梅雨時と有って、午後からは降雨の予想でしたので、サンバーで自宅を5時に出て伊勢方面へと向かいました。
燃費性能と長距離走行は Mercedes-E の得意とするところですが、Google Mapで見ると道路が狭小の為、サンバーを利用しました。
伊勢山上は飯福田(いぶた)寺の敷地内に展開する初心者向けの岩場群のことで、高校山岳部では北アルプスへ行く前の予行訓練として歩行するのですが、モータリゼーションの普及で私の高校時代ですら既にバス便が僅少したためここへの訓練は中止になり、それ以来今に至るまで、脚を踏み入れた事は有りませんでした。(´・_・`)
・・・ということで、自宅から約3時間半の走行で飯福田町に着きました。(^^♪
飯福田寺の山門の前にサンバーを留めます(^^♪
飯福田川に沿って100mほど歩きます。
今日は岩登りですが、初心者向けということと、暑かったので半袖Tシャツで臨みます。(^^♪
早速、特徴的な旧な階段が展開しています。
早速、特徴的な岩場が描かれた案内板が見られ、気分が盛り上がります。
(^^♪
一通りの説明を読み。。。
500円の入山料を支払いに社務所へ。。
ここで参拝者帳に住所と氏名を記載すると、ご住職さんが、高野山の麓から私が訪問したことに大変驚かれていました。
ご住職さんによると、高野山大学のご出身で、このお寺から高野山のお寺に修業に行かれていたそうで、その時のお住まいが、今の私の住所のお近くだったとのことでした。(≧▽≦)
・・・ですので、ご住職さんとこの受付で和歌山談議に花が咲き、20分ほど滞留してしまいました。。(^▽^;)
ご住職さんに各岩場のひとおおりの説明を聞き、同時に帰着時は必ず社務所に申告して帰るよう念を押されました。
初心者ルートとは言え、岩場の連続なので、帰着報告が無い時は遭難として取り扱うそうです。( ゚Д゚)
伊勢山上には表行場と裏行場が有り、先ずは表行場から歩きます。(^^♪
先ずは薬師堂に参拝です。。
そして、「お寺なのに鳥居の有るところが、岩登り修行のスタート地点なんですよ。」とご住職さんが半分照れながら教えてくれた鳥居が有りました。(^^♪
なんだか普通の登山道の様なところからスタートです。。
お寺の敷地内らしく、仁王様が立っておられます。。
深い森の中をどんどん登ります。(^^♪
随所随所に信仰の修験道たる所以の仏像が祀られています。
雰囲気は抜群で、山伏に変身した様な気分にさせてくれます。(≧▽≦)
そして、最初の難所・「油こぼし」までやってきました。(^▽^;)
この垂壁を鎖ひとつを頼りに登れという場面です。。( ゚Д゚)
アルプス登山経験者には技術的にどうこう言う岩場では有りませんが、初めて岩場を登る方はここでいきなり躓くかも知れません。(^▽^;)
私も左脚は直角にしか曲がらず、右腕は肩の手術のせいで垂直に上がらないと言う障害を併せ持ちますが、ここは難なくクリア出来ました。(≧▽≦)
登り切った所にも「行者尊」と呼ばれる仏像が建っています。(≧▽≦)
景色が良いのでここで記念撮影です。(≧▽≦)
これは雨が降ればひとたまりもないところですので、天気を読んで朝早くに来て良かったです。(=゚ω゚)ノ
そして岩屋本堂に参拝です。(^^♪
超危険な箇所ですので、いくらなんでもここは流石に柵が取り付けられています。(=゚ω゚)ノ
かなり錆びてはいますが・・・(^▽^;)
柵の無いところはこんな感じで、これはもう垂直落下してしまうと即死以外のケースは存在しません。(=゚ω゚)ノ
初心者向けで簡単風味といえども岩場は岩場ですので相当に怖いです。
(>_<)
こんな感じで御本堂が。。。(=゚ω゚)ノ
本ルートはなんとこの御本堂の横にあるクライミングジムにでも有りそうなイボイボの岩を登って行くのですが、オーバーハングも有り、流石に左脚が直角にしか曲がらない私では無理ですので、ここはご住職さんにご教示頂いた「巻き道」を通ることにしました。(^▽^;)
本当に足が竦む景色です。(^▽^;)
山って、なぜかこんな険しいところに限って、御覧の様な可愛いお花が咲いているんですよね~(≧▽≦)
こちらが迂回路ですが、迂回路とて岩場に違いありませんでした。。(^▽^;)
この抱付岩ですが、私にとっては前半でここが一番の難所でした。(^▽^;)
つるつる滑って見た目よりもかなり登りにくい岩でした。(^▽^;)
向こうに見える山は多分、伊勢の名峰・霊山の矢頭山だと思います。(^▽^;)
こんなところにもご仏像が。。
しかし、雲行きが怪しく、雨が降ったら一巻の終わりですね~(=゚ω゚)ノ
相変わらず滑り落ちそうで怖い岩場が続きます。( ゚Д゚)
こっ、こりはナント、先ほどのスリリングな本コースの終端部です。( ゚Д゚)
落ちたら確実に死ねます。(=゚ω゚)ノ
あらゆるところにご仏像が。。。
いままでに経験したことの無い登山道の風景です。。
こんな感じの岩場をずっと歩き続けています。。
そして順路は一旦岩場を離れて深い森へ。。
かなりの急斜面です。。
そして何気ない登山道になり、楽チンな稜線歩きになります。。
ここまでで、ようやく表行場全行程の半分です。
まだまだ恐怖の岩場はこれからが本番な様です。(=゚ω゚)ノ
(次回につづく)