登山ネタが続き、申し訳ございません (´・_・`)
今日は私が高校山岳スキー部員だった頃の思い出話です。。。
私は高校1年の夏から山岳スキー部に所属し、現在に至るまでの登山歴は通算すると足掛け40年という大袈裟な数字になってしまいます。
その高校山岳分野にも「競技」というものが有りまして、いわゆる高校野球の「甲子園」の様な大会の地区予選が毎年、岩湧山で催行されていました。
主催は「全日本高校体育連盟」・・・
高校のあらゆる体育会系の部活の中心的な組織です。。
では、登山の競技大会の種目と言えばどんなことかと言いますと。
・5人編隊の ①歩行能力・体力 ②地図読図能力 ③持久力とその配分
④荷物パッキング能力 ⑤常用・非常食計画 ⑥テント幕営能力 ⑦チームワーク
⑧常用食非常食の配分・補給状況
・気象担当者のラジオリスニングによる天気図作成能力と、天気予知能力
・行動計画担当者の論理的コース設定、危機管理能力
・食料担当者の栄養価配分と実地勃荷配分方
・燃料担当者の不燃化対策と実地勃荷配分方
・衛生担当者の保健薬品、事故発生時の応急処置方
などなど・・・
全く世間に知られることのない、地味すぎる競技で有ります。
因みに私は5人編隊のレギュラーでラジオリスニングによるによる天気図作成と気象予報、それと行動計画を担当していました。。
1泊2日の大会当日には要所要所に専門の審査員が居てポイント毎にチェックされます。。
大阪府の高校でいわゆる「甲子園」出場できるのはほぼ「都島工業高校」で、これに岩湧山の地元「長野高校」が続きました。
私の高校なんぞは80高校中40位くらいでした (>_<)
さてさて、そんな中、高校体育連盟の競技によく抜擢されたルートに「関電道」なるものが有りました。。
言わずもかなそれは関西電力さんの鉄塔送電線の保守用登山道です。
この登山道は一般にも開放されていて、誰でも歩行することが出来ます。
送電線の直下を忠実に辿りますので、急登あり、絶壁ありのなかなか野趣溢れるルートなのが一般的です (^^)v
暫く歩くと車が通行できる林道はたちまち行き止まり。。。
そこからは丁寧に御覧の「火の用心」の赤い矢印を探し、そこから獣道の様な登山道に入ります。
この赤い矢印が関西電力さんの「関電道」の目印です。。
ここの関電道は割とよく踏まれていて、しっかりと道が付いていますが。。。
一般の登山道では有りませんので、時にはこんな状況も見受けられます。。
高校時代は40kgの荷物を背負ってこの道を1日に3回も往復するという今では絶対に「アウト」な鬼の様なトレーニングも有りましたが、今になって小さなザックだけ背負ってきてみると、そう苦にならない道でした。
登山者が多数通ることにより、関西電力さんの保守道が木に覆いつくされることなく残ります。
登山者も道に何か異変が有れば直ぐに関西電力さんに連絡します。。
高校時代は土曜日のお昼に授業が終わると、先輩・後輩で近鉄電車&南海電車に乗って夕方岩湧山に到着。。
岩湧寺の下の水場でテントを張って、修学旅行の様な楽しい夜を過ごし、翌朝日曜日の朝からは40~60kgの石をザックに詰めて地獄の特訓でした。。
雑木林の中から忽然と鉄塔が現れます。。
この鉄塔と送電線の下に必ず「関電道」が存在します。。
本当にご苦労様なお話です。。
尾根筋に出ると、シダ植物に覆われる登山道が出現したりなんかします。。
こちらは関電道名物のゴム階段です。
小型で軽量なこの素材を大量に担いで関電道の整備をされる社員さんを何度も目撃しました。。
そして、昔は鉄塔直下のこういう場所に行くと、よく関電の社員さんが待っていて、「山岳部員を優遇するから就職試験を受けてみないか」的な勧誘をよくされました。。
実際に山岳部の先輩で関西電力さんに就職された方も数名おられますが、皆様、お給料が羨ましい限りです (/ω\)
鉄塔の向こう側には高校山岳部訓練コースの終点・岩湧山頂が見えています。。
一方、こちらは関電道の周辺の最高峰「一徳坊山」の山頂三等三角点
(標高544.3m)です。。
500m級の山でも大阪方面の眺めは良好で、PLの塔などが見えます。。
一方、海側は泉北コンビナート群も薄っすらと見ることが出来ました。。
そして、この一徳坊山はなぜかこの三角点とは異なる場所が正式山頂ですので、そちらへ向かいます。
尾根筋は明るい野趣溢れる雑木林が連続し、この独特な風景から一徳坊山は玄人好みの山などと呼ばれています。
一徳坊山への道は昔から砂岩のザレた悪路です。
そして現れた一徳本山の本当の山頂は御覧の様に大変ひっそりとしています。。
駐車場からは関電道を使って約1時間15分の道程です。。
昔は広大な広場だったのですがガレ場の浸食が進み、今では手製の標識が無いと見落としてしまいそうな山頂です。。。
上の写真は8年前に撮影した頂上からの展望で、かなり荒れていますが・・
今はスッカリ雑木林に覆われて展望は効きません・・・・
そして山頂から少し戻り、今度は編笠山へと向かいます。
途中、一徳坊尾根特有のザレた箇所も有りますので、初心者にはちょっと危険かも知れません。
そして景勝地の龍ヶ岩に到着。。
先ほどの「サルの前栽」や「槇尾山」能面を俯瞰しますが、大阪府内の山だとは思えないくらい山深い雰囲気ですね~。
遠くは関西空港まで俯瞰出来ますが・・・・
ここも足元がスパッと切れ落ちていて、脚を滑らせてしまうとたちまち絶壁の底へと墜落し、命は有りません。。
500m級の低山でもこんなところが存在するのが登山の怖いところです。。
そしてそのすぐ近くに「編笠山」の札が有りましたが、雑木林に覆われて展望は全くありません (/ω\)
尾根筋の快適な道を下っていくと。。。
8年前には無かったあ林道が共用されていて、木材を満載したトラックが走り去って行きました。。
そしていつもの岩湧寺に到着。。
ここまでで駐車場から3時間の道程です。。。
今日はここからさらに岩湧山頂を目指します。 (^^♪
岩湧山へのルートは何度も掲載しましたので、ここでは省略し、お寺から45分で頂上到着 (^^)v
やっぱ今日も誰も居ません。(^^♪
人混みが大嫌いで始めた趣味ですので、頂上に誰も居なくて風景を独り占め出来ると、この上もない幸せを感じます (^^♪
なんと昭和63年度の全国高校総合体育大会(いわゆる登山の甲子園)はこの山で催行されたらしく、記念石碑が有ることを今更ながらに発見しました ( ゚Д゚)
日本中の高校登山家のトップがここ岩湧山に集まった訳ですね~。
そして珍しく頂上のすぐそばに奇麗なササユリが咲いているのを発見しました。。
誰に植えられた訳でもなく、岩湧山頂に咲く5輪のササユリ・・・・
上で小さなバッタが休憩しているのがなんとも可愛いですね~。
この日はこの辺で切り上げる事にし、美しい雑木林群なの中を下山の途に就きます。。
途中、発見したガクアジサイ (^^♪
長雨のせいか、普通の紫陽花もまだまだ元気です。。
妻は山が嫌いですが、この写真を見せたらここに来たがるかも知れませんね~(^^)v
この日は全行程4時間半と少し多めになってしまいました。。
なんだかんだと言っても岩湧山は高校1年生・16歳の時からもう40年も通う山になってしまいました。
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