朝早く起きて、修善寺を参拝した後は、今回のドライブ最大の目的地に向かいます。。
天気も「曇り」予想が外れ、快晴に!
妻は雨女ですので、今日は私の勢力が勝りました。。
南伊豆に「カノー伝説」という神秘的な名を持つ里山があるのですが、この里山の一角にあるという石切り場跡が今回の目的地です。
この里山は私有地なので、石切り場に入るためにはそこを管理しているオーナーさんの許可が必要です(10年くらい前までは立入が規制されていなかったらしいです)。
なので、公式ホームページを見てアポイントを取りました。
現在は、ガイド付きの有料ツアーでのみ入山することが出来ます。
このツアーは集合場所までマイカーで行くことが必須で、バスなどの公共交通はありません。。
・・・ということで、修善寺から約2時間で集合場所に到着。。
いつものチロリアンシューズ「スカルパー」から登山靴に履き替えます。。
左がオーナーの女性で、今日の客は私達だけだそうです!
そりゃ、こんな寒い真冬に山の中に好んで分け入るのは私達、いや、わたしだけでしょう。。
妻には一応運動靴を持参するように言ってありましたが、こんな本格的な山歩きだとは伝えていなかったため、少々ご機嫌斜め。。
てか、最初に妻に伝えたら、多分ここは省略されたでしょう。。
という訳で、専任のガイドさん1人を付けて頂き、山中に分け入ります。
この日は幸い2月と言えども、小春日和なぽかぽか陽気でしたので、コートやダウンは省略でき、動きやすいスタイルでスタートできました。。
私有地ですので、明確な登山道と言うのはなくて、いわゆる獣道の様なところを下っていきます。。
そんな状況の中、早速、椎茸を見つけて喜ぶ妻。。
食べ物関係の出来事があると上機嫌になります。
よく見れば、他にも沢山食用のきのこが見受けられます。。
さらに雑木林の中に脚を進めます。。
ガイドさんは妻のペースに合わせてゆっくりと歩いてくれますし、随所で石切り場の歴史等について解説を加えてくれます。
ここが最初の石切り場。。。
昔むかし、石切り工夫さんたちが手彫りで石を削った跡が縞模様になって残っていました。。
2番目の石切り場は、そのすぐ近くに有りました。
人が2人、すれ違えるくらいの通路状になっています。。
ここに映える雑木は、地盤が固いので、その根は地上を這うという珍しい状況となっています。。
石切り場なんて、普段見ることが無いから、変な建築物ファンの妻の心を少しくすぐることが出来たみたいです。。
そして、鬱蒼たる雑木林の中をさらに進みます。。
歩いていると、意外と道が整備されていることに気が付きました。。
ガイドさんに聞いてみると、ガイドさん達自らがこの登山道の整備をされているという事でした。
そして、3番目に訪れたところが、ここの「カノー伝説」最大の石切り場です。
ここでもやはり縞模様の手彫り跡が見られます。。
あまりにも荘厳な雰囲気なので、妻も驚いています。。
海底火山が盛り上がり、その上に火山灰が降り積もって凝縮した凝灰岩は「伊豆石」と呼ばれ、昔から建築用材として重宝されてきました。
ガイドさんによるとここで切り出された石は川を使って弓ヶ浜まで運搬され、そこから海路で各地へ運ばれたそうで、西は伊勢、東は江戸まで運搬され、特に江戸ではお城の石垣にも使用されたそうです。
この石切り場も伊豆石を切り出した山の一つだそうです。
やがて明治に入ると関東の石材は鉄道が敷設された栃木県の石切り場から調達されるようになり、伊豆の石切り場は昭和に入って役目を終えたそうです。
閉山後、現在のオーナーさんの祖父がこの山を購入され、放置されていた石切り場を整備し、人が入山出来る状態を維持されるようになったそうです。
この荘厳な風景には、やはり「変な場所や建物」が大好きな妻も大喜び。。。
インスタ映えする画像を撮影しまくります。。
妻を連れてきてあげて良かったかもって勝手に思っています。。
ガイドさんに頼んで、2人の写真も撮ってもらいました。。
いやぁ、想像以上に凄い景色を見ることが出来て、大満足でした。。
見学後はまた山道を下り。。。
道路に出てツアーも終わり!
・・・かと思いきや。。
ガイドさんは地元の三島神社に案内してくれました。
ここには樹齢1,000年の天然記念物の楠木がご神木として鎮座しています。。
ガイドさんはそう言った神社にまつわることや、神々の話も教えてくださいますれます。。
私達、神社好きには、地元神社のお話が聞けるなんてことは滅多にありませんので非常に嬉しいです。。
こじんまりとしたご本殿です。。
実は、このツアーの参加者だけが、この神社のご本殿内部を見学できるという特典も付いています。。
こちらがその内部で。。
やはりこの地は京都から都落ちして流されてきて人が多かったらしく、それらの人々が京都の事を忘れるまいと、神社の柱に京都での生活を描いたそうです。。
そして、境内には例外となく「土俵」が。。
相撲は日本の国技であり、神事ですので、殆どの神社に「土俵」は存在します。。
お祭りでは子供たちが相撲をとったり、赤ちゃんの「泣き相撲」等、おおらかな行事を樹齢1,000年の楠木が見守ってくださっています。。
ここで、ガイドさんの案内は終了し、解散となりました。。
次の目的地へ向かう途中で、菜の花畑を発見!
このあたりの桜は早咲きで、後方に有る桜並木も2月中旬には満開になるそうです。。
もう春がそこまで来ていますね!
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