• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ラスト サンバーのブログ一覧

2016年06月15日 イイね!

あべの橋の思い出

あべの橋の思い出

最近、同窓会や社用で天王寺駅の南西にあるあべの橋歩道橋を渡る機会が多くなりました。。




あべの橋歩道橋には特別な思い入れがあります。。


幼児の時は平野に住んでいて、毎日母親に連れられて今は廃線となった南海平野線のチンチン電車に乗って天王寺駅前までやってきて、あべの橋歩道橋を渡って近鉄百貨店へ行くのが日課でした。。






画像は現在のチンチン電車で、道路が拡幅され、右側に新しい停留所が建設されています。

左側の建物が「あべのハルカス」を擁した近鉄百貨店です。







ハルカスが完成する前はこの様な建物でした。。





百貨店で母親の買い物の時間、大人しくしていたご褒美に大好きなプラレールを買ってもらえた日は正に天国に架かる橋でしたが、何も収穫が無かった日(これが殆どですが)は絶望の橋でした。。

その後、4歳の頃に阿倍野区の播磨町に引っ越し、小学校1年生になると母親はあべの橋歩道橋の西側にある市立大学病院に入院してしまい、毎日学校が終わると最寄りの阪和線・鶴ヶ丘駅から天王寺駅まで来て、このあべの橋歩道橋を渡って病床の母親に会いに行っていました。



これがその当時のあべの橋歩道橋です。。




こちらが母親が入院していた市立大学病院のある西側の風景です。

遠方左側のビルが私立大学病院の新病棟です。。


早く良くなって欲しいとの願いも届かず、母親の容体は日を追うごとに悪化していき、最初の頃は母親に会える嬉しさいっぱいで渡っていたあべの橋も、次第に疼痛に苦しむ母親を見る辛さから、渡る足取りも重くなり。。。

母が他界する直前などは、「神様、頼むから苦しむ母さんを早く天国へ連れて行ってくれ!」と橋の上から心で叫んでいました。

無論、母親が他界した日も真夜中にこの橋を渡りました。。
私が小学校4年生のちょうど今頃、梅雨の時季の出来事でした。。
時刻が遅かったせいか、今まで見た事が無いほど透き通った夜の風景が今でも脳裏に焼き付いています。

母親が他界してからも暫くの間は、阿倍野区の実家には戻らず、兵庫県・立花の伯母宅に預けられていましたので、引き続き通学で毎日この橋を渡っていました。。



こちらが通学に使っていた大阪環状線を行く電車で、あべの橋歩道橋からもご覧の様に俯瞰することが出来ます。

本来のあべの橋とはこの鉄道を跨ぐ橋の事を指す様です。


そしてあべの橋歩道橋とのご縁は高校を卒業するまで続き、さらに現在の妻も近鉄百貨店とご縁が深い関係であり。。。。。

あべの橋はたとえ私が和歌山県に引っ越ししても、なぜかいつも近くにある存在なのです。。




今はあべの再開発で電車通り脇の建物もスッカリ様変わりしてしまいお洒落になっています。





さてさて、話は変わりますが、今春、東京の会社に就職した息子が、大阪営業所勤務の拝名を受けて、目出度く?我が家に帰ってきました。

やっと出て行ったと思ったら、もう帰ってきてしまった状態です。。


バタバタと出て行ったのでロクな祝いもしてやれなかったので、今更ながらに私の故郷の阿倍野区の寿司屋さんで、旨い寿司を食べさせてあげました。



JR阪和線の鶴ヶ丘駅前の「松すし」さんです。

いろんな所でお寿司を食べますが、対価格的にここのお寿司より美味しいお寿司は51年の人生で未だに出会ったことがありません。。

実は私も父親に就職祝いの一杯をこの店で御馳走してもらいました




カウンターとテーブルからなるこじんまりとしたお店ですが、私が父親と2人で暮らしていた幼少期からあるお店で、大将(中央)も御健在です。。



先ずは子供の頃、大好きだったお稲荷さん。。。

真ん中のお稲荷さんが裏返っているのが特徴です。。




そして中トロ。。。





鱧にフグの白子・・・・・。

息子は親の財布の心配もせずに高価なものばかり頼みます(爆)。。



そしてこのお店の極め付けはこれ。。




大阪湾で獲れた新鮮な穴子巻。。

やはり大阪南部の地料理と言えば「穴子寿司」に限りますね~。

子供の頃は、これを3皿食べるとお腹がイッパイになりました。。

まさか自分の息子にこのお寿司を味合わせることが出来るなんて、
思ってもみませんでした。。



その後はお店の大将と、昔談義に花が咲きます。。
父と2人でよく通っていた頃の話が中心で、その頃、父親が大将に話していた言葉なども聞けて、大変有意義でした。。

今となっては私が幼少の頃から営み続けられているお店はこの周辺ではもうここだけとなってしまいました。。

大将には出来る限り永く、お店を続けて頂きたいものです。

最後はここの支払いは自分がすると言う息子を振りほどいて、私が支払い・・・

結果、息子が用意したお金はなぜか母親(妻)にプレゼントされる運びとなり。。

なんだか、妻だけが2重の得をするオチとなってしまいました。。

プロフィール

「長谷宮夏祭 息子の村興し (*´▽`*) http://cvw.jp/b/860472/48604392/
何シテル?   08/18 06:09
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/6 >>

   123 4
5678 910 11
121314 15161718
19202122 232425
2627282930  

愛車一覧

スバル サンバー 客貨両用A寝台「キロネハ二TV2」黒サイ (スバル サンバー)
サンバー絶版の噂を聞き、慌てて平成22年2月に13年落ち15万キロ走行のボンゴフレンディ ...
メルセデス・ベンツ Eクラス セダン 毎日がグリーン車!キロW213-1 (メルセデス・ベンツ Eクラス セダン)
妻専用車だったAudi A1 からの乗り換え車です。 2年落ちの中古車を諸費用全込総額 ...
アウディ A1 スポーツバック チビイケメンな赤いてんとう虫 キロA1 (アウディ A1 スポーツバック)
平成28年5月吉日 妻車として購入。 過去車登録に変更するまでは私以外が使用するのでS ...
スズキ K50 お巡りさんのオートバイ (スズキ K50)
平成14年(2002年)10月にヤフオクで落札し名古屋まで受け取りに行き、夜の国道をトラ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation