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ラスト サンバーのブログ一覧

2017年01月12日 イイね!

四国の古豪電車を訪ねて。。

四国の古豪電車を訪ねて。。
冬の青春18きっぷ。。

最後の1枚をいかに使おうか検討している際に、
琴平電鉄のレトロ電車の事を思い出し、
検索を掛けると・・・・

なんと偶然に、1月8日(日)が月に1日の運転日である事を発見してしまいました。。


こうなるともう行くしか無いっしょ。。。。


・・・・ということで。。



今シーズン3回目の敦賀発米原経由の播州赤穂行最長距離運用の新快速3203Mに乗車。。
やはり座席確保のため、ひと駅先の新大阪駅から乗車し、無事に着席することが出来ました。。。。

画像は相生駅で乗り継いだ1911Mの車内の様子ですが、流石に18きっぷシーズンの終盤だけあって、駆け込み利用客が多く、時間帯のいい長距離列車は超満員状態ですね。。

この電車もクリスマスイブに尾道&倉敷を訪問した時と同様の電車です。。



岡山駅からは新快速用223系に酷似した快速マリンライナー23号・3123Mに乗車します。。

こちらも混雑していましたが、乗車してみると全員が着席できる程度。。。



今日の天気は生憎の雨模様ですが、快速マリンライナー号は瀬戸内海の上空を銀河鉄道999のごとく、空を飛ぶように走ります。。



かなり高い位置を走るので、坂出のコンビナートと工場群が俯瞰できます。。



こちらは高松寄りの1エンド側の先頭ですが、指定席グリ-ン車扱いの展望席が設けられていますが、指定席グリーン車には18きっぷではたとえグリーン券を購入しても乗れないのが悲しいところです。



2エンド側の新快速もどきの前面に比べると、1エンド側は、ダンブデッカー車(1Fは普通車指定席・2Fは指定席グリーン車)という特別な車両なので、それなりに格好いいデザインに仕上げられていますね。。



そして坂出駅からは、国鉄時代に製造された121系琴平行1231Mに乗り継ぎます。。

 

ここまで来ると敦賀仕立てのババ混み新快速から乗り継ぐ者も皆無に等しくなり、車内はゆったりと過ごすことが出来ました。。

121系は一応国鉄末期の設計なので、一応、4人掛けBOXシートの「近郊型」スタイルを踏襲していて、旅情を掻き立てられます。。。

こいつに34分間揺られて、自宅を出てから6時間でようやく琴平駅に到着しました。。

まぁ、車でも5時間はかかるでしょうから、18きっぷの普通列車乗り継ぎはなかなかのGood Jobだと言えますね。。。



そしてJR琴平駅の直ぐ近くに有る琴電琴平駅へ行くと。。



居ました居ました~
本日乗車予定のレトロ電車。。。。

赤とクリーム色のツートンカラーの電車は、日本最古の営業用電車・・・・
大正14年に大阪の田中車両(現近畿車両)で製造された20形・23号です。

この車両は大阪鉄道(現・近鉄南大阪線)のデロ20形で、琴電には昭和36年に譲渡されやってきました。。

琴電移籍後は56年目となりますが、製造からカウントすれば92年目を迎える実は日本最古の営業用電車です。。
因みに臨時列車以外で常時運転されている日本最古の電車は阪堺電気軌道さんのモ161形の4両(昭和3年製)です。



台車も超レトロなブリル台車です。。。
よくもまぁ今まで金属疲労からのクラックも入る事無く、雨風&寒暖の変化に耐えてきたものだと感心します。。


一方・・・



この列車の高松築港方には茶色のツートンカラーのこれまた厳めしい電車が連結されています。



こちらは琴電オリジナル車としては最古の5000形500号が連結されています。。
この電車は昭和3年、大阪の加藤車両で製造されました。。

昭和3年と言えば、高松生まれの高松育ちな私の祖母が28歳で今は亡き母を産んだ時代です・・・・。

この時、祖母は既に大阪に出てきて福島区内で生活していましたが、もしかしたら、関西汽船の「くれない丸」で四国に帰省した際に、
祖母が、この電車に乗っていたかも知れませんね。。。

そう思うと何だか万感の想いで胸が熱くなります。。

まさに芭蕉が詠んだ
「月日は百代の過客にして行き交う人もまた旅人なり」な想いです。。

そして私は
「そぞろ神の物に憑きて心を狂はせ、道祖神の招きにあいて、取るもの手につかず」の状態でのこのこと四国へやって参りました。。



こちらの台車もブリル台車ですが、
大正時代の物よりかは、幾分近代的に思えます。。



古豪車両を使用した臨時列車は13時19分に琴平駅を発車し、14時36分に高松築港駅に到着します。
通常の列車は1時間で結びますので、約17分余分にかかる設定です。。



古豪電車だからと言って特別な料金は不要で、高松築港までなら普通運賃の620円で乗車できることも魅力的ですね~。



琴電琴平駅の改札は、当然自動改札ではなく、昔の田舎の駅同様、発車時間の5分前に改札を行う(それまでは改札口閉門)という方式で、後から来た通常の電車が先に発車していき、こんな状況が2回ほど続いた後、ようやくレトロ電車の改札となりました。。



そして50分程待ってようやく入場することが出来ました。。



モチロン、がぶりつき席が私の指定席なので、最前列に並んで、そこをキープします。。



こちらが昭和3年製の500号の車内です。。

内装は木目地ではなく、木材に薄緑色の塗装が施されています。。



近代化産業遺産に認定された証のプレートも貼付されています。。



日除けは「ブラインダー」や「カーテン」ではなく。。。



独特な鎧窓です。。

こちらは運転席・・・



マスコンとブレーキ弁、それにメーターが数個だけの超簡単な造りです。。



車幅が狭いため、出入り口には補助渡板が設けられています・・・。

車体も「溶接」ではなく「リベット止め」なので、20型よりもこちらの方が新しいにも拘わらず、かなり古い様な錯覚に陥ることは否めません。。

一方、大正14年製の20形23号の車内は・・・



木目を基調とした落ち着いた木の雰囲気が生かされた車内ですね。。



なんだか一昔前の阪急電鉄さんの車両の様な雰囲気です。。





そして、間もなく発車時間。。



こんな古豪電車がワンマン運転である筈がないので、当然車掌さんも乗務しています。。

動き出すと列車は昔懐かしい独特の「釣掛モーター音」を響かせて、加速していきます。。



意外と高速で走行するので、存分にモーター音が楽しめます。。

釣掛モーター車は日本では残すところ本当に僅少なので、その中でも高速走行はここ琴電さんしか味わえません。。。



(上記は引用です)

釣掛モーターと言えば、私が小2~小4の時、父も母も大病で同時入院してしまったことがあり、尼崎市立花の叔母宅に預けられていたころ、毎日東海道緩行線と阪和線の旧型国電に乗って小学校へ通っていたころの思い出でいっぱいです。



途中の駅ではファン垂涎の運行標識の架け替えサービスも。。



終点の高松築港駅には無事定刻に到着することが出来ました。。
素晴らしい釣掛モーター音の響きを聞くために、リピーターになってしまいそうです。。

因みに乗客は私と同世代くらいの男性単独行が大多数でした。。


さてさて、和歌山への帰路は。。。。



素直に瀬戸大橋線利用では面白味が無いので、今尚運航されている宇高航路に乗船してみることにしました。。



宇野〜高松の表記が懐かしいです。。

昔、四国へ渡るパターンとしては、大阪駅を23時50分頃に出発する急行「鷲羽」号に乗って未明の宇野駅に到着し、夜行連絡船に乗船して、朝一の急行列車で目的地へ向かうパターンが多かった様な気がします。。



客室はこんな感じで、意外と多数の利用客が居ました。。



そしてここでようやくお昼ご飯。。。



売店の320円也のきつねうどんとコンビニで買ったおにぎり。。

もし妻同伴だと、この食べる時間の遅さと、食べ物の選択のセンスの無さにには多分発狂していたことでしょう。。

いやぁ〜1人旅は人を気にすることなく自由気ままに動けるので最高ですね~。。

ヲタな旅するなら断然一人に限ります。。



さようなら高松~

やはり四国は連絡船に限りますね~



そしてこちらは宇野駅。。。
海岸から遠いところに移節されていて、昔の面影は全くありません。



長いホームですが、真新しい新線です。。



入ってきた車両も2両ワンマン車。。
かつて「マリンライナー」号だった車両のワンマン「魔改造」車です。。



岡山でようやくJR西日本さんに2本しか残っていない「元祖湘南色」塗装の115系のうちの1本に巡り合えました。。



座席は勿論垂直BOXシート。。

今回の青春18きっぷの旅、3回もこいつに当たり鉄ヲタとしてはラッキーでした。。

その後、帰宅するまでは大爆睡。。。
18きっぷの旅もそろそろ年齢的に限界を感じ始めているのも事実です。。

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何シテル?   06/13 21:20
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