3月14日(土)のJRダイヤ改正でいよいよ紀勢本線の国鉄型113系が全廃となるとの発表を受け、乗り放題券の「青春18きっぷ」の春版を購入し、最後のMT54型モーターの爆音を楽しんで参りました。。
橋本駅を07時04分に発車する、和歌山線では希少な「快速」電車・4431Mに乗車、編成はもう国鉄型の105系ではなく、JR西日本さん最新鋭の227系1000番台車に置き換えられています。。
京阪神圏の新快速用227系と同じ形式を名乗りながら、和歌山線・桜井線・紀勢本線向けはロングシートなのはかなりガッカリなところです。
しかも、シートの色が何だか阪急さんのシートの色っぽく見える・・・・・。
105系時代は爆音&激震・大揺れ走行でしたが、227系は別の線路を走っているかのごとく、静かで揺れません。。。
そして、和歌山駅では2分の接続で08時06分発の紀勢本線333M普通・紀伊田辺行に乗り換えましたが、この列車もまさかの227系4連ツーマン運用でした。。
まぁ、ロングシートなのは味気ないけど、窓が巨大ですので、景色が良く見えます。
因みに普段の333Mは智弁学園和歌山高校の生徒たちで大混雑となりますが、コロナウイルスの休校措置を受けてこの日は高校生は一人の乗車も無く、ガラガラでした。。
なので、冷水浦駅~加茂郷駅間で見えるオーシャンビューも大窓を独り占めすることが出来ましたし。。
本格的に太平洋が見える切目駅~岩代駅~南部駅でも最高の景色を見ることが出来ました。。
さて、いよいよ紀伊田辺駅に到着後は3月14日(土)をもって全廃となるお目当ての国鉄型113系・魔改造車で運用する2352M普通・御坊行に乗車です。。
見てください、この変な風貌!
この電車はもともと阪和線で快速電車用に新造された113系2000番台車6両編成のうち、中間車4両に運転台を取り付け、それぞれ2両編成2編成としたもので、種
車はモハ113-7058/モハ112-7058・モハ113-7060/モハ112-7060で、それぞれが改造後にクモハ113-2058/クモハ112-2058・クモハ113-2060/クモハ112-2060となったものです。
新設された運転台はなんと103系に準じたものを取り付けたため、「顔」は通勤型の103系にソックリという近郊型の中では超珍車です。。。
「103系顔」なのに車内は国鉄近郊型電車の典型例・オーソドックスな垂直クロスシートが並ぶ懐古的スタイルです。。
少年時代、阪和線沿線で育った私は、ロングシートの103系や旧型国電の定番運用だった普通列車に、たまにこの113系のセミクロスシート車が入った時などは嬉しくて仕方ありませんでした。。
近郊型ゆえ、扉付近にはロングシートが設置され、ラッシュの混雑にも対応していました。。
無機質なステンレス地剥き出しのドアも当時の国鉄型の一大特色です。(関東では大手私鉄でもこのスタイルが多かった様ですが、関西の大手私鉄ではこのタイプのものは有りませんでした。)
コロナウイルスに端を発する観光客の激減で、この電車もガラガラで、ボックスシートにゆっくりと脚を伸ばして乗車することが出来ました。。
一応、座席指定番号が付与されていますが、使用されたことは多分有りません。
MT54型モーターの爆音を聞きながら、運転台後ろにがぶりつきも楽しめました。。
103系張りの横長の窓からは海が良く見えますが、113系のサウンドを聞きながら見る海も、もうこれが最後です。。
やはりこんな海の風景は227系1000番台の様なロングシート車ではなく、113系の様なクロスシート車で見たいものですね。。
印南駅の有名なカエルの橋ですが、海に近いだけにいつも蟹に見えてしまうので、カエルならいっそ緑色にしてもらえないかな~ (´・ω・)
さてさて、御坊駅に到着後は、ちょっと今日の「乗り鉄」の趣旨から離れて・・・・
紀州鉄道さんにお邪魔してきました。。
車両は信楽高原鐡道さんから2017年に無償譲渡を受けたKR205型でした。。
いわゆる超ロングシートが特徴の車両です。。
JR西日本さんの普通和歌山行と同時発車で暫く並走しますが、紀州鉄道側は制限速度が15km/hなので、直ぐに追い抜かれてしまいます。。
なんと車内では千葉の銚子電鉄さんのぬれ煎餅のPRがされていました ( ゚Д゚)
萌えキャラも採用して、旅客誘致を図ります。。
キテツグッズも紀伊御坊駅で購入可能だそうですが、今日は時間の都合上、立ち寄れません。。
あと、学門駅の合格祈願鉛筆やお守り、紀州鉄道開業90周年グッズなども・・・
そして、今まで廃車になった車両達も、解体費用を節約するためか、紀伊御坊駅付近の留置線に放置されています。。
大分交通さんのキハ600型やら、北条鉄道さんの2軸気動車フラワ1985型やら、今や貴重な車両ばかり、保存する価値は十分にある車両達です・・・・・。
そして列車は8分間走っただけで、終点の西御坊駅に到着してしまいます。。
昔はここから先、日高川駅までと、左へ分岐して御坊港までの路線が有りましたが、今はもう廃線になっています。。
西御坊駅の建物は昔の日本人に合わせて造られたので、ご覧のように天井が非常に低く、身長が180cmの私は頭がつかえてしまいます。。
ここからは何だか路地裏へ通じる勝手口みたいな狭い通路を通り駅舎外に出ます。。
外側から見た西御坊駅。。
なんだか無理やりとうせんぼされた柵が痛々しいですね。。
旧日高川駅へと通じる線路は未だ残っていますが、川のところで分断されています。。
ではでは折り返し時間が20分ほど有りますので、暫く廃線跡を歩いてみましょう。。
・・・・という訳で、菜の花が咲く線路跡をとぼとぼと歩きます。。
こちらの橋梁は残されています。
線路跡とは言えども、各沿線家庭の勝手口が線路側に有ったりしますので、柵などはされず、そのまま通行できるようになっています。。
比較的大きな道路部分ではこの様に舗装により線路が分断されています。。
しかし、西御坊駅~日高川駅間の廃線が平成元年でしたので、もう30年以上経過している割には線路がよく残されていると言えるでしょう。。
廃線跡ウォークはやはり楽しいですね~。
列車が走っていたころを想像し、昔の人々の生活に想いを馳せます。
和歌山の田舎の都市の路地裏を、1両編成の気動車でコトコトと揺られて旅してみたかったです。。
この広場は昭和16年に廃止された旧日の出紡績駅の名残でしょうか・・・・
なんだかそれらしい煉瓦の塀も残されています。。
さてさて、20分間の折り返し時間ではここまでが探検の限界のため、西御坊駅に戻ります。。
正に「路地」。。。
これが駅の入り口だとは思えません。。。
因みに正面側は一応、駅としての風貌を保っています。。
帰路の車窓から見た車両群ですが、この車両は未だ確か現役のはず。。。
鉄道マニアのワガママを言わせてもらうと、こちらの車両もどうにかクラウドファインディングを活用するなど、是非とも動態保存してほしいですね。。
乗車した車両には信楽高原鐡道時代の新宮神社のお守りの他、熊野本宮のお守りもはられていました。。。
何だか、113系の乗り鉄からは大きくそれてしまいましたが、続きは次回のブログでご紹介いたします。
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