今から10年ぐらい前、サンバー・ラーメンオフ会の時に立ち寄ったラーメン屋さんの横に、謎の蒸気機関車が放置されているのを目撃!
明らかに海外製の機関車でしたので、その詳細を調査研究していた矢先。。。
5年ぐらい前に、突如、忽然と姿を消してしまい、ラーメン屋さんの横から消滅してしまいました。。。( ゚Д゚)
こちらがそのサンバーラーメンオフ会の時の1コマ。。。
明らかに謎の蒸気機関車が写り込んでいます。。。( ゚Д゚)
この夜、とても気になったので、翌日の明るい時間に訪問してみると。。。。
こんな感じの明らかに外国製の蒸気機関車。。。。
車輪配置が1ーC-1でテンダー車を連結しない、支線用の小さくて可愛い機関車です。(*´▽`*)
こいつは、いつどこの国から何のために日本へやって来たのか。。。
謎過ぎて、私はその究明にどんどん深い沼に嵌って行くのでした。。(^^♪
そして、研究中に、遂にこの機関車(と同型)の現役当時の画像も発見。。。
調べるとこのSLはハンガリーの「MAV375型1026号機」と言う機関車で、1950年代に製造され、1991年に(現)クロアチアのリエカから、大阪でのなんらかの展示のために船積されて来日したことが判明しました。(^^♪
但し、どういう展示目的の展示で使用されたかはどれほど調査しても不明のままです。。
2019年頃までは国道沿いの「山広運輸さん」という重機会社の端に国道から見える位置に展示されていましたが、その後、重機会社の車庫の奥に引っ込められて、その後私の記憶の中から抹消されてしまって追跡を行っていませんでした。
そしてそこから2年ほど経った頃にふと思い出し、Googleマップの空撮写真で状態を確認してみると。。。
・・・・なんと機関車の姿は何処にも見当たりません。。。
ただ、もう1両有った、名鉄さん→豊橋鉄道さんへと渡った「モ7311型」は未だ保管されているみたいで。。
現地に確認しに行くと、重機置き場の奥で、いまにも朽ち果てそうな姿で辛うじて保管されていました。。
しかし、蒸気機関車の姿は何処にも見当たらず。。
しまった (>_<) と思うも後の祭り。。(*´Д`)
知らぬ間にこの蒸気機関車「MAV375型1026号機」はこの重機会社さんから姿を消していました。。(ノД`)・゜・。
そして、多分、スクラップに出されたのだろうと思い、その時Googleマップの空撮にて、主な解体屋さんを確認するも、全くその姿は見当たりませんでした。。
そして現在に至り、つい先日、ふとこの機関車の事を思い出し、ダメ元で、再度Googleマップでスクラップ工場をしらみつぶしに調査してみました。。
大阪の主なスクラップ工場は上記の赤い円内。。。
つまり埋め立て地の広大な広場に点在しています。。
最初に目を付けたのが南海6000系や阪神5000系などを解体したスクラップ屋さんですが、ここには姿が見当たりません。。
もう蒸気機関車が居なくなって月日が経ちますので、既に手遅れかと思い、大阪南部のスクラップ屋さんも確認。。。
すると、偶然にも、赤い矢印の先に蒸気機関車らしい物体が置かれているのを発見!( ゚Д゚)
画像をズームアップすると、これは絶対蒸気機関車だと確信!( ゚Д゚)
さらに、Googleの「人マーク」を操作して、街中画像に移行すると、こんな画像に行き着き、5年ほどかけた消えた謎の蒸気機関車の捜索で遂にその機関車の居所を探し当てる事が出来ました。(≧▽≦)
とは言えども、その機関車が撮影日から約1年を経過した今でも現存するとは限りませんので、急遽現地調査です。(≧▽≦)
難波の天下一品さんで腹ごしらえをしてスタート!
しかし焼き飯セットが1,260円とはお高くなったものです。(ノД`)・゜・。
おおっ!来月廃車になる2200系!
駅近くに有る従兄の家に立ち寄り、自転車を借りて捜索です。(^^♪
埋め立て工業地帯ですが、漁港は健在です。(^^♪
沼に嵌って思いを馳せる謎の蒸気機関車に向けて自転車で疾走します。
(≧▽≦)
海も自転車で渡ります。(≧▽≦)
埋立地ですので駅からは結構距離が有ります。(≧▽≦)
機関車のためなら え~んやこ~ら!
広大な埋め立て地。(≧▽≦)
いかにも機関車が居そうな雰囲気に心が躍ります。(*´▽`*)
そして遂に。。。。
Googleマップと同じ位置と思しき箇所に、機関車らしき個体を発見!( ゚Д゚)
会社名は一応伏せておきます。。(^_^;)
門の外から撮影。。(^^♪
望遠モードで覗くと、正にラーメン屋さん横から忽然と消えた探し求めていた蒸気機関車「MAV375型1026号機」です!(≧▽≦)
夢の様な再会です。(≧▽≦)
敷地外から撮影していると、女性の警備員さんが直ぐに現れ、職務質問。。
状況をお話しすると、「どうぞ中に入って撮影してください。(*´▽`*)」という、女神の様なお言葉を頂き、構内で撮影させてもらえる幸運に出会えました。(≧▽≦)
現場は正に思っていた通りのスクラップ工場。。。
女性警備員さんが案内してくださいます。(^^♪
なぜか古い郵便ポストとの共演。。
女性警備員さんによると、屑鉄として運ばれたこの機関車を社長さんが気に入り、郵便ポストと共に保存することになったとか。。(^^♪
これで当分は廃車を免れそうですね。(≧▽≦)
保存状態もそこまで悪くはないみたいです。(^^♪
「MAV375型1026号機」のプレートが有り、探し求めていた機関車だと確定!
目を閉じて、この機関車がハンガリーの広大な草原を疾走している様子を思い浮かべます。(^^♪
そして、なんと櫓が組まれていて、運転席も見学することが出来ます。(≧▽≦)
ハンガリーから来たことを示す「ブダペスト」の文字が。。
美しいデザインの三つ瘤ラクダ。。。
何故ここまで欧州の機械はお洒落に造られるのでしょうか。(≧▽≦)
まさか運転室に入ることが出来るなんて、夢にも思いませんでした。(≧▽≦)
ハンガリーでは運転席のこの窓からどんな景色が見えたのでしょうか???
逆三角形の煙突が本当に可愛くお洒落過ぎて泣けてきます。(^^♪
長居をしてしまいましたので、女性警備員さんに深くお礼の言葉を述べ、現地を後にしました。(^^♪
また違った「切り口」で鉄道趣味を楽しむことが出来た1日でした。( *´艸`)
自転車を従兄に返却し、帰路はスッカリ日暮れとなってしまいました。(^^♪