alt


今回私が取得できたのは、最も後ろの個室「11番」です。


手前の個室は1階と2階に分かれていますが、私の個室は台車の真上のため、上下に分かれた配置にはなっていません。。


alt


同じ寝台料金なのに、この部分は天地が広く、かなりゆったりと設計されています。



この寝台列車は「2階建」が「売り」となっていますので、この部分は敬遠され、一般的には2階個室から売れていくものだと推測されます。


alt


因みにこちらがその人気の2階部分の個室ですが、展望は良いのですが、窓に「R」が付いていて、かなり頭上に圧迫感が有ります。。


alt


そしてこちらは「2階建」部分の1階個室ですが、こちらは「R」が逆になっていて、車体裾の絞りがあり、寝台部分に少々窮屈感があります。。


alt


対して私が10回以上利用した経験を基に、この列車で最もコストパフォーマンスに優れているとする14号車11番個室は・・・・・


alt


2階個室と1階個室を分けるいわゆる「踊り場」的部分に有り・・・・


alt


入口も運転席扉のすぐ後ろに有りますが・・・・


alt


alt


ご覧の様に天井「R」も裾絞りの「R」も無く、一昔前なら十分に最上級の「A寝台個室」としても何ら落ち度のない造りで、実際、完成直前までこの部屋をA寝台個室にするのか、その半額で乗れるB寝台個室にするのかで、議論されたそうです。。


alt


しかも、窓は天地と前後に大きく、無理のない姿勢で外の景色を見るのにも最高の設定です。


2階建ての2階個室が乗客に狙われる一方で、リクエストしないと出てこないこの個室は、まさにこの列車を知り尽した「鉄ちゃん」の専用個室だと思います。


alt


早速、列車が発車しましたので、コンビニで買ったこんなお酒を・・・・


ビールの置いてあるところの有りましたので当然ビールなのでしょうけど、何だか今までに無い味。。。


ベルギーのホワイトビールでしょうけど、不思議な気分です。。


alt


う~ん、何とも言えないリラックス空間。。。


鉄道車両の一室を独占できる贅沢。。


そして、室内灯を全て消すと・・・・


alt


ムーディーな夜の都心を、新幹線車両と併走します。。


東京駅を22時丁度に同時発車した「ひかり」539号名古屋行ですね~。


新幹線も東京~品川間は在来線並みの速度で走ります。。


alt


そして2本目のビールはお馴染みの「ヱビス」!


これを飲み干すと、丁度いい加減に寄ってきました。。


alt


寝転んでみたらこんな感じ。。。。


alt


alt


スイッチ類にはなんとNHKFMも有るのですが、敢えて無音で列車のジョインと音を楽しみます。。


alt


室内灯を消すと朧月が。。。。

誰にも邪魔されず、列車に横たわって月を眺められる贅沢!


一人旅はこれだから止めれませんよねホント・・・。


alt


2夜連続の「夜行」利用のため、ご覧の多摩川を渡る頃には既に疲れが出て、爆睡モードに。。。



そして・・・・


alt


あ~勿体ない。。。


気が付けば午前4時・・・


丁度大阪駅に入駅するところでした。。

こんな真っ暗な大阪駅前ビル群を見るのは初めてです。。


alt


一瞬このまま降りておうちに帰りたい気分になりますが、大阪駅での客扱いは無く、乗務員交代だけのいわゆる「運転停車」です。。


alt


大阪駅を発車すると、なんとにわか雨!


もう一度睡魔に襲われ、さらに眠り。。。。


alt


岡山駅停車の放送で目が覚めました。。


画像は、つい4ヵ月ほど前に妻とのフルムーンの旅で利用した「のびのびシート」です。。


alt


岡山駅では、いつもの瀬戸号と出雲号の分割を撮影。。。


alt


出雲号は発車まで時間が有りましたので、反対側ホームへ行って撮影しました。。


反対側ホームではいい感じで国鉄型キハ47型2連が停まっていました。。


alt


貫通路の切り離し作業を終えて。。


alt


瀬戸号が先に発車。。。


alt


出雲号と瀬戸号の泣き別れ~。


alt


タラコ色(旧国鉄首都圏色)キハ47との並びがいい感じです~。


alt


サンライズ出雲号に再度乗車し、伯備線に入ると新幹線とオーバークロス。。

東京駅を6時に発車した新幹線は豊橋あたりを走っている時間です。。

さてさて、ここからは車掌さんの許可を得て、空室の撮影おば・・・


alt


こちらは「シングルツイン」と呼ばれる2人用個室です。。。


2名が上段下段に分かれて寝ますが、1人でも使用可能です。(但し料金は割高)


alt


下段にはご覧の様な階段が有り、その分、私の乗車している「B個室シングル」平屋よりも狭くなっています。。


alt


こちらがその上段ですが、やはり少し狭いです。。


2人用個室にはもう一つ、「ツイン」があります。。


alt


alt


こちらはA個室「シングルデラックス」の階下にあるスペースに設けられており、私が唯一利用したことの無い設備です。



alt



フルムーンチケットでは追加料金を支払わなければ利用出来ず、女性2人やカップル向きな2人用個室だけに、なかなか利用する機会が有りません。。



alt



alt



こちらが裾部が狭くて頭方向に広がる1階B個室・・・



alt


alt



そしてやはり2階B個室は良好な展望ながらも頭上が圧迫されてしまい、しかもよく揺れます。。


alt



alt



なので、結論はやはり1階「平屋」個室なのです。。。


alt



そうこうしていると早くも米子駅に到着。。。


末期色(黄色)の115系国鉄型がいます。。


alt


やがて雨模様の宍道湖が見えると間もなく終点の出雲市駅に到着です。。



alt


最後に、一夜を明かした14号車11番個室をパシャリ・・・。


alt



クハネ285-3003号車(JR東海車両)でした。。


イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

知床遊覧船事故から3年
どんみみさん

悲報M2家2025年車両入れ替えチ ...
M2さん

準備万端パート2・・・
シュールさん

モエ活【35】~ 開門した第1Pへ
九壱 里美さん

微睡のよもぎ
べるぐそんさん

ブラボーゾロ目
nogizakaさん

この記事へのコメント

2019年10月23日 0:36
さすがです
その平家部分希望です

といいますか関西だとはやりなかなか使いづらいですねー^_^
コメントへの返答
2019年10月23日 23:02
サンライズはこの平屋に限ります。
しかも中間車の「サハネ」ではなく、今回の先頭車「クハネ」の方が運転台が車端に有る分、台車芯皿の内側に位置しますので、車端部にある「サハネ」よりも揺れないです。。

関西からだと上りが比較的使いやすいですよね。。
2019年10月23日 11:13
いつか一度乗ってみたい車両です\(^o^)/
しかし、この席の選択は良いですね!
乗る機会があれば、是非ここに指定したいと思います♪
部屋の電気を消して、流れる車窓の光だけの世界。
ジョイント音を聴きながらそれを眺める。
最高の鉄道旅、しかも寝台特急の醍醐味ですね!!
コメントへの返答
2019年10月23日 23:08
サンライズ乗車10回目にして、ようやく一番いい個室を探し当てました。。

唯一、運転台が近いので、駅に停車した際の車掌SWの扱い音や、ヒンジ扉の開閉音などがやや気になりますが・・・。

暗闇の個室でネオンを見ながら見知らぬ終着駅に想いを馳せて独り佇むのは、正に男のロマンですよね~。
2019年10月23日 16:38
良いですね!夜汽車! ってか汽車はもう無くて夜電車とでも言うのでしょうか?
自分は若い頃は寝台料金の高額さにビビって、座席夜行のミッドナイトや、紀勢線の釣り人専用列車くらいしか乗らず、物心ついた30歳の頃から「日本海」「トワイライトエクスプレス」最後は出張帰りに「銀河」の3本のみです。
寝台列車の窓から見える、パチンコ屋のネオン、併走する道路のトラック、踏み切りやレール継目の音、風情がありますね。
北海道にも冬季でもマイカーでフェリーに乗ってから寝台列車には乗らなくなりましたが、サンライズが健在なうちに乗っておきたい気持ちになりました。
振り子には弱いのですが…
コメントへの返答
2019年10月23日 23:15
私は電車の運転士をしていた頃に、客室が真っ暗な夜の回送列車を担当するのが大好きでした。。

私も学生時代は貧乏でしたので、座席夜行ばかりでしたよ。。

でもたまに父親にねだって、小4の時に乗った10系寝台車の「南紀」号の3段ハネ中段が私の初の寝台車で、当時は朝まで眠れなかったのを覚えています。。

JR西日本さんの117系改造寝台列車も気になりますが、サンライズもいつ廃止されるか判りませんので、今のうちに是非・・・。
2019年10月24日 15:57
こんにちは(o^^o)
面白いですね~
いっそ、元運転手さん目線で見た
こういうのを本にされたらいかがでしょうか(o^^o)

難しく解釈された本より親しみを持って読めますしね~🎶写真も多くて…🎶
もし出版されたらわたしは買います(ง •̀_•́)ง
なかなか乗る機会がなく、でもいつかは乗ってみたい!っていうわたしみたいなのには実に楽しいお話でした(öᴗ<๑)
コメントへの返答
2019年10月24日 23:31
実は私が書いた鉄道関連本が1冊、世に出回っています。

実はかなりの難解本なのです。。

ここでどんな本かを公表すると素性がバレてしまいますので控えますが、定年後は「YouTube」でそれらの知識を公表するなどしたいです。。

実は今、もう1冊の本の執筆を目論んでいます。

鉄道版、お涙ちょうだい本です。。
2019年10月24日 23:50
こんばんは~✩.*˚
連投失礼いたしますm(_ _)m

あ!
そうだったんですね😱
失礼いたしました…
難解本!!
機械や車輪がどうとかの難しいお話本でしょうか(^_^;)上級者向けだとお手上げですが、目論まれてるのならわたしにも理解できそう(^_^;)
是非実現できますよう頑張ってくださいね🎶(ง •̀_•́)ง😊
コメントへの返答
2019年10月25日 0:07
多くの人が利用する鉄道には、様々な「顏」が有って面白いですよ~。

車両の形式ごとの生い立ち、時代を背景とした製造された目的や理由といった感じのものです(笑)

次回は一口で言えば「昭和生まれのとある車両の魅力と功績を讃える本」といったところでしょうか。

現在、執筆準備にかかっています。。


プロフィール

「「鉄道ジャーナル」誌 「休刊」と言う名の「廃刊」(*´Д`) http://cvw.jp/b/860472/48386464/
何シテル?   04/23 11:57
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/4 >>

   12 3 4 5
67 89 10 1112
1314 1516 171819
2021 2223242526
27282930   

愛車一覧

スバル サンバー 客貨両用A寝台「キロネハ二TV2」黒サイ (スバル サンバー)
サンバー絶版の噂を聞き、慌てて平成22年2月に13年落ち15万キロ走行のボンゴフレンディ ...
メルセデス・ベンツ Eクラス セダン 毎日がグリーン車!キロW213-1 (メルセデス・ベンツ Eクラス セダン)
妻専用車だったAudi A1 からの乗り換え車です。 2年落ちの中古車を諸費用全込総額 ...
アウディ A1 スポーツバック チビイケメンな赤いてんとう虫 キロA1 (アウディ A1 スポーツバック)
平成28年5月吉日 妻車として購入。 過去車登録に変更するまでは私以外が使用するのでS ...
スズキ K50 お巡りさんのオートバイ (スズキ K50)
平成14年(2002年)10月にヤフオクで落札し名古屋まで受け取りに行き、夜の国道をトラ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation