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2023年10月09日

南海最古参 6000系「復活無塗装車」

南海最古参 6000系「復活無塗装車」 9月から、私が通勤に利用する南海高野線に、昔懐かしい装いをした6000系車両が走りだしました。

6000系車両は私よりも年上で1962年が製造初年・・・
御年61歳!


最近は半数以上が廃車になりましたが、まだまだ時速100kmを出す急行運用にも充当され、活躍中です(≧▽≦)

制御方式は最新のVVVFインバータチョッパーなどではなくモチロン直流直巻モーターを永久直列につないだ電動カム軸56段超多段制御です(≧▽≦)

運転士さんがノッチを持つと、床下からかなり大きめのコン、コン、コンというカム軸の変速進段音が連続して聞こえます。(≧▽≦)

昭和37年に56段の日立製VMC超多段制御なんて先進過ぎますね(≧▽≦)
お陰で抵抗制御による不快な加速時の刻み揺れは全く有りません。。
パルス電波による故障や電磁波による誘導障害とは無縁な丈夫で故障しらずな電車です。(*´▽`*)

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こちらは先日、中学の同級生と特急「こうや」に乗車した時に前面展望席から撮影したものです。。

久々に会えた中学の同級生とともに、もう一人懐かしい友人に会えたような気になれました。(≧▽≦)

この復活無塗装車は今のところは6両編成の運用に限定的に充当されていますので、私が通勤するラッシュ時間帯は各駅停車に運用され、残念ながら乗車する機会が有りません。(/ω\)
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朝の9時に仕事を終えた時に、待ち伏せ&追っかけをして写真を撮りにも行ってみました。(≧▽≦)
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なんと、今回復活旧無塗装仕様に復元されたのが、6001号車=トップナンバーを含む4両試作編成だというのもしっかりとマニア心を掴んでいます。。(≧▽≦)

因みに2両の付属編成は6028号車の編成が復元されました。

ついでに方向幕も昔の白地にして欲しかったのですが、贅沢は言えません。。

私が若い頃はこの無塗装車体で、灰緑色と深緑色のツートンカラーで田舎臭く感じられた南海電車の車両群のなかでひときわ異彩を放っていました。

当時はかなり都会的な電車に思えました。(^^♪
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それにしても、61年も前の1962年(昭和37年)製だとは思えないくらい、車体は今でも輝き続けています。(≧▽≦)

非冷房時代は台車もPⅢというディスクブレーキが外側に剥き出しになった2点支持の独特な台車を履いていて、車体の輝きの他、当時の鉄道では珍しかったディスクブレーキのローターの輝きが最大のチャームポイントでもありました。
(≧▽≦)
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(PⅢ台車は冷房化改造工事の際に重さに耐えきれず、一般的なS型ミンデン台車に換装されてしまいました。)

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この6000系車両、製造時は米国フィラデルフィアのバッド社とのライセンス契約で東急車両さんが製造したもので、東急7000系、京王3000系、南海6000系の3種が同時にデビュー(後にこの3車両は「バッド3兄弟」と呼ばれることになりました。)し、今や日本中をステンレス車両が走っていますが、この時から本格的なステンレス車が日本で使われ始めました。

阪急さんなど、渋い色を好む関西に有っては、鉄道好きには「異彩を放つ東京じみた車両」と映りました。
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因みにこちらが6001号車がつい先日まで新コーポレートカラーを施されていた頃の姿です。。(´・_・`)
関東の方々からは「関電工」と揶揄されるカラーリングです。(^▽^;)

因みに、数ある6000系の中で6001号車と相方の6002号車、そして中間車の6601号車は試作編成であることから、他の6000系車両と細部が異なります。。
先ずは以下の画像で、6001号車と6028号車の違いがお判り頂けるかな?

では「間違い探し」をどうぞ!
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上・・6001号車(試作編成) 下・・・6028号車(量産最終型編成)
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上・・6001号車(試作編成) 下・・・6028号車(量産最終型編成)
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これでお判りの方はかなり変態です。(≧▽≦)

違いはまず貫通扉の窓が6001は黒Hゴムに対し6028は抑え金具式
それに、運転席と添乗席の窓の大きさですが、6001が小さくて、6028が大きいのです。
私は6001の方が引き締まってカッコいいと思うのですが、いかがでしょうか?
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あと、6001編成には後年新造された中間車6602号車が増結されていますが、試作編成とは屋根のランボードの高さもなぜか異なります。。
黄色矢印→6601号車(高い) 赤色矢印→6602号車(低い)

こんな事を言い出すとキリが無いですね~(*´▽`*)
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先日も夜の飲み会の帰りに難波駅のホームに上がると、6000系が待っていました。(^^♪
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和歌山県には及ばない三日市町行ですが、折角ですから乗車してみました。
(^^♪
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「湯たんぽ」みたいなコルゲーションと2段上昇窓が特徴的です。(^^♪
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聞くところによると、地下鉄向けのデザイン設計を流用したそうです。
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ナンバープレートも緑色に復元されています。(≧▽≦)
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懐かしい羽車の社章までもが復元されています。(≧▽≦)
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昭和37年製造の証。。
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6001編成と6028編成の連結部。。。
この撮り方だと窓の大きさの違いがよく判らないですね。(´・_・`)
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6002号車の貫通扉窓は無骨な黒Hゴム支持式(´・_・`)
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6907号車の貫通扉窓はスマートな抑え金具式。。(´・_・`)
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2人掛け運転台かぶりつき席と大きな片開式1枚扉。。
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あっ、またまた欲を言えばシートを灰色→ワインレッドに復元して欲しかったかな。。(^▽^;)
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終点の三日市町で、最新鋭の8300系と並びました。(^^♪
爺ちゃんと孫みたいなものですね~。
ステンレス車体の遺伝子はしっかりと受け継がれています。(*´▽`*)
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6000系の登場時はモチロン非冷房車でしたが、最初の冷房化工事は6003編成と6020編成を横浜の東急車輛さんに運び込んで施工されました。。
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ところが、当時はバブル期で新車の製造が忙しく、いつまでたっても冷房化工事の順番が回って来ず、遂に冷房化工事は自前ですることになり、6両以外の車両は全て千代田の南海車両工業さんが施工しました。(^^♪
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これはマニアに盗難に遭った東急さんの製造プレートを更新工事時jに南海車両工業さんが新たに調達し取りつけたもので、ここだけ東急さんのプレートが新しいものになっています。(^^♪
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あと、長編成化工事の時に、先頭車が1両余り、中間車に組み入れられた編成も有りました。(^^♪
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経費節減と、将来、万一の踏切事故廃車の発生などを見据えて、運転席跡は客室化されずにそのまま残されましたが、遂に廃車までこの車両は先頭に立つことは有りませんでした。。
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あと、6000系の廃車が始まると、なんと一番最初に廃車のなったのは6年も若い最新の昭和43年製の9035編成で、最古の6001編成が最後まで残っているのは皮肉なものですね。。(^▽^;)
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中間運転台は以前は立ち入り放題でしたが、物騒な世の中になったせいか、御覧の様なロープで遮られる様になってしまいました。。。
通勤帰りにここに1人で座るのが楽しみだったのですがね~(>_<)
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こちらは、6000系が全車健在な頃に偶然撮影出来た、難波駅での6000系のみの3本並びです。(^^♪
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今は廃車が進み、この光景はほぼ見ることが出来ません。。
貴重な写真を撮る事が出来、嬉しい限りです。(≧▽≦)
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ストップ側(車止め側)から見ると素敵な並びであることもあまり良く解からないな。。(^▽^;)
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そんな6000系ですが全編成勇退まであと2年足らず。。。
最後の最後の日まで無事故で走り抜けてくれることを祈るばかりです。。。(^^♪

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この記事へのコメント

2023年10月12日 3:45
帯無しのリバイバルの写真ありがとうございます
そういや7000リバイバルの時も撮影せずに終わってたなあ笑笑
銀一色もアリですねー
そうですか地下鉄向けの流用だったとは
豆知識増えました
ありがとうございます
コメントへの返答
2023年10月12日 6:48
はい、地下鉄仕様だったため、雨仕舞が悪く、扉上から滝のように雨水が流れ落ちてくるなど、散々でした。
車掌さんが出発監視時にバケツをひっくり返された様に被爆したらしいです。

6000系は無塗装の方がカッコいいですね(^^)v

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何シテル?   05/13 13:46
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