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2021年06月21日

橋本~高野山 京・大坂道 大阪天満橋から8日間歩いて熊野本宮に参拝しました(4日目)

橋本~高野山 京・大坂道 大阪天満橋から8日間歩いて熊野本宮に参拝しました(4日目)

大阪・天満橋から和歌山県南部の熊野本宮まで古代人になりきった気持ちで歩き通すと言うおバカな企画の4日目・・・


この日から会社は連続して5日間の休暇を取得し、週休2日と重ねて7連休としましたので、スタートは朝10時に仕事を終えた会社帰りではなく、自宅からと相成りました。


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あの常夜灯の下から紀ノ川の渡し舟が出ていて、私のご先祖様なんかもあそこから乗船して高野山へ向かったのかもなどと思うと、感極まります。


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現在は勿論、橋が架けられていますが、私の地元とは言え平素は車でしか渡らないので歩いて渡るのはまた新鮮です。


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渡り切ると道は早速二股に分かれていますが、右へ進路を執るのがどうやら正解の様です。。


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常夜灯は勿論、対岸にも有りました。

古代人はここで舟を降りて、また高野山に向けててくてくと歩きました。

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こちらは西行庵。。


西行は、『新古今集』の歌人で、鳥羽上皇の北面の武士であったが、その後法師となり、修行の旅の途中の一時期、この小さな庵で3年間生活したとされます。

庵の近くには西行が詠んだ歌に出てくる苔清水が今でも湧き出ていて、内部には西行の像も祀られています。


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わが街にも歴史にちなんだ史跡が結構あるものだなと感心。。


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やはり田舎だけあって、大阪府下の街道よりも沢山の古くからの建物が残っていて、歩く旅人の目を楽しませてくれます。


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昔からの御神木とおぼしき巨木が残っています。

落雷の直撃を受けてしまったのでしょうか??

でも未だ葉が付いていますので枯れてしまったわけでは無いようです。


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学文路(かむろ)天満宮に通じる鳥居です。


今日は時間の都合で立ち寄れませんが、学文路天満宮の祭神は、字の通り学問の神様である菅原道真公で、その左側に天穂日命(あめのほのひのみこと)、御父君 菅原是善卿(すがわらこれよしきょう)、御母君 園文字姫(そのもしひめ)の3柱、右側に旧学文路村内の55柱を祀っています。


南海電鉄さんが5枚入り学文路駅の入場券(ご入学)を発売していて、受験の神様としても名高い神社です。


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そして旅の安全を祈願する六地蔵も祀られています。


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こちらは「お大師さん」こと、学文路大師です。


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道幅も狭く、正に旧街道と言った雰囲気ですね。。


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やがて街道は紀ノ川の流れを展望する箇所に出ます。

遠望の山のV字型の一番低いところが昨日、歩いて越えた県境の紀見峠です。


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街道は紀ノ川の真横を通ります。


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やがて学文路駅の手前で直角に曲がり、一気に山の斜面へと続いています。


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南海電鉄さんの学文路駅の場内信号機が見えます。

踏切を渡ると一気に登り勾配が始まります。


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その坂の急勾配具合は、御覧の民家の石垣をご覧になれば一目瞭然です。


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一気に高度を稼ぎますので、上部から紀ノ川を俯瞰出来ます。


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ここへ来て、初めて「高野参詣道 京大坂道」の標記を発見することが出来ました。


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日本の集落では、ご先祖様の墓地は、街を俯瞰できる景色の良い場所に建立されていることが多いですね (^^♪


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そして、今日の歩行の最大の見せ場である西光寺さんに到着しました。


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看板をよく見ると、「人魚のお堂」と書かれています。。( ゚Д゚)


実はここには、「人魚のミイラ」と伝わる寺宝が眠っています。

この日は公開日では有りませんでしたが、公式HPから引用したそのミイラとは・・・・


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可愛い石碑が建っていますが、実物は・・・


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ご覧の様なものです。。

ちゃんと魚の様な尻ヒレも有ります。


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グロいですね。。( ゚Д゚)


千数百年前に滋賀県の蒲生川で捕らわれたといわれ、不老長寿や無病息災を願う人々の信仰の対象となっているそうです。


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 このお寺は苅萱堂とも言われ、平安時代末期の親子悲話「石童丸物語」ゆかりのお寺で、出家した父・苅萱道心を捜して高野山までたどり着いた石童丸と母・千里ノ前だったが、女人禁制のために石童丸だけが入山。麓の宿で一人待ち続けた千里ノ前は、石童丸が戻る前に没してしまい、この地に菩提寺が開かれたといいます。


 その千里ノ前が日頃から傍らに置いて崇拝していたと伝えられる「人魚のミイラ」が今も千里ノ前座像のそばに安置されており、苅萱堂に伝わる数々の秘宝の中で最も謎に包まれています。


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そして、河根集落のピークを過ぎると、丹生川に向けて一気に下り勾配です。


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遠く、高野山の雪池山のピークが見えました。


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麓には集落も見えます。


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下りきったところには神社が有りました。

古代人は、旅の途中に神社仏閣が現れる度に参拝しました。

その清らかな行動そのものが後の日本人の勤勉で実直で真面目な国民性の形成に大きく影響しました。


「明日に礼拝夕べに感謝」

「お天道さまが見てくださっている」

「悪行を行えば罰が当たる」


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村の宿場です。


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これだけ次々に神社が現れれば、旅人もさぞ参拝に忙しかったことでしょう。。


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そして丹生川を渡ると、再度、本格的な登り勾配が始まります。


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大きな旅籠跡とおぼしき建物も点在しますが、無人・廃屋となっている家も多く見受けられます。


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そして、日本最後の仇討の跡なんてところも存在します。


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昔は親族が殺害されたら、その残された遺族が殺人犯を殺せると言う素敵な制度が有ったんですね。

理不尽な殺人事件の多い今、そんな制度をもう一度復活させて欲しいものですね。


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仇討の跡とはイメージが正反対の美しい森の稜線を歩きます。


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しばらく行くと、仇討された側の人達を祀るお墓が有りました。。

いや~ぁ、実に日本人らしいですね~。


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そして、急に縁結びの神様が。。


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女人高野参拝者が多かった昔は、この神社も振るわったことでしょう。(^^♪


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宿場跡や・・


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小学校跡


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古い廃屋


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森林鉄道跡・・

などを辿ると。。



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極楽橋に出ました。

左側は南海電鉄さんの終着駅です。。


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ここから高野山への最後の難関。。

本格的な登山道です。。


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途中から「いろは坂」と呼ばれる旧道に入りますが、完全な山道です。。


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雪池山が一層近くに見えます。。


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清不動を過ぎると間もなくゴールの女人堂です。。


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遠く京の都や浪速から歩いてきた人は、この女人堂を見て、感慨無量だったことでしょう。。


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因みに、その名の通り、昔は女性の参拝はここまで。。

ここから先は男性しか入れませんでした。。


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ここからがいよいよ高野山です。。

この日は千手院橋まで歩き、宿泊費を浮かせるためにバスと電車を乗り継ぎ、自宅へと帰りました。


いよいよ明日からは後戻りできない小辺路歩きが始まります。。

ブログ一覧 | ウォーキング・古道歩きなど | 日記
Posted at 2021/06/21 23:39:45

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この記事へのコメント

2021年6月22日 20:23
こんばんは♪

意義深い旅の四日目、お疲れ様でございました。
車ですと通り過ぎてしまうでしょうに....
自らの脚で史跡を辿る旅、これぞ旅の真髄と感じさせられます。
コメントへの返答
2021年6月23日 22:13
ありがとうございます。

車で通るのと、歩いて通るのでは、まるで別世界の様な風景が広がります。。

歳が歳ですので、自力で歩けるうちに日本中、いや、世界中の様々な個所を歩いておきたいと思っています。

プロフィール

「三岐鉄道訪問 (*´▽`*) http://cvw.jp/b/860472/48611493/
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