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ラスト サンバーのブログ一覧

2016年11月09日 イイね!

走る工場夜景

走る工場夜景
10月に秋の靖国神社例大祭の参拝に行った後、妻がなぜか私の祖母の夢を見たらしく、「お婆ちゃんの家のあった場所に行ってみたい。」というので、先日、訪問してみました。。



私が妻を誘わず単独で行った靖国神社参拝・・・

私自身が祖母になり代わって、祖父が送り出した兵隊さん達に感謝と慰霊を行うために行ってきましたが・・
妻も何か思うところが有ったのでしょうか・・



104歳まで生きた祖母の家は大阪市内の南海高野線西天下茶屋駅のすぐ近くに有りました。。

南海高野線は、泉北ニュータウンや大阪南東部のベッドタウンを結ぶ通勤大動脈路線ですが、西天下茶屋駅は通称「汐見橋線」と呼ばれる支線の様な区間にあり、大阪市内だというのに、2両編成の電車が30分毎にしかやってこない超不思議な都会のローカル線です。。



祖母が生きていた頃は、祖母宅を訪問する前にこの1号踏切道前に有る小さな神社に、いつも祖母の健康を祈願し、参拝していました。。



いまや大阪市内ではスーパーマーケットに押され、すっかり残り少なくなった八百屋さんも健在です。
祖母の晩年には妻がよく祖母の代わりにこの八百屋で買い物をしてくれていました。



祖母の自宅が有った、北1号踏切道付近です。。

駐車場とフェンスの部分が祖母の家の有ったあたり・・・・
大阪市の区画整理で建物は取り壊された様です。

四国の高松から大阪に出てきて、祖父が若くして他界してからは、祖母はアパートを借りてここで独り暮らしていました。。



祖母の自宅はこの高野線25号籠柱の前に有り、線路に隣接していました。。

幼少の頃は、祖母の家の窓ごしに南海電車を見るのが楽しみでなりませんでした。。


この後は、妻が大阪に住んで居ながら、木津川の渡船に乗った事が無いというので、行ってみることにしました。。





西天下茶屋駅のホームは大阪という大都会にありながらも、過疎化した村の駅の様に鄙びています。。



明治時代の古レールと木でできた屋根とベンチ。。

まるでタイムトンネルで昭和初期に戻った様な感じです。。



枕木も、今や田舎でもPCコンクリート製が当たり前となっている中、未だに木材のまま残っています。。

妻とは車で祖母宅に来ていましたので、妻はこの電車に乗るのは初めてだと言います。。



20分くらい待つと、汐見橋行きの電車がコトコトとやって来ました。。



なぜか、高石市の高師浜線で使用されている「走る工場夜景」号が充当されていました。。



流石、「大阪市内のエアーポケット」と呼ばれるだけあって、乗客は私達2人だけでした。。

大丈夫かな汐見橋線・・・・

新聞によると将来、関西空港と梅田・新大阪駅を結ぶ特急列車が走るという計画が有るそうですが、どうなることやら・・・



渡船は2駅北の木津川駅付近から出ていますので、この駅で下車。。

島式のホームを持つこの駅も、昔は貨物列車の拠点だった様ですが、今や西天下茶屋駅以上に鄙びてしまっています。



この駅のピンクの木製ベンチと、天に向かって羽を広げた様な古レールの屋根はいつ見ても心が惹かれるものがあり、私は大好きです。。



このブログで何度かご紹介していますが、錆びた転轍機と操作レバー、それにヤードへの引込線跡が残っている点も、昔の栄華を今に伝える貴重な遺構です。。

そして・・・



独特なデザインの昭和モダンな建築物。。

大阪市内、いや大阪府全域でも駅前が未舗装の砂利道というのはもうここだけでしょう。。



そしてそこから10分くらい歩いたところに渡船乗り場があります。。



船は15分毎に出ていて、運賃は大阪市の負担で無料・・・

実は祖母も木津川の工場の事務員をやっていて、この渡船にはよく乗船したと聞きました。。



西成区と大正区を結ぶ、地域住民には今でも欠かせない渡船です。。





乗客の9割以上が自転車利用です。。





大阪・ミナミの中心を流れる道頓堀川に通じる水路の先には高層マンションが見えます。。



ここはそんな都会の中のトワイライトゾーンです。。





大正区側へ船で一往復した後は、そのままひと駅戻った津守駅まで歩きました。。



またまた工場夜景列車がやって来ました。。。

実は汐見橋線・・・
1本の電車が行ったり来たりしているだけなので、途中、上下列車がすれ違うことは有りません。。

単線で充分なのに、なぜか複線。。。



普段は高師浜線を走っている「走る!工場夜景」号・・・・
高石市さんの出資でラッピングされた様ですが、
本日は汐見橋線へ出張だったみたいです。。



天使の住まう街 TAKAISHI CITY・・・

昔は公害の街とされていましたが、今や工場夜景を売りにすることになるとは誰も想像がつきませんでした。。



高石の工場夜景と言えば・・・
私が中学・高校の時に、工場に忍び込んでルアーでスズキ釣りをした思い出が。。



高石のコンビナート群が出来てからもう50年だそうです。。

当時の工場は警備が緩くて、誰でも簡単に敷地内に入って釣りをすることが出来ましたが、今や厳重な警備で、チャーター船を使わないと護岸に近付けなくなってしまいました。。



18歳~20歳頃は、当時付き合っていた彼女とこの現実離れした光の世界の中まで車で乗りつけ・・
夢の様な不思議で綺麗な景色の中で、
まぁ、いろいろな「おはなし」をしていましたと・・・

当時は工場夜景の美しさなど誰も知らない時代・・・
彼女は大喜びだった訳で、
工場に忍び込んで釣りをしていた成果をこんな形で活用することが出来るなんてと思ったものです・・

(因みに私が18歳の時、妻は未だ13歳だった訳で、まだ出会っていませんでしたが、もし13歳の女の子を連れてきたとしたら、児童福祉法違反&誘拐罪ですな。)



こちらは桜かと思えばなんと工場夜景。。。



2両編成だけど、夜景満載な電車でした。。

今度は工場夜景のスポットを探すドライブなども楽しいかも・・

Posted at 2016/11/10 00:18:10 | コメント(5) | トラックバック(0) | ディープな場所探検 | 日記

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