転勤後１週間・早速会社休んで「乗り鉄」してきた　(≧▽≦)

１２月１６日付けで、営業職から５年半前に居た現場職に出戻り転勤してから、早速会社休んで「乗り鉄」してきました。。

営業職はたとえ１日休暇を取るにしても、お客様や仕入れ先と調整しなければならず、例えば３～４日も休むと、その前の週と後の週は毎日終電までの残業でした・・・。

しかし、現場職は完全交代制ですので、何日休んでも仕事が残らず、かつ、昨今の働き方・仕事改革で補充要員が確保されていて、よほどのことが無い限り、希望通り休めるというシステム・・

やっぱ現場勤務は「勝ち組」です。。

・・・てな具合で土日が休みだった頃に計画していた「乗り鉄」・・・

勿論、格安青春１８きっぷで出掛けます。。

スタートは少し遅めの大阪駅発１３時丁度の新快速長浜行です。。

米原からは大垣行に乗り換え、大垣からはさらに新快速豊橋行に乗り換えます。

関西地区も中京地区も「新快速」は大人気＆大混雑ですよね～。

５時間半かけて静岡駅までやってきて、ここで駅弁を買うために１時間の大休止！

中学時代、東京と言う大都会が見たくて「東京ミニ周遊券」を利用して同様に普通列車の旅をした際、熱海駅で買った「鯛めし」の味が忘れられず、ネットで検索していると、今も静岡駅で販売されていることを知り、途中下車した次第です。。

そして東海軒さんで「鯛めし」をゲット！

食べるのは後ほどの車内とします。。

そしてそこからも未だ普通列車に乗り続け・・・

沼津駅に到着・・

先には半年ほど前に妻と泊まった東横インさんが見えています。。

東京へのラストスパートは、沼津発宇都宮行普通列車・・・

駅弁をゆっくりと食べるため、必然的にグリーン券を購入して、グリーン車に乗車・・

こちらがその「鯛めし」・・・

中学生の頃買った時よりも少し小ぶりになったような気が・・・・

静岡限定のビールと共に・・・・

中身はごらんのとおり「鯛めし」一色！

この風体は変わっていません。。。

そして、やっぱ凄く美味しい！

私の中の駅弁ナンバーワンです！

そんなこんなで、東京駅には２２時３９分に到着。。。

ここまで書けば鉄道が好きな方はもうお気づきだと思いますが・・・・

そうそう、もうマニアックな方はお気付きだったでしょうが、今シーズンで終焉かも知れない、１８５系電車を使用した臨時夜行快速「ムーンライトながら」大垣行に乗車します。

今大阪から東京に着いたばかりだというのに、２０分足らずで夜行に乗りトンボ返りしていくというクレイジープランです。。

LED表示でない国鉄フォントの字幕ロールが昭和の電車を物語っています。。

「臨時快速」なのに「臨時特急」と誤表記されているのはご愛敬です。。。

この日の座席は１ヵ月前に６号車７番A席を確保。。

そう、爆音モーターが付いている車両の、しかも国鉄型特有の主抵抗器冷却ブロワー装置の真上です！

即ち、モーター音とブロワー音で、とても眠れる状態になれない席を１ヵ月前の発売と同時に敢えてリクエストしました！

走り出すと、予想通りMT５４型モーターの大爆音が炸裂し、停車中はブロワーの音が絶え間なく「ウ～ン」と鳴りっぱなし。。

たまにリバーハンドル「切」でブロワーが止まりますが、再度「入」でブロワーファンが回転しだし、大音響がします。。

そして予想通り眠れないまま大垣駅到着。。

乗換駅では、次の列車の座席を求めてホームや階段をダッシュで移動する危険な通称「１８きっぷダッシュ」も健在。。

これを防ぐためにも、出来る限り同一ホームでの乗り換えを実現させてほしいものです。。

てな具合で、米原から新快速播州赤穂行に乗り換えると、あまりにもの快適さ故、居眠りしてしまい、気が付くと明石海峡大橋の真横を通過中！

相生駅で１１５系末期色の普通電車に乗り換え、さらに岡山駅からはマリンライナーに乗り換えます。。

観光客が多くて華やいだ雰囲気です。。

おやおや、瀬戸大橋では雨が降り始めましたよ・・・

乗り換えの坂出駅では約２５分有ったので、駅周辺をうろつくと、駅の高架下にうどん屋さんを発見！

緬の味を味わうなら、ぶっかけうどん（冷）がいちばん！

やっぱ本場だけあって、とても美味しいうどんでした。。

で、坂出からは琴平行に乗って、琴平へ。。。。

琴平で私を待っていたのは。。。

琴平電鉄さんのレトロ電車！

この春にとうとう廃車になりますが、今日が最後の４重連運転日です。。

３年前にも来ましたが、その日も同様、雨でした。。

見てください！この大正や昭和初期生まれの古豪電車の厳めしい重連の姿を！

こんな古豪電車が時空を駆け抜け、今まで走ってこれたのは、本当に奇跡だと思います。

琴平電鉄さんは維持費を捻出できなくなり、ついに廃車を決意されたそうですが、どこかの大手私鉄さんで、この車両を買い取ってくれませんかね～

宝くじが当たったら間違いなく私が引き取るのですが・・・

いやぁ、実に凛々しいおじいちゃん。。。

もうクリスマスだというのに、地球温暖化のせいで銀杏が真っ盛りの琴電琴平駅構内。。

そしていよいよ乗り込みます。。

棒だけで仕切られた運転台。。

昔の電車はみんなこうでした。。

車内の木の珊は薄緑に塗られていますが・・・・

最後部の２３型だけは木目調で残り、一番人気でした。。

運転台もマスコンとブレーキ弁、それに圧力計と速度計があるだけの超シンプルな構造です。。

出入り口にあるステップが特徴的です。。。

近代化文化遺産にも指定されているのに、解体されてしまうのでしょうか。。

せめて静態保存で博物館入りして欲しいです。。

天井には殆どの昭和初期の電車が使っていた弁当箱型スピーカーと、剥き出しの扇風機が。。

車内はいつの間にか超満員！

そして、吊掛けモーターの懐かしい爆音と共に電車は発車しました。。。

先頭部は、小さな子供さんが最優先。

さすがの鉄道ヲタクさんたちもこの子には場所を譲っていました。。

そして、終点仏生山到着。。

丸窓電車も居たのね。。

車庫に入る前に、解放作業が行われ、２両と２両に切り離されます。。

ファンに見送られて去っていきます。。

入庫風景もみんなでしっかり撮影！

後続の高松築港行はなんと赤色の京急復活色！

どこまでもファンを喜ばせてくれます。。

１８５系の夜行列車に始まり、琴電レトロ、そして旧京急色乗車と・・・

かくして、この旅は中身が濃すぎて大変有意義な休暇を過ごすことができました。。