もう1ヵ月以上前のお話になりますが、水間鉄道さんから弊社にご商談を頂いた時のお話で・・・
激レアな画像についてご担当者様から掲載の許可をいただきましたので、本日公開おば。。。
1ヵ月前なので運転士さんも未だ半袖です。。
でも今はももう11月中旬になろうとしているのに、大阪では日中は半袖になりたいくらいの陽気ですよね~。
水間鉄道さんは南海電鉄さんの貝塚駅から水間観音駅を14分で結ぶ全長約5,5kmのミニ私鉄さんです。。
東京の東急さんの中古電車を使用されていますが、電車の正面になにやら独特なHHMが・・・
水間鉄道さんには、10日間、乗客が自由にデザインしたHMを10,000円で掲出してくれるというサービスが存在します。。
しかも掲出機関が終わるとHMは依頼者の手元に。。。
広告宣伝業界からの目で見ると非常に安価です!
今回撮影のデザインは「Sezaki」ファミリーのお子様3名様の画像ですが、幸せな生活を過ごされる依頼主様のご家庭の様子が伝わります。
それにこのご家族にとって、HMは一生の記念品になることでしょう。
昼間の乗客数はお世辞にも多いとは言えませんが、HMの収益が鉄道経営の一助となることは言うまでもありません。
「非常の場合はこの赤玉をお引き下さい。」の文字がいかにも昭和チック。。
しかも「佐伯工業 平成19年」のプレートはここでしか見れない激レアものです。。
剝き出しの扇風機が素敵です。。
列車はもちろんワンマン運転で発車。。
貝塚駅を南西向きに発車した列車は大きく90度以上カーブし、東へ向きを変えます。
終点が近づくにつれ、車内はガラガラに。。
あっという間に終点の水間観音駅に到着します。。
こちらが水間観音駅の駅舎で大正14年から使用されていて、駅名板も上部が左側から読む旧駅名の「水間驛」下部が現在の「水間観音駅」となっているところが面白いですねぇ。。
バブル期には沿線の土地を購入し、一時は年間20億円を売り上げていましたが、バブル崩壊と少子高齢化で大打撃を受け、会社更生法の適用となり、平成18年に大阪・住ノ江に本拠地を置くうどんの「グルメ杵屋」さんが親会社となりました。。
そしてなんと、1990年まで使用していた元南海の1201型電車が駅の片隅に保存されていました。
厳めしくも凛々しい顔つきが素敵です。。
どうやら今は倉庫として使用されているみたいですね~。
水間鉄道さんでは500型を名乗っていたようです。。
イコライザー式の台車も超レトロですが、実は1983年に先ほどご紹介の貝塚駅手前の大カーブを曲がり切れずに、車軸を折損する事故を惹起させています。。
さて、そんな苦難を経験された水間鉄道さんですが、今は鉄道再生に向けて、非常に真摯に取り組んでおられます。。
こちらはご厚意により、車庫内の見学をさせていただいた時の画像です。。
水間鉄道さんの車両は全て東急車両さん謹製で、しかもすべての車両がもう今では幻となったご覧のパイオニアⅢ(サード)台車を履いています。
関西圏内では、その昔、南海さんの6000系と6100系のみがこの台車を履いていました。。
水間鉄道さんの場合は全ての車両が関東の東急電鉄さんでこの台車を履いて活躍していた7000系車両です。
パイオニアⅢ台車は大きな外付けディスクローターが外見上の一大特色で、空気バネは車体との間の枕バネのみとし、本来なら設置される軸バネ部分等は全て緩衝ゴムを用いて簡素化されている台車です。。
構造部品が少なく、安価に造れて整備も簡単で他の台車よりも経費も工期もかかりませんでしたが、車体支持が本来の3点支持ではなく、枕バネのみの2点支持で、車体の安定が悪かったことや、車体や線路に伝わる衝撃が大きい事などから次第に新型台車に置き換えられていった台車です。。
しかしながらブレーキの応答性と性能は抜群で、運転士からは好まれる台車だったようです。
見た目がシンプルで、キラキラと光るブレーキローターが剥き出しの台車はとてもカッコ良く見え、個人的には大好きな台車でした。。
さてさて、ここからが水間鉄道さんの大サービスコーナー!!
行先表示をご覧あれ!
なんと東急電鉄さん時代の「桜木町」表記!
「渋谷」!
「日吉」!
「元住吉」!
「北千住」!
「田園調布」!
私は大阪生まれの大阪育ちな根っからの関西人ですのであまり馴染みのない行先表示ですが、まさかの水間観音駅でこんな表示が見れるなんて、なんだか見ているだけでウキウキします!
そして極め付けがこちら。。。
同じ東急さんの中古車両を使用されている弘南鉄道さんの「大鰐」もなぜだか入っていて。。
さらにそれ以上驚いたのが・・・・
「あびこ道」 ( ゚Д゚) (゚Д゚;) (;゚Д゚)
へっ?? (=゚ω゚)ノ
「あびこ道」って大阪と堺を結ぶ阪堺電気軌道さんですやん。。( ゚Д゚)
最後は水間発弘南行。。。。(≧▽≦)
こんなおバカだけど洒落た行先表示を会社ぐるみで作られる水間鉄道さん!
感激しました!!
大阪商人の「杵屋」さんが親会社になったからこそこんな柔軟な対応が出来るようになったんだなと確信しました。。
尚、水間鉄道さんは平成30年12月2日(日)に水間観音駅構内で、「笑電祭」と称した自社初の「電車まつり」を開催される予定です。
詳細はまだ掴んでおりませんが、当日は南海電鉄さんの新発売鉄道コレクション6000系の先行販売も行われるなど盛りだくさんの内容で、私も趣味と実益を兼ねてこれを求めて笑電祭に行ってみようかと考えています。(笑)
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