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ラスト サンバーのブログ一覧

2017年01月28日 イイね!

出雲大社参拝・さようならズームカー(その2)

出雲大社参拝・さようならズームカー(その2)
さてさて、前回のお話の続きです。。。

元南海の、一畑3000系のさようなら運転第一日目・・・・
出雲大社前で1時間の折り返し時間が有りましたので、当然、出雲大社参拝と相成りました。。






こちらは出雲大社前駅のコンコースですが、なぜだかとてもヨーロッパ調に仕上げられています。。

教会の礼拝堂の中に居る様な錯覚に陥ります。



出雲大社はここ最近ご縁があって、毎年参拝することが出来ています。

天気予報では大雪の筈が、青空も見える好天で良いお導きがありました。。



中央の参道は全国各地の神様が通行されるところで、私達参拝者は両端の道を進みます。



正に「神々の国」日本を象徴する国旗「日の丸」が掲揚されています。

まさに神社は日本人の心の里ですね。。。



「縁結び」の神様ですので、若い女性参拝客が多いのですが、殆どの人が鳥居をくぐる際に律儀に一例をします。。

最近は「日本の習慣の再認識」が叫ばれ、参拝する時には2礼2拍手1礼の作法を守られる方が増えたことは大変いいことですね~

ただ、出雲大社には2礼4拍手1礼の作法が有り、ご縁のある方の分までとか、自分の住む地域の神様の分までとか、より多くの幸せを頂く等の様々な説があります。



こちらは「日本最大」の神楽殿の注連縄です。。



出雲大社には10月の神無月→神有月に全国から神様が集まる為、神様が宿泊するための宿舎も設けられています。。




本殿の裏側では神話に登場する「但馬の白兎」が可愛い姿で本殿を仰ぎ見ています。。



正面に回るときちんと手を合わせて拝んでいるところがとても可愛いですね~。



他にも、なぜか本を読む兎さん等も居て・・・・
出雲大社にご参拝された方は、是非裏側に回り、この可愛い兎さん達をお探しくださいね。。



僅か1時間の折り返し休憩で出雲大社に参拝することが出来、とても有意義でした。。




さてさて、14時50分に松江しんじ湖温泉駅を目指すさようなら運転電車に再度乗車・・・
女性添乗員さんが乗り込みました。。



途中の駅では、最新型(東急電鉄さんからの転入車)である可愛いデザインの「しまねっこ」電車と離合します。。



「目玉おやじ」の置物が有るのは一畑口駅・・・
眼病平癒の願いが叶うとされる一畑薬師はこの駅から5km程先にあります。



一畑口駅は平坦駅では珍しいスイッチバック式の駅になっていますが、
それはかつて一畑薬師参拝旅客のために3kmほど先まで線路を敷いていたことに起因します。
そして戦時中に不要不急路線として国から休止を言い渡され、線路施設は名古屋の名鉄さんに譲渡するという屈辱的措置で電車がはしれなくなり、そのまま廃線となってしまいました。。

折しも途切れた線路の向こう側からやってきた代替バスがあたかも電車がやってきた風に見えますね。。



一畑薬師を出ると列車は宍道湖に沿って走ります。。

宍道湖を背景に停車する元京王電鉄車・・・・・
京王さんといえば大都会・東京を走る電車のイメージが強いですが、意外と宍道湖の背景も良く似合います。。



午前中より少し天気が悪くなりましたが、のんびりと宍道湖を眺めながら走る一畑電車の車窓風景は最高です。。。



それにしてもズームカーは「前パン」と呼ばれるカブトムシの角の様な正面大型パンタが武骨でカッコイイですね~。



終点の松江しんじ湖温泉駅では「鉄道コレクション」が売られていて、思わず買いそうになりました。。。



その後は折り返しの電車に乗り、終点の雲州平田駅でさようなら列車と言ったんお別れ・・・・
ホテルの有る出雲市駅へと向かいました。。。



夕飯はホテルの隣の「BAMBOO]さんで・・・・
バンブーと言えば昔、大阪・難波で流行ったディスコの名前なのですが、何か関係があるのでしょうか???



地酒3種が味わえる3,000円のセットを注文し「独り酒」・・・
いやぁ、旅先で呑む「独り酒」は最高ですね~

私は一人っ子でしかも9歳の頃に母親も他界し、以来ずっと父親と2人で暮らしていて、基本、ひとりで居ることが殆どでしたので、「ひとり」が大好きです。。。

毎日が会社と家庭の往復ではなかなかひとりになれるチャンスは無いですから、この至福のひと時はとても貴重です。。



そしてこちらは初めて食べた地元産の「亀の手」なる恐ろしい名前の「貝」・・・
これが実に旨い~。。



翌日は再び早朝の電車に乗って、雲州平田駅にズームカーを迎えに行きます。。。

今日が本当に最後の運転日です。。



天気は生憎の雨模様・・・
丁度ズームカーが出庫の入換作業をしているところでした。。。



そして今日は2番ホームに据え付けられました。。
やっぱパンタグラフの有る側がカッコイイですね~



今日も朝から女性ファンが多数居ます。。。



最終日とあって、運転台がぶりつきも多数居ますが、殆どが私と同年代の50歳前後の人達です。。。



別れを悲しむ涙の様な雨の中、最後の「ご縁電車」との離合です。。。



みなさんも雨の中、撮影ご苦労様です。。。



稲生神社の「踏切がある参道」の鳥居群を通過します。。
この鳥居とズームカーの組み合わせも今日が最後です。。



ズームカーの読書灯がある窓越しにこの鳥居を見るのも今日が最後です。



因みに上記掲載の画像は2年前に訪問した時、女性参拝客で賑わうズームカーの中から鳥居を映したものです。。



最後の京王車との並びです。。



最後の出雲大社前駅でのひと時・・・・



先に引退して出雲大社前駅に展示中のデハニとの並び・・・・
デハニは永遠に保存されますが、ズームカーは全車スクラップにされてしまうことに理不尽さを感じてしまいます。。



そしてまた雲州平田駅まで戻り、本当のラストランまで小休止の間、サンバーに戻り、コンビニ弁当の昼食を食べます。。。
折しもサンバーの向こう側を「体験運転イベント」のデハニが走っています。。。



ガソリン代や高速代、電車賃で小遣いが無くなりますので、食事にお金は回せません。。。
「鉄」の旅に贅沢な食事は敵です。。。



ホームに戻ると新型電車とデハニが3本並ぶ夢の饗宴。。。



さあ、いよいよ本当のラストランです。。。



「だんだん」とは「ありがとう」の意味だったんですね。。。



車掌は女性のアテンダントさん。。。



都会のさようなら運転の様に大混雑&阿鼻叫喚状態にならないところがいいですね。。。



鉄道マニアだけでなく、地元の親子連れも多数乗車されています。。。

南海さんのズームカーは遠く離れた出雲の地へ行ってもこんなに人々に愛されていたんですね~



前面がぶりつきも昨日よりもかなり多いです。。






別れを惜しむ人でいっぱい・・・・・



ワンちゃんまで、お別れに来ています。。



最後の松江温泉駅の状況。。。。

ズームカーはもう二度とこの駅に戻って来ることはありません。。。



終着駅に向けた最後の力走に感慨ひとしおです。。



もうこの電車に乗りながら、宍道湖を眺めることは出来なくなってしまいます。。

そして遂に、ズームカー最後の停車駅。。。
雲州平田駅に到着。。。






別れを惜しむ人達でホームは超満員。。。

ズームカー最後の花道です。。。



ホームでは女性アテンダントさんによる、「LAST RUN SERIES 3000」のプレート獲得のじゃんけん大会が開催されていました。。



車庫に入庫したズームカーの前では撮影会が開催されていましたので、私も直ぐに帰らずそれに参加します。。



昔懐かしいダルマ型転轍機とザ昭和の電車ズームカー・・・

思えば南海高野線時代は弘法大師さんに仕えて高野山参拝の人々を運び、一畑電車では出雲の神々を参拝する人々を運んだ、正に仏と神に仕えた日本で唯一の縁起のいい電車でした。。



ズームカーの特徴だった、床下からのゴロゴロ音が出ている制御器の蓋を開けて、実際に空ノッチを入れて制御器軸を回し、ゴロゴロ音を出すという凝った実演もされていて、人々が群がっていました。。。



TV撮影も多数・・・・

このあと、私はこのNHK松江さんのインタビューを受けることになり、南海時代のズームカーを知る者として、熱くインタビューに答えてしまいました。。



もうこのあと直ぐにズームカーは解体されてしまいます。。。
部品の一部は静岡の大井川鐡道さんに譲渡されて、今尚現役の最後のズームカーの補修に使用されるそうです。。



いままで、夢をありがとう。。。。

そしておやすみ。。。。


プロフィール

「万博② (≧▽≦) http://cvw.jp/b/860472/48483870/
何シテル?   06/13 23:31
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
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